2020年 8月
今回は Fribourg & Treyer - Cut Virginia Plug
ロンドンは F&T(フリボーグ&トレイヤー)の4ブレンド目になりますが
このブレンドが一番評価も人気もこのブランドでは高いようです
Blackjack
Golden Mixture
Special Brown Flake
に続いての作品であり ここでのレビューとなりますが
この他にも Vintage Cut Bleded Plug というブレンドも人気が高いのですが
意外と手に入れにくいのがここのブレンドの特徴となります
いずれも バージニアに特化したブレンドになり すべてコールハスの製造になります
コールハスというと
このところのF&Tシリーズや
ラットレーのバージニアブレンドたち
Wessex(ウェセックス)シリーズ
Astley'sブレンド
HU-Tobaccoのバージニア
などを作っていますが
いずれも興味の対象は バージニアブレンドになり
どうしても ブランドは違えど 似たイメージになります その辺りは
C&D あるいは SG,GH などとは全く違う味と造りの傾向となるようです
コールハスの中でラットレーに関しては少し傾向が違うのかな・・・と思いますが
ストレートバージニア系に関しては ダークバージニアを多用する点であるとか
フレイバーの傾向であるとか味の濃さ甘さの傾向とかに似た点が見られると思います
今回のこのブレンド
比較対象としては C&DやSGのブレンド達は外れますから
似た感じのブレンドとして考えられるのは同じくコールハスのブランドちがいのものとか
オーリック製造の ゴールデンスライスド(OGS) あるいは
同じオーリック製造である ピーターハインリッヒの GS が考えられます
実際よく似た部分もあると思いますが やはり味の傾向は少し違いがあるようです
その違いを考えることがこのブレンドを考えるには良いと思いました。
こちらのブレンド 私が調達した TobaccoPipes.com においては
13.76㌦とSPDCにおける(11.○○㌦)よりも2㌦ほど割高になりますが
どうしても喫ってみたかったのでこのたびの調達となりました(いつも品切れしているので・・・)
しかし 実際喫ってみて 確かに美味いタバコではありますがその美味さは条件付きで
私の様な ナチュラルな甘さを好むものには これがそれ程美味いブレンドであるとは
どうしても思えない気がしました
着香ではないのですが 着香とナチュラルの 中間に位置するブレンドであるという
認識になり どうしても本来のタバコの持つナチュラルな安心感に欠けるのかな・・・
という事になります
それならば 7㌉缶(200g)で 23.9㌦しかしない PHGS の方が値段も半分で
美味いと思った次第になります(TPDCにおいては)(私的感想)
最初に結論を言って見たものですが
とても良く出来た喫い易く美味いブレンドであることには違いはありません
蓋を開けると
このような
綺麗なシートフレイクが出て来ますが
割と明るめのブラウンのフレイクになり
少し柔らかめで 湿気も少しあるようですが そのままでも問題なく点火できます
葉組としては もちろんバージニアだけなのですが
ゴールデンバージニア(ブライトバージニア)と
レッドバージニアというか 例のダークバージニアの混合となるようです
産地的には ブラジル インド アフリカのバージニアという事を言っている人もいますが
本当のところは未確認です
フレイバーのところを見ると
Fruit / Citrus, Vanilla
となっていますから ケーシングによる香りづけがしてあるのかな という感じですが
その他にも スパイシーな所もあって
ある人はシナモンの様なとか言われていて
クローヴ ナツメグ バジル ローリエ などの様な香りがついているといってますが
この私にはわからない所になります
しかしボウルの終盤になると少しスパイシーな所も顔を出すようですから
やはりなにがしかのスパイスが入っているのだと思います
ティンノートでは バニラの香りが少しするのですが 実際に喫ってみてもバニラの存在は
よく分かりませんが フルーツや強いシトラスの香りは強く感じます
以下詳しい 感想 となります
大きめのパイプでは少し細かくほぐしたほうが良く 小さめのパイプでは雑に解したほうが
良いと思いますし 味が濃く出てくるのはダンヒルの4番位のパイプの方が良いと思います
少し乾かしたほうが良いと思いますが そのままでもOK
点火とともに起ちあがるのは 強いシトラスの香りになりますが
レモンではなく強いオレンジの香りになります オレンジですからレモンに比べ味がマイルド
になりますが このフルーティな香りと味が結構強く感じられます
この事を称して シトラスはあまり強くないといっている人もおられますが
そんなことは決してなく シトラスとともにオレンジの味わいが強く感じられ
フルーツによる酸味もこのブレンドの強い味わいになるようです
私はオレンジといったのですが アプリコット(杏)というふうにいわれる方もいて
そうなのかな・・・とはおもいます。
ブライトバージニアのグラステイストも感じますが レッドバージニアのヘイは
ほとんど感じません それよりもやはりダークバージニアによる独特の醗酵したような
香りと甘さを感じる所になります
いつも出てくる stewed fruits という表現になりますが
あの独特のコトコト煮込んだダークフルーツのぼんやりとした甘さを感じることになります
タバコ感はそこそこありますが
タンジィなレッドバージニアの強い酸味のある甘さは感じられず
ダークバージニアのマイルドな甘さと小麦を焦がしたような独特の旨みと香ばしさを感じる
事になります
しかし このブレンドにおけるオレンジテイストのフルーティな甘さと酸味が
このタバコのメインの甘さとなってこのブレンドを支配してゆくことになりますから
どちらかといえば 砂糖の甘さというのではなくジューシーな酸味のある甘さ
ということになりトースティな香ばしさよりもオレンジジュースの様な甘さという感じです
独得の微かなスパイシーな味わいはこの甘さを後押しする刺激になるかと思われます
この事をどう見るか
という事が問題になります・・・
ダークバージニアのマイルドな甘さは シトラスチックなオレンジテイストに
覆い隠されるイメージになり ナチュラルな甘さというものよりも
タバコ本来の甘さ以外の味に覆い隠されてしまう・・・というのが私の感想
このブレンドのフルーティな甘さと香りがバージニアの甘さと重なって
一般的には素晴らしく美味しい という事なのだと思うのですが
どうも私には このオレンジのテイストが強すぎて違和感があるようです・・・
タバコ自体ニコチンも強くはありませんし 作りも丁寧で
よく出来たとても喫い易くすこぶる美味しいタバコだと思うのですが
何かこうグッとくるものが感じられません・・・
酸味もあるし垢抜けした素晴らしい甘さも存分に感じられるのですが
タバコ本来の持つダイナミズムと安堵感がないのかな・・・というところになります
難しいこと言うおっさんやな・・・
という声が聞こえて来ますが
文句なしに美味いのですが
何かこうお菓子を食べているようで
ご飯を食べたときのような満足感に欠けるのかな・・・
と言う所でしょうか
このタバコを10人の人が喫ったら
8人は美味いというと思います
しかしまた喫いたくなりますか? と問えば
その数は5人位になると思います・・・
私はその5人以外 ということになりますね
でもよく出来たタバコであり美味いことに変わりはありません
一度は喫ってみるべきタバコだと思います
そう言った意味で お勧めのタバコです
それでは また
今回は Fribourg & Treyer - Cut Virginia Plug
ロンドンは F&T(フリボーグ&トレイヤー)の4ブレンド目になりますが
このブレンドが一番評価も人気もこのブランドでは高いようです
Blackjack
Golden Mixture
Special Brown Flake
に続いての作品であり ここでのレビューとなりますが
この他にも Vintage Cut Bleded Plug というブレンドも人気が高いのですが
意外と手に入れにくいのがここのブレンドの特徴となります
いずれも バージニアに特化したブレンドになり すべてコールハスの製造になります
コールハスというと
このところのF&Tシリーズや
ラットレーのバージニアブレンドたち
Wessex(ウェセックス)シリーズ
Astley'sブレンド
HU-Tobaccoのバージニア
などを作っていますが
いずれも興味の対象は バージニアブレンドになり
どうしても ブランドは違えど 似たイメージになります その辺りは
C&D あるいは SG,GH などとは全く違う味と造りの傾向となるようです
コールハスの中でラットレーに関しては少し傾向が違うのかな・・・と思いますが
ストレートバージニア系に関しては ダークバージニアを多用する点であるとか
フレイバーの傾向であるとか味の濃さ甘さの傾向とかに似た点が見られると思います
今回のこのブレンド
比較対象としては C&DやSGのブレンド達は外れますから
似た感じのブレンドとして考えられるのは同じくコールハスのブランドちがいのものとか
オーリック製造の ゴールデンスライスド(OGS) あるいは
同じオーリック製造である ピーターハインリッヒの GS が考えられます
実際よく似た部分もあると思いますが やはり味の傾向は少し違いがあるようです
その違いを考えることがこのブレンドを考えるには良いと思いました。
こちらのブレンド 私が調達した TobaccoPipes.com においては
13.76㌦とSPDCにおける(11.○○㌦)よりも2㌦ほど割高になりますが
どうしても喫ってみたかったのでこのたびの調達となりました(いつも品切れしているので・・・)
しかし 実際喫ってみて 確かに美味いタバコではありますがその美味さは条件付きで
私の様な ナチュラルな甘さを好むものには これがそれ程美味いブレンドであるとは
どうしても思えない気がしました
着香ではないのですが 着香とナチュラルの 中間に位置するブレンドであるという
認識になり どうしても本来のタバコの持つナチュラルな安心感に欠けるのかな・・・
という事になります
それならば 7㌉缶(200g)で 23.9㌦しかしない PHGS の方が値段も半分で
美味いと思った次第になります(TPDCにおいては)(私的感想)
最初に結論を言って見たものですが
とても良く出来た喫い易く美味いブレンドであることには違いはありません
蓋を開けると
このような
綺麗なシートフレイクが出て来ますが
割と明るめのブラウンのフレイクになり
少し柔らかめで 湿気も少しあるようですが そのままでも問題なく点火できます
葉組としては もちろんバージニアだけなのですが
ゴールデンバージニア(ブライトバージニア)と
レッドバージニアというか 例のダークバージニアの混合となるようです
産地的には ブラジル インド アフリカのバージニアという事を言っている人もいますが
本当のところは未確認です
フレイバーのところを見ると
Fruit / Citrus, Vanilla
となっていますから ケーシングによる香りづけがしてあるのかな という感じですが
その他にも スパイシーな所もあって
ある人はシナモンの様なとか言われていて
クローヴ ナツメグ バジル ローリエ などの様な香りがついているといってますが
この私にはわからない所になります
しかしボウルの終盤になると少しスパイシーな所も顔を出すようですから
やはりなにがしかのスパイスが入っているのだと思います
ティンノートでは バニラの香りが少しするのですが 実際に喫ってみてもバニラの存在は
よく分かりませんが フルーツや強いシトラスの香りは強く感じます
以下詳しい 感想 となります
大きめのパイプでは少し細かくほぐしたほうが良く 小さめのパイプでは雑に解したほうが
良いと思いますし 味が濃く出てくるのはダンヒルの4番位のパイプの方が良いと思います
少し乾かしたほうが良いと思いますが そのままでもOK
点火とともに起ちあがるのは 強いシトラスの香りになりますが
レモンではなく強いオレンジの香りになります オレンジですからレモンに比べ味がマイルド
になりますが このフルーティな香りと味が結構強く感じられます
この事を称して シトラスはあまり強くないといっている人もおられますが
そんなことは決してなく シトラスとともにオレンジの味わいが強く感じられ
フルーツによる酸味もこのブレンドの強い味わいになるようです
私はオレンジといったのですが アプリコット(杏)というふうにいわれる方もいて
そうなのかな・・・とはおもいます。
ブライトバージニアのグラステイストも感じますが レッドバージニアのヘイは
ほとんど感じません それよりもやはりダークバージニアによる独特の醗酵したような
香りと甘さを感じる所になります
いつも出てくる stewed fruits という表現になりますが
あの独特のコトコト煮込んだダークフルーツのぼんやりとした甘さを感じることになります
タバコ感はそこそこありますが
タンジィなレッドバージニアの強い酸味のある甘さは感じられず
ダークバージニアのマイルドな甘さと小麦を焦がしたような独特の旨みと香ばしさを感じる
事になります
しかし このブレンドにおけるオレンジテイストのフルーティな甘さと酸味が
このタバコのメインの甘さとなってこのブレンドを支配してゆくことになりますから
どちらかといえば 砂糖の甘さというのではなくジューシーな酸味のある甘さ
ということになりトースティな香ばしさよりもオレンジジュースの様な甘さという感じです
独得の微かなスパイシーな味わいはこの甘さを後押しする刺激になるかと思われます
この事をどう見るか
という事が問題になります・・・
ダークバージニアのマイルドな甘さは シトラスチックなオレンジテイストに
覆い隠されるイメージになり ナチュラルな甘さというものよりも
タバコ本来の甘さ以外の味に覆い隠されてしまう・・・というのが私の感想
このブレンドのフルーティな甘さと香りがバージニアの甘さと重なって
一般的には素晴らしく美味しい という事なのだと思うのですが
どうも私には このオレンジのテイストが強すぎて違和感があるようです・・・
タバコ自体ニコチンも強くはありませんし 作りも丁寧で
よく出来たとても喫い易くすこぶる美味しいタバコだと思うのですが
何かこうグッとくるものが感じられません・・・
酸味もあるし垢抜けした素晴らしい甘さも存分に感じられるのですが
タバコ本来の持つダイナミズムと安堵感がないのかな・・・というところになります
難しいこと言うおっさんやな・・・
という声が聞こえて来ますが
文句なしに美味いのですが
何かこうお菓子を食べているようで
ご飯を食べたときのような満足感に欠けるのかな・・・
と言う所でしょうか
このタバコを10人の人が喫ったら
8人は美味いというと思います
しかしまた喫いたくなりますか? と問えば
その数は5人位になると思います・・・
私はその5人以外 ということになりますね
でもよく出来たタバコであり美味いことに変わりはありません
一度は喫ってみるべきタバコだと思います
そう言った意味で お勧めのタバコです
それでは また
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