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『よし』・『ゆき』、我が家に住むペンギン?の「ペン太」の散策記です!

行き当たりばったり 自由気ままな山歩き ~蓑毛・高取山・弘法山(後編) 2011.1.15~

2011-02-13 10:20:35 | 山歩(さんぽ)2011


 何度も歩いている道なのだけれど、この石塔の記憶が無い。
目に入っているけれど、今迄何とも思わなかったのかな?
気付いたのは、齢と共に興味を抱く物が変わったと言う事か?

 高取山への登山道に入って直ぐの所に折れてしまった石塔が有る。
折れた上部は地面に転がってしまっている上風化していて、上部の彫り物が何だったか判別出来ない。
表には判読出来ない2文字の下に「不動明王」と彫られており、後ろに「政五 壬 午歳 十一月良日」と記されている。
「政」の上は安政かな?
倒壊した上部の方に彫られているのだろう。

 道標を兼ねている様で、倒壊した石塔に此方 〇〇(判読出来ない) 小田原と彫られている。
建っている方の石塔には、他に
  「子安村二ツ橋 
     領主 木村由松
     助志 何 某  」

と彫られている。

 残念ながら石塔はこの1つしか見当たらなかった。
他にも有ったのかな?
信仰の道と言うのであれば、他にも有って良いな。
鐘ヶ嶽は、結構広い地域から寄進された石塔が建っていた。
この道は其処迄の物ではない様だ。  

 此処が高取山の山頂。
周囲は伐採作業が行われ、山全体が明るい。
この先新たに杉や檜が植えられるのかな?
それらの木々が大きくなる迄は明るい山になりそうだ。

 山頂で一休み。
咥えているのは煙草ではなくてトッポ(お菓子)です。
私は煙草は吸いません。

 山頂の西側にはNHKの電波施設が有ります。
その横手に伸びる道を下ると、麓のゴルフ場を通って下山出来たのですが、以前は藪が五月蝿い細い小道でした。
NHKの施設の周りも綺麗に切り払いがされて道を含めて見通しが良くなっていました。
実は、この施設の手前に木苺が群生しており、沢山収穫してジャムを作ってもらった事がある。
でもすっかり跡形も無く伐られてしまいましたね。
根が生きていて、また生えてくるかな?
だとしても以前の様に収穫出来るのは何年先になる事やら・・・。
う~ん、残念。

 山頂を後にして山を下っていきます。
我が家での初日の出を見る場所である聖峰への分岐を過ぎ、どんどん下っていくと山の鞍部に着きます。
因みに聖峰分岐から聖峰へは、道標によると15分。
意外と近いですね。

 聖峰の下からこの尾根道に続く道が有ったのだけれど、その道がどの辺りに合流していたのかずっと気になっていました。
この鞍部から聖峰を振り返って見ていて彼是考えていました。
鞍部を過ぎると目の前の山を登らずに山頂を右から巻く道になるのですが、山頂へ続く小道も存在します。
その入口は小枝を横倒しにして通せんぼしており、山頂を過ぎて再び巻き道と合流する地点も小枝の通せんぼが有ります。
地図によると、この山頂部に聖峰の麓の集落から延びる仕事道が合流している事になっています。
聖峰から伸びる「廃道になった道」もこの仕事道に合流していたのではないかと言うのが私の想像。
当初この鞍部辺りに繋がっていたのではないかと思っていたのですが、思った以上に急な斜面で谷も深い。
聖峰を南から巻いてそのまま登るのは結構急で、聖峰から離れて斜面の遥か下の方で谷を渡って前述の仕事道の方へ向かう方が歩き易いかと。
違うのかな?
矢張り気になるなぁ。
バリエーションルート巡りをしている方々も居られるし、誰か調べてくれないかな?
調べるのなら、藪が五月蝿くなくてヤマビルも眠っている冬が良いのだろうな。

 写真は念仏山山頂。
以前は無かった「山の名と標高が記された看板と山の名の由来や石仏の事を説明した案内板が設置されていました」 

 念仏山からの眺望。
松田の山の向こうに箱根の山々が見えました。
双子山に蒸気を上げるのは大涌谷(早雲地獄)かと。

 念仏山の石仏1

その2

その3
 石仏と言うより、石柱、石塔と言った方が正しいか。
祠たお地蔵さんの前には最近置かれた小さなお地蔵さんが並んでいます。
おもちゃみたいな小さな小さな物で、地元の方が置かれたのでしょう。
年代等が彫られた跡は分かりませんでした。

 その根元にカンアオイを発見。
花も付いていますね。
弱い植物なのだけれど、細々と残っていた様です。
カンアオイが普通に山域全体で見られ、ギフ蝶が普通に飛び交う場所になったら良いのになぁ・・・。

 念仏山を後にし、尾根伝いに下って行くと善波峠(ぜんぱとうげ)に出ます。
其処に鎮座しているのが写真の石仏達。
残念ながら風化が激しくて頭が無いのが大半。
風化が原因で、盗難や破壊でなければ良いのだけれど、人里が近いから何とも言えないなぁ。
残念なのは、右手の説明看板の文字が薄れて判読不可能な事。
この石仏や峠の事を記してあった様な記憶が有るけれど、記憶が曖昧で・・・。

 善波峠から東西に伸びる尾根を左に行けば鶴巻温泉へ、右は弘法山を経て秦野駅へ行く事が出来る。
この日は右に行き、弘法山へ向かった。
写真は立て直された本堂。
 
誰も居ない山頂には、5匹の管理猫が。

1匹の猫がベンチから下りて左手の猫の方へ。

左手の猫はプイッとそっぽを向いて他のベンチに。

 「う~振られた!」

と、テーブルの足を掻き毟って気持ちを紛らわす猫さん。

ほのぼのです♪
 弘法山山頂には、他にも鐘突き堂や謂れの有る井戸の他にトイレも有ります。
 尾根伝いに東に向かうと有るのが写真の展望台。
この日は登りませんでした。

 展望台の下からの眺望。
市街地が良く見えます。
散歩に良い場所ですね。
うちの近くにもこう言った高台が欲しいなぁ。

 少々急な道を下ってトイザラスの前に出ると山歩きは終了。
秦野駅迄は20分位有り、途中に弘法の井戸と言う名所も有るので、寄ってみるのもお勧めです。
この日は途中で道を間違えて日没になったので寄りませんでした。

 写真は無事の下山を祝っての「バンザイ」と言うか「伸び」と言うか。
でも、ふくらはぎがプルプルしていたのは御愛嬌・・・。
もっと鍛えないとね。



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2 コメント

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猫元気 (attaka22)
2011-02-24 21:05:28
弘法山の猫たちは元気でしたか。
私は弘法山までは歩いて30分ほどの権現山の中腹に住んでいるのですが、最近忙しく行けていません。
そろそろ暖かくなりそうなので、春の雰囲気を探しに出かけたいと思っています。
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実家の猫とは大違いで・・・ (よし)
2011-03-03 07:39:42
 attaka22さんようこそ。
弘法山~吾妻山の尾根道は、ちょっとした散歩にも良いコースですね。
権現山の中腹に御住まいとの事で、直ぐ近所にそう言った環境が有ると言う事が羨ましいですね。
でも、近くに有ると「何時でも行けるから」とか、「極普通の風景」と言う事で逆に足を運ばないと言う事もありますね。
私の場合「近所の森」がそう言った存在です。

 猫達は元気でしたよ。
1匹の目の色が変わり、ベンチから離れたのを不思議に思って見ていたのですが、水場に水を飲みに来た野鳥に抜き足差し足で近付いていったり、訪れる人々に別段興味や警戒を示さずにベンチに集まってのんびりと時間を過ごしていたり・・・。
餌をあげる人や優しくかまってくれる人、見守ってくれている人が多く、危害を加える様な人が居ないと言う事なのでしょう。
私の顔を見ると逃げ出す実家の猫とは大違いです・・・。
危害を加えた記憶は無いのになぁ・・・。
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