問題集の選びかたですが、
まずいえることは、
①自分の70%~80%以上解けることのできる問題集を選ぶということです。
問題をやってみて一問か二問ぐらいしか出来ない問題集をやって、
残りの間違えた所を覚えていくとすると1日にそれだけで50~60ぐらいの事項を覚えていかなければならなくなります。
それらを調べる手間を考えると、とんでもない時間がかかるし、
すべて本当に自分の身につけられるか、
というと非常に疑問です。
またそんなことを毎日1年間続けていくのは大変なことで、
途中で息切れしまうのは目に見えています。
そんなことなら、初めから70%~80%ぐらい解くことのできる問題集をして、
間違った20%~30%を確実に調べて覚えきるようにしたほうがやる気も出ますし、長続きもするでしょう。
ですから、問題集を選ぶときは、まず一度解いてみて
最低でも70%以上出来る問題集を買うことです。
つぎに、問題集を選ぶときは、
②答えを見てみて解説の多いものを買う、ということです。
問題集は何のために使うかというと
“自分のわからないところを発見するために使う”のです。
そして、そこを調べて覚えて賢くなるのですから、
答えだけが書いてあって説明がなく答えがペラペラの問題集は自分が“なぜわからないのか”というのがわかりにくく、
それがわかっても、また新たにに調べるのに時間がかかります。
だから解説が多いもののほうが自分の間違いが発見しやすいのです。
では、この買った問題集をどのように使うかですが、
先程も書いたように問題集は“自分の分からない所を発見するために使う”のです。
そして、“まちがった所を調べて考えたり覚えたりしてはじめて、賢くなる。”
のですからこの2つの事がはっきりするように、問題集を使っていく必要があります。
どういうふうに使っていくかというと、まずは、
“答えは問題集に書かない。 ”
これは何故かというとどんなに簡単な問題集であっても1度やったぐらいでは
“すべてをマスターすることは、絶対に出来ない”からです。
だから問題集は、最低でも2回はします。(そのやり方は、後に書きます。)
そして、いよいよ問題を解いていきます。
①問題の読みまちがいのないようにしっかりと読んで解く。この時には、必ずどんな紙でも良いので答えを書く、
②解答を見て答え合わせをする。この時にも、赤でちゃんと丸をうち、間違ったところは赤で書き直す。
間違った答えを絶対に消さない、ということがポイントです。
しかし、たいていの人はここでやめてしまいます。
ところが、良く考えてみるとこの時点では、わかる問題とわからない問題の“仕分け”をしただけです。
問題をやり始める前とくらべて新しい知識は全然身についていません。
ですから本当の勉強はここからです。
では、次に何をするかというと
③答えのあった問題の問題集の番号もしくは解答欄にに◎印をつける。
④解説や教科書、参考書などを見て基本をマスターして理解する。
⑤理解できた問題に○印をつける。
⑥それでもわからない問題は、先生に聞く、そして、その問題は印を付けない。とこれだけのことをしておくのです。
問題集は、先にも書いたように最低でも2回以上します。
2回目からは、◎印の問題はもう解けるはずですからとばします。
○印の問題と無印の問題をやっていきます。
それで、それらの問題が解くことが出来ればまた、◎や○の印をうっていくのです。
問題集すべての問題に◎印を付けることが出来るようになれば良いのです。
ここまでやって、この問題集の中から同じような問題がでれば、必ず、100点を取れるようにしておきます。
問題集もここまでやれば絶対に1冊ですばらしい効果を上げることが出来ます。