Farm note 社の牛群管理ソフトを昨年から使っている。
この会社の製品に「Color」という製品がある。
これは、牛の首に加速度センサーを括り付けて、反芻の回数や時間などから
その日の活動量を検出して、発情を発見・判定させようという製品。
以前からあった製品ですが、主にフリーストール(放し飼い)の牛群が対象で
ほぼ100%に近い発見率だとか。
しかし、私のところの牧場は係留式。
牛が移動しない分、フリーストールと同じアルゴリズムの人工知能では
発情を補足できる訳がありません。
がっ、昨年12月に、新たに係留式の牛群に対してのアルゴリズムの人工知能が
Farm note 社から発表になった。
Colorは、お試しで使用可能とあったので、ぜひ、お試しをしてみたいと乞うていたら
先月、北海道のFarm note 社が来て、Colorとゲータウェイ(クラウドコンピュータと通信をする通信機器)を
取り付け&設置をしてくれた。
1台のゲータウェイで、牧場全体の牛群のColorと通信ができると判明(なかなか優秀)。
体制は整いましたが、Colorが牧場の牛個々の特性を理解するのに学習期間が必要とのことでした。
また、現在のColorの係留式での発情発見率は6割程度とのことで
Colorのアルゴリズムが成熟するにはまだまだ相当のデータが必要なようです。
当分の間、私の牧場の牛群でデータの取得・供給になるのかな。
いずれにしても、ぜひColorを育てて活用できるようにしたいですね~~。
そんな折、今朝Farm note の管理ソフトの画面を開いたら、お知らせが来ていた。
開くと、昨日から発情だったと
そこで、活動量を開いて確認してみたら
こんな感じで(赤い線で囲まれた範囲が発情期間と言っている)、すでに発情は終了していた。
そして、朝、出血を確認した。
発情だったのは間違いない事実で、Colorが発見できたということ。
ただし、発情時間が7時間しかないのはあまりにも短すぎるので
本当はもっと前、グラフでいうと3/2の次の谷間のあたりからだったのではないか?と思われる。
いずれにしても、もうちょっとお勉強してもらうのかな。(^^;
まあ、前回は見当違いの時期を発情って判定していたから、一歩前進でしょう。
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