いち・に・山歩!! 

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『よし』・『ゆき』、我が家に住むペンギン?の「ペン太」の散策記です!

スズラン群生地、黒岳 散策記 ~2016.6.4(土)~

2016-06-04 23:57:11 | 山歩(さんぽ)2016

山梨県笛吹市(旧:芦川村)へスズランを観に行きました。
ユキさん、私、そしてトリオペン太(すみっこ暮らし、ペンギン?)の一行です!

 行程は以下の通り
5:30分台の電車
 ↓(JR横浜線)
八王子
 ↓(JR中央本線)
大月
 ↓(富士急大月線)
富士山駅
 ↓(富士急バス 芦川農産物直売場行き)
すずらんの里入り口バス停 下車 8:30
 ↓(集落を抜け、林道歩き)
スズラン群生地
 ↓(登山道)
黒岳
 ↓
広瀬・久保田一竹記念館前バス停
 ↓(富士急バス 富士山駅行き)
富士山駅
 ↓(富士急大月線)
大月
 ※夕食
 ↓
八王子
 ↓
古淵


 電車カフェ!
大月で富士急大月線へ乗り換える。
始発駅で、発車迄時間が有るので、ホームの自販機で売っていた
 「1杯ずつドリップ式で淹れる」
と言うコーヒーを1杯購入し、ユキさんと座席でコーヒータイム。
早起きで眠いけれど、静かな街も空いている車内と言うのも、ゆったりしていて何か得した気分🎵

 車内には、自転車が入った袋を持った自転車組が多く居ました。
皆何処を走るのかなぁ?

 富士山駅は富士吉田市に有ります。
富士吉田駅が富士山駅に改名する際には、静岡側とひと悶着遭ったなぁ。
あの時は「ふぅ~ん」と言った感じで見ていたけれど、その駅舎に来る事になるとは思わなかったなぁ。

 バス停から富士山を。

 山を貫く4㎞以上有るトンネルを抜けて直ぐの所がすずらんの里入り口バス停。
民家も見えず、道しかない。

 芦川の集落は、『兜造り』の家並みと石垣が特徴。
確かに兜みたいだなぁ。
 上芦川の集落を目に、右手に行きます。

 山野草…と思って図鑑を見ていたけれど、これはイタチハギ。
北アメリカ、メキシコ原産の落葉低木。
 「成長が早く、砂防用、護岸用等で植えられたり、野生化している物も有る」
との事。
林道の道脇に生い茂っており、植えられたのか野生化した物かは不明。

 アヤメを発見。
自生している株は初めて見ました。
花菖蒲やカキツバタと違って乾燥した場所でも生えます。
レッドデータブックでは、神奈川では絶滅扱い。
千葉は絶滅に一番近い1類、東京はⅡ類扱いで、絶滅危惧種です。

 イカリソウ。
これは高尾山で初めて見たんだよなぁ。
高尾周辺には多く生えているけれど、東京では絶滅危惧1種、千葉・埼玉はⅡ種扱い。

 アヤメは丁度開花時期の様で、彼方此方に咲いていました。
2人してキャッキャッ言いながら観察していました!

 サンショウバラも発見。

 サンショウバラの花と熊蜂かな?

 サンショウバラの蕾はより薔薇に似ていますね。
開花しているサンショウバラも初めて見ました。
西丹沢の国境尾根はサンショウバラの群生地ですが、開花時期に訪れた事は無かったのです。
ユキさんと観られて大喜びでした!

 久々に黄緑色の繭を見付けました。
ウスタビガの繭で、高級品なんだよね。

 クマシデの花も開花時期。
ホップみたいだよね。

 アヤメの群生。
10株位が固まって咲いていました。

 サンショウバラの大木

満開です!

 「巨大なスズラン」
と思ったら、街灯でした。
すずらんの里への道は、街灯もスズランです!

 ニシキウツギだね。
感じにすると「錦」ではなくて「二色空木」。
花の色がクリーム色から赤く変わるので「二色」。
茎の中が空洞なので「空木」と言う事。
色が変わる花は、その木だけで、様々な色が楽しめて良いなぁ。

 一輪だけオダマキを発見。
夏の花だけれど、この暖かさで春の花と初夏の花が同居しているんだね。

 道端でスズランを発見。
初スズラン。
園芸用のドイツスズランではなく、日本スズランなので、小さな花です。

 売店のスズラン荘でパンフレットを戴き、今朝作ったと言う柏餅を購入。

 スズラン荘の先の橋を渡るとスズラン群生地です。
群生地の周りには、猪除けの電気柵が張り巡らしてあります。
通る際に触れてしまいそうな場所も有って気を使ったなぁ。

 シラカンバ林は明るいなぁ。
高原の別荘地の管理された森と言う感じ。

 白い花、スズラン・・・?
じゃなくて、ササバギンランでした。
これは、近所の木漏れ日の森で見られます!
キンランは生えていませんでしたが、ササバギンランが彼方此方で見られました。

 脱皮をした蝉が葉の裏に。
春ゼミが盛んに鳴いていました。

 ベニバナイチヤクソウ。
木漏れ日の森ではイチヤクソウが生えている場所が有り、看板が設置されているけれど、花の時期に訪れた事が無い。
こちらはベニバナイチヤクソウ。
初めて見たなぁ。

 イチヤクソウは「一薬草」と言う感じで、乾燥した物が脚気等の民間薬として利用されていた事が名の由来との事。
ベニバナイチヤクソウは、山地~高山の樹林の中や草地に生えるとの事。
分布は北海道と本州の中部以北。
埼玉が絶滅危惧Ⅰ種、東京がⅡ種扱い。
と言う事は、神奈川では未だ普通に見られるのか。

 群生地の下の方は既に花は終わり。
先週のスズラン祭りの時が満開だったそうで、今週も未だ未だ普通に見られると思っていたのだけれど、開花時期は短いんだね。
でも、群生地の上の方に行くと、点々と咲いていました。

学ランペン太「スズランの群生地らしいけれど、見付からないですね」
海賊ペン太「足元に咲く小さい花と聞いてるけどよぉ、見付からねえなぁ」



 読書ペン太「あっ!スズラン発見。図鑑の説明と違って大きいんですね!」
 海賊ペン太「何処だ?何処にも見えねぇじゃねえか」
 学ランペン太「僕も藪しか見えません」



トリオペン太「おぉっ! 確かに『鈴』だ~!!\(◎o◎)/!」
海賊ペン太「揺らすと音が鳴りそうよなぁ」   


 日本スズラン。
確かによく知っているドイツスズランより小さい花で、華奢で弱弱しく見えます。
何とも可愛らしい。
でも、他の草花の葉に隠れて、屈んで観察しなければいけないので、混雑時の観察や写真撮影は厳しいなぁ。
満開でも他の花の花畑の様に、花の色に染まって…と言う感じにはならないですね。

 マイヅルソウ。
花の形が「鶴が舞っているようだ」と言う事。
この花から鶴を連想したのか。
直ぐ様納得とはならないけれど、じっくり観察し、鶴を連想する感性って良いですね。

 ベンチで先程購入した柏餅を頂きました。
今朝作ったという事ですが、手作り餅は硬くなり易いのが難点。
表面が乾燥して硬くなっていました。
まぁ、其れが手作り、自家製の餅ならではと言う事だよね。

 群生地を抜けて黒岳を目指しますが、分かり難かったなぁ。
柵沿い上に行く方と話しましたが、お互いに地図を見てもはっきり確信が持てない状態。
「まぁ、間違っていても、途中で通る筈の林道が上の方に見えるので、其処に上がれば正しい道を見付けられるだろう」
と言う事で、お話をさせていただいた男性は登っていかれました。
我々は群生地の下の方から林道に出て、道標を見付けて登山道へ。
こちらが正解のようですが、登山地図だと分かり難かったなぁ。
その後、写真の林道を渡るのですが、先程の男性が目印にしていた
 「群生地を通って登山道に入り、林道を渡る場所」
は、此処の事。
群生地から直接に登っていくのは違う経路だよなぁ。
あの道もこの林道によじ登れたと思うけれど、大丈夫だったかな?

 此処にもアヤメが咲いていて、花が出迎えてくれました🎵

 スズラン峠に到着。
この辺りからは、彼方此方で咲いている山躑躅(ヤマツツジ)を見ながらの行程でした。

 ヤマツツジも満開

 ミツバツツジを見る事が出来ました。
坪山では5月初めに山頂近くで遅咲きの物をみましたが、この付近ではこの時期でも見られる・・・。
標高もそうだけれど、気温が低いという事なんだろうね。

 スミレの花も。
平地では3月末~4月初旬の花だよなぁ。

 ちょっと分からない花。

 ユキザサ。
花を雪に見立て、葉は笹に似ていると言う事。
北海道~九州に分布。

 黒岳山頂は眺望が全く利かない。

 低木の花が満開だった。
種類は不明。

 数分で到着する展望台と名付けられた場所から。
此処からは富士山と河口湖、左奥に山中湖が見えます。

 トリオペン太と富士山!

海賊ペン太「いやぁ、よく登ったなぁ。海の男の俺でも結構な物だったぜ」
学ランペン太「殆どの時間は、ユキさんのウエストポーチの中でしたけれど…」


 此処で昼食!
フリーズドライのホタテのクラムチャウダーを。
気圧の変化でパンパンに膨らんでいます。
中身も膨らんでくれれば良いのになぁ~。

 雲が富士山を巻いて流れていきます。

 山頂の中央から右端。
山小屋などの建築物が見えます。
中腹の登山道や山小屋は分からなかったなぁ。
もっとスッキリ晴れて、双眼鏡で昔登った場所が見られれば、嬉しかったのになぁ。

 眼下の河口湖と富士山がド~ンッと見えます。
右奥には、富士山の裾に有る大室山も見えます。

 芦川に戻ると、「15時台のバスに間に合うかどうか」と言う時間。
その次は17時台のバスで、待ち時間が長い。
と言う事で、芦川ではなく、眼下の河口湖に下りる事に。
これだと芦川を15時台に出るバスに河口湖畔で乗れる計算。

 展望台から少し下った所からの富士山。
此処もなかなかの物でした。

 この下りは延々急な下り坂が続きます。
地面の土がサラサラで動く、流れると言う状態で踏ん張りが利かない。
その下の方は落ち葉が積もっていて、同じく落ち葉が動く、流れる・・・で、踏ん張りが利かない。
地面は柔らかくて膝には優しいでしょうけれど、ずっとふくらはぎや腿の筋肉、膝のクッションを使って滑らない様に転ばない様に気をつけながらの行程。
久々に筋肉痛になりました。

 途中の分岐。
三つ峠登山口入口方面への分岐だと思うのですが、御坂トンネル方面と手書きのテープが左手前方へ向かう道に付けられていました。
右は「広瀬方面」。
道には点々と『広瀬』と記された木札が有りました。

 観光バスの手前、右手が堰堤で、此処から出てきました。

 バス停到着。

 富士山駅。
駅には、お土産も売り場が有りますが、地元富士吉田市の商品が多く並んでいると良いなぁ。
吉田うどんとジャムを購入しました。

 大月で下車し、夕食に。
駅前のかつらと言う食堂で大月の郷土料理である『おつけだんご』を注文。
その他にはセットメニューと餅入り餃子を食べました。

これがおつけだんご。
「けんちん汁に餅の様に平たく丸めたすいとんを入れた物」
と言う感じかな。



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