PCまつばら教室の日々のブログ

授業であったこんなこと、あんなこと。教室の日常をつづります。
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Tさん、ありがとうございました

2015年02月05日 | 今日のまつばら教室

Tさんに初めてお会いしたのが、今から19年前の9月。

私が、パソコン教室(当時「パソナコンじゅく松原教室」)のオープンにあたり、

初めてのチラシを新聞に折り込んで数日後のことでした。

笑顔いっぱい、元気いっぱいの60代の女性。それが第一印象でした。

こどもたちに良質の演劇を見せたいという思いで、「世田谷子ども劇場」のお世話役をされていたり、

町内会のお役を買って出て、みなさんに慕われる、「肝っ玉母さん」を絵に描いたような素敵な方でした。

文字通り教室の第一期生として、以来19年にわたり、陰になり日向になり、教室を盛り上げ支えてくださいました。

 

そのTさんが1月24日に急逝されました。

あまりの突然のことに、お通夜に参列したあとの今でも、まだ信じられない思いでいます。

「また遅れちゃったわ~」って、ひょっこり教室に入っていらっしゃいそうで・・・

 

Tさんには、人生の大先輩として、たくさんのことを教えていただきました。

決して人を条件で判断しない、すべての方を温かい気持ちで受け入れる姿勢、

どんな時も前向きで、何事にも精一杯、でも決して奢らず、ユーモアたっぷりの人との接し方。

 

「まつばら教室に絶対会いそうな方だと思うのよ」と、

20人を超えるお友達、ご親戚、お知り合いを教室に紹介してくださり、

私たちスタッフは「Tファミリーがまた増えたよ!」と嬉しくありがたく思ったものでした。

 

いつも授業の後、最後まで教室に残ってお話をされていくのに、

1月の最後の授業のときは、なぜだかすぐにお帰りになり、

「Tさん、さようなら~」って声をかけたときに、

「またね~」って顔は見せずに、ドアの外から右手だけ振って教室を後にされた。

その「ひらひらした手」の感じが、今でも鮮明に脳裏に焼き付いています。

 

ツヤツヤしたお顔をもう見れない、生き生きとしたお声をもう聞けないことは

本当にさびしいですが、79年の人生を全力で駆け抜けたTさんのご遺志の

ひとかけらでも、教室の活動を通して、受け継いでいくことが、

彼女へのご恩返しなのだと思っております。

 

ご主人様のもとへ行かれ、相変わらず忙しくされているんじゃないかしら?と思えてしまいます。

Tさん、心よりご冥福をお祈りいたします。

19年間、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

コメント (6)
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