まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

リニア「川勝知事vs金子社長」トップ会談、「川勝知事ガンバレ」のエールの中、知事の見識の深さ、対話術において金子社長を圧倒していました!

2020年06月26日 | 市政

13:25に到着する金子社長を県庁正面玄関で出迎えた川勝知事、取り囲む報道陣、そして「南アルプスとリニア新幹線を考える市民ネットワーク静岡」「リニア新幹線を考える県民ネットワーク」など20名を越える県民による「大井川の水を減らすな」シュプレヒコール。

今日の夕方のテレビ報道、明日の新聞報道、みなさんはどんなふうに受けとめていただけるでしょうか。

川勝知事は「リニア技術の高さ、新幹線建設に反対ではない」としながら、一方で、アフターコロナのリニアの社会的有用性に「オンラインの方がリニアより速い」との問題提起。金子社長は大井川の水については有識者会議で、とにかく準備工事としてのヤード建設への知事許可を、の繰り返し。

川勝知事は「仮に有識者会議で大井川の水を戻せない、水質悪化、残土が崩れる、その時に金子社長はどうしますか」。金子社長、「全ての資料を情報提供して有識者会議の判断に任せたい」という度量が欲しかったが、ただただ「技術を信じたい」の繰り返し。

川勝知事は「静岡県は一昨年の47項目の公開質問以来、水資源・地質構造専門部会、自然生態系専門部会で、全面公開の元で議論をしてきた、国交省は有識者会議を情報公開していない、一緒に公開のために手を組みませんか」。金子社長に答え無し。

川勝知事は「静岡県だけがリニアに反対しているかのように言われるが、愛知県、岐阜県、長野県、山梨県など具体的な課題があるのに、何故静岡だけ問題にするのか」。金子社長、他の工事は何とかなる、工事期間6年の南アルプストンネル、2027年に開通するためには着工するしかない、自己都合だけの主張。

川勝知事、「工事の完成まで時間があるが、甲府までリニア新幹線、特急で一番遅い身延線だけど活用し、静岡から新幹線で東京に戻るという世界文化遺産である富士山一周という大観光戦略が生まれるがそうした協力はしてもらえないのか」。金子社長「とにかく名古屋、大阪までのリニアを通すことが先」との堅い姿勢。