『毎週（金）は“タイヨウのうた”の日～っ！ ～感動の最終話～』

『私は…、歌いたい…。』

気管支の手術を回避する決断を下した“イレーヌ”は、
死を賭してステージに立つことを選択した…。

そして…、
コンサート当日…。

“イレーヌ”は控え室で気管支発作を起こす…。

顔面蒼白な“イレーヌ”…。

それでも彼女は『夢』を叶えたくて…、
仲間と一緒に、一歩、一歩、ステージへと向かう…。

『神様、もう少しだけ…。』

しかし…、
出番を待つ奈落の底で、
遂に気管支発作の苦しさのあまり
床に倒れこむ“イレーヌ”…。

『“薫”…。』

“イネーヌ”を抱きかかえる“山田くん”…。

その腕の中で…、
途絶えそうな息の“イレーヌ”は
“山田くん”に問いかける…。

『もう少しだったのに…。
　私…、やっぱり…、タイヨウに…、嫌われてるのかな…。』

『そんなこと無いって…。』

必死に“イレーヌ”を称える“山田くん”…。

だが、最後に一言…、

『“孝治”…、ありがとう…。』

そう言い残すと…、
さらに呼吸困難に陥った“イレーヌ”の息は絶えた…。

精一杯『夢』を見て、精一杯『人』を愛した“イレーヌ”の生涯は、
安らかにここに幕を閉じた…。（享年十九歳）


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その後…、
“イレーヌ”の遺作『♪タイヨウのうた』はＣＤ化され、
たくさんの人々の心の中で
彼女の♪歌声がいつまでも残ることとなった…。


追伸）

ナンだか最後は…、
詩集『１リットルの涙』の発刊により、
主人公“亜也”の想いが
いつまでも人々の心の中に残った展開に似てた…。


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～来月からのこの時間は…、“長澤まさみ”主演『セーラー服＆機関銃』です…。～