午前中は「教育基本法改正を考える」出前講座、午後は、「健やかな命のための生活講座」主催の青山学院大学理工学部の福岡伸一教授の「もーう!牛を食べても大丈夫?!」の講演会に参加しました。
福岡さんは、まず狂牛病という言葉がBSEという言葉に置き換えられることでこの病気の意味をわかりにくくさせている、人間が人災で牛を狂わせたのだから、この意味をしっかり確認すべきと話してくれました。
人災の第1は、哺乳類は生まれてある時期、抗体を作る酵素が作られない、それは母乳を飲むことで母乳の中の抗体が作用することで守られる仕組みがあるからであるが、これを牛乳生産優先で親子を切り離したことである。
かわりに、スクレイ病にかかった羊の肉骨粉が栄養分として与えられ、抗体作用がないままに感染した、と。人災の第2は、この骨粉は、本来、高熱高圧の下で煮沸されていたが、折りしも石油高騰で作業工程が簡易化したこと。
そのことでスクレイ病の原因物質がそのまま残った、と。そもそも哺乳類は何故、たんぱく質をとるのか、たんぱく質は消化器官でどのように吸収されるのか、という原理的説明もあり、非常にわかりやすい話でした。
そして、日本の全頭検査とアメリカの検査の違い、日本の検査の優位性など輸入が再開されている現状の問題点についても説明をしていただきました。大変、興味深く聞き入りました。これでは、とても米輸入牛は食べられません。
この講演会の後は、消費者グループ「れんげ畑」主催のエスニック料理を囲んでの生産者と消費者の交流会に参加しました。ここでは、まさに実践編、若い世代の生産者も参加していて、彼らとの意見交換はとても刺激的でした。
行政が音頭をとる地産地消の運動とここに参加する人々の地産地消運動がどこで重なって、どこで違うのか、そして世代間の連携はどうあるべきかまで、議論は発展し久し振りに興奮しました。
福岡さんは、まず狂牛病という言葉がBSEという言葉に置き換えられることでこの病気の意味をわかりにくくさせている、人間が人災で牛を狂わせたのだから、この意味をしっかり確認すべきと話してくれました。
人災の第1は、哺乳類は生まれてある時期、抗体を作る酵素が作られない、それは母乳を飲むことで母乳の中の抗体が作用することで守られる仕組みがあるからであるが、これを牛乳生産優先で親子を切り離したことである。
かわりに、スクレイ病にかかった羊の肉骨粉が栄養分として与えられ、抗体作用がないままに感染した、と。人災の第2は、この骨粉は、本来、高熱高圧の下で煮沸されていたが、折りしも石油高騰で作業工程が簡易化したこと。
そのことでスクレイ病の原因物質がそのまま残った、と。そもそも哺乳類は何故、たんぱく質をとるのか、たんぱく質は消化器官でどのように吸収されるのか、という原理的説明もあり、非常にわかりやすい話でした。
そして、日本の全頭検査とアメリカの検査の違い、日本の検査の優位性など輸入が再開されている現状の問題点についても説明をしていただきました。大変、興味深く聞き入りました。これでは、とても米輸入牛は食べられません。
この講演会の後は、消費者グループ「れんげ畑」主催のエスニック料理を囲んでの生産者と消費者の交流会に参加しました。ここでは、まさに実践編、若い世代の生産者も参加していて、彼らとの意見交換はとても刺激的でした。
行政が音頭をとる地産地消の運動とここに参加する人々の地産地消運動がどこで重なって、どこで違うのか、そして世代間の連携はどうあるべきかまで、議論は発展し久し振りに興奮しました。