病院の休み時間中に、じゃじゃを入院させた。
夜7時頃、手術が無事終わったと連絡が入った。
良かった…心底そう思った。
それから数時間後、再び連絡が入った。
???
実は、麻酔が覚めた時に暴れ、傷口が開いてしまい再手術したと…。
今は麻酔が効いてるが、再びこの様な事があると・・・。
輸血用の血液も足りなくなるかもしれません。
もし他にも猫がいるなら輸血の為に連れて来て欲しい…と言われた。
気が動転しながらも、またさんを連れて病院へ向かった。
横たわってるじゃじゃに管が繋がってる。
口は酸素を送る為、開かれている。
その開けられた口から、舌がだらっと垂れ下がっている。
説明を聞きながら、じゃじゃのアゴの辺りを撫でていた。
じゃじゃの手触りは覚えてるが、先生の話はよく覚えてない。
突然、じゃじゃに噛まれた。
麻酔が覚めてきたらしいと先生が言った。
またさんもじゃじゃの為に入院する事になった。
帰る時、じゃじゃに噛まれた指から血が出てるのに気付いた。
こんなに本気噛みされたのは初めてだった。
この家の中に猫が1匹も居ない夜も初めてだった。
きっと大丈夫・・・と思いながら夜を過ごした。
朝早く、病院から電話が来た。
残念ですが・・・この後は、はっきり覚えてない。
家を出たら雨が降ってた。
やけに冷たい雨だった気がする。
またさんと、空のキャリーとダンボールに入ったじゃじゃを連れて帰って来た。
1人では持ちきれるはずもなく、病院の方に手伝ってもらいタクシーに乗った。
またさんはかなり血を抜いたのか、大量の点滴?のために痛々しいほど首のあたりが膨らんでる。
じっとして動こうともせず、触ろうとしたら威嚇された。
こんなまたさんは、見たことがなかった。
じゃじゃの体は包帯でグルグル巻きになってた。
見た目はじゃじゃなのに、なぜか動かない。
不思議な感じがして、触ってみたら冷たく硬かった。
数時間前までニャァと鳴き、甘えて擦り寄ってきたのにな。
もう、抱く事もできなくなってしまった。
助かって欲しくて手術をしたのにな。
5年経っても以外と忘れないもんだ。
今日は寝れそうに無い…かな。
これは2003年のじゃじゃ(♀)の写真。
生きてれば、またさんと同い年だ。
今思えば、じゃじゃは凄い美猫だった…と、思う(笑)。
人間がかなり苦手だったらしく、誰か来るとすぐに隠れてしまう。
そのくせ、物凄い甘えん坊だった。
またさんにべったりだった。
いつもまたさんの後を追ってた気がする。
今思えば、じゃじゃは破壊神だったのかも(笑)。
家中の引き戸がお化け屋敷並みに、しかもすべてボロボロになった(苦笑)。
ほんの数年で家の中から引き戸が全部消えた。
捨てざるを得なかったのだ(苦笑)。
畳も絨毯も無残に…フローリングにするしかなかった(笑)。
ソファーも猫がいる間は置かない…と、強く心に決めた(笑)。
お気に入りのマイセンやバカラのグラスをすべてただのガラスくずにしてくれた。
家具は全部、爪の痕(笑)。
それでも、凄く楽しかった。
じゃじゃの運動神経は良過ぎた(笑)。
ある日、突然こんな光景が…炊飯器の中で熟睡中のじゃじゃ(笑)。
この炊飯器は、冷蔵庫の上に置いてあった。
高さは1.2~1.3㍍くらいあったと思う。
じゃじゃは軽々飛び上がれた。
右の写真の茶色の物体は、またさんだ。
この時またさんは、炊飯器に居るじゃじゃに向かって何か鳴いていた。
しょうがないから、またさんを抱き上げたのを覚えてる。
またさんは、どうあがいても飛び上がれない高さだ(笑)。
不思議と、ついこの間の事のように覚えてる。
2004年の今日、じゃじゃを乳腺腫瘍の手術のため病院へ連れて行った。
もう、5年も経ったのか…と思う。
またさんは、寝る時必ずといっていほど腕枕で寝る。
これを見て思い出したけど・・・前はいつもじゃじゃと2人でくっついて団子みたいになって寝てた。。。
寝る時、心地良い温もりがあるかどうか・・・大事な事だと思う。
最初に、またさんがやって来た。半年ぐらいして、じゃじゃがやって来た。すぐに仲良しになった2人。いつも一緒に寝てた。
数年して、ポーがやって来た。賑やかな日常。
最後にやって来たポーが居なくなった。
そして、またさんとじゃじゃだけになった。何をするのも一緒だった2人。寝る時は必ず2人。
そんな生活も2ヶ月しかなかった。じゃじゃは旅立ってしまった。
またさん、言葉を言わないから分かんないけど・・・やっぱり、寂しい・・・のかも。
今まで当たり前のように存在していて温もりを持った柔らかい存在。。。とてもしなやかで、素早く、鋭い牙を持ち、心優しい野生児。
帰ってきた時は・・・温もりも無く、かたく閉じられた瞳、動かない長い尾、硬い体、しっかりと巻かれた包帯・・・うっすらと滲んでいる・・・。
あの姿、またさんも見てた。 匂いを嗅いでいた。 もうじき5年。
またさん。。。これからも毎日、腕枕で寝ようね。 これからの時季、ちょっとキツイけど。。。(笑)
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まだ3にゃん時代だったころの写真。
もう6年くらい前に携帯で撮ったもの。カメラ付き携帯の出始めた頃。画像は直してみても私にはこれが限界。。。
じゃじゃは気が付くと冷蔵庫の上にある炊飯器の中に居た(笑)
始めてその光景を見た時は、絶句したものだ(大笑) まさに・・・な状態だった。
何が起きてるのか分からなくて、その場所に突っ立ってたなぁ(笑)
少し前に猫鍋が流行ってたけど、それより前の事だったから ただひたすら呆然。
なにやってんだぁ??? でも・・・かわいぃ・・・(親バカ) 米?どうしょ? これで炊くのはイヤだ・・・ 無理。
どかないし、それより気分的にも・・・。でも、こんな顔で見つめられたら・・・炊飯器ぐらい好きにさせちゃうょ。。。
こうして、ある日突然じゃじゃは炊飯器のベッドを手に入れた。
わずかに首を傾げる姿によく騙されたもんだ(笑)
この頃からじゃじゃが亡くなるまでうちで米を炊く事は無かった。
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