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小数点以下を処理する関数について

2010年09月19日 | 日記

質問がありましたので考察してみます。

 小数点以下をどのように処理したいかで もちろん使う関数は違ってきます。

 

 まずは、切り捨てから...。

小数点以下を切り捨てる関数は、INT関数、TRUNC関数、

ROUNDDOWN関数です。

 

INT関数は、=INT(A1/B1) というような使い方で、

 小数点以下をバッサリと切り捨てます。


 A1=20、B1=3 であったとします。

普通に割り算させる =A1/B1 のときには6.66666667 と返されます。

割り切れない最後はExcelが勝手に丸めてしまいます。

これは、適度なところで計算をやめないと永遠に計算をし続けてしまう為

 このような途中でやめる処理(丸めると言います。)になります。

これを、INT関数で囲んだ式 =INT(A1/B1) にすると小数点以下が

切り捨てられて 6 と返されます。

 

 TRUNC関数は切り捨てる位置を指定できます。

書式は以下のようです。

 =TRUNC(数値,[桁数])

 

書式の数値のところに式を作ります。

桁数は、正数で指定すると小数点以下の指定

負数で指定すると整数の桁の指定になります。

 たとえば、=TRUNC(A1/B1,3) のような式で桁数を 3 と指定しますと

 6.666 と小数点以下第 3 位までの答えが返されます。

つまり、小数点以下第 3 位より下の第 4 位の桁数は切り捨てになります。

 負数で指定した場合は、=TRUNC(2000/3,-3) のようだとすると 666と返されます。

 

 0で調整する場合は、=TRUNC(A1/B1,) でもいいですし、

 =TRUNC(A1/B1) これでもOKです。

  

 ROUNDDOWN関数はTRUNC関数と同様の使い方です。

書式は =ROUNDDOWN(数値,桁数)

書式の数値のところに式を作ります。

桁数の指定はTRUNC関数と同じです。

実際の式は以下のようです。

桁数の指定で0で切り捨てる場合は =ROUNDDOWN(A1/B1,) でもOKです。

ただし、=ROUNDDOWN(A1/B1) この式はNGです。

 

小数点以下を四捨五入は...。

ROUND関数を使います。

 

書式は =ROUND(数値,桁数)

書式の数値のところに式を作ります。

桁数の指定は、表示させたい桁数の一つ下が四捨五入されます。

=ROUND(A1/B1,1) の場合は小数点以下第1位が表示され

第2位が四捨五入された 6.7 と表示されます。

 負数で指定すると、表示させたい整数の桁数の 一つ下が四捨五入されます。

 =ROUND(2000/3,-1) のような式であったとすると

 10の桁が基準になって四捨五入され 670 と表示されます。

0 の桁が基準の場合は =ROUND(2000/3,0)でも、

=ROUND(2000/3,) でもOKです。

ただし、=ROUND(A1/B1) この式はNGです。

 

少数点以下を切り上げたい...。

 ROUNDUP関数を使います。

書式は =ROUNDUP(数値,桁数)

書式の数値のところに式を作ります。

 桁数の指定は、表示させたい桁数の一つ下が切り上げされます。

=ROUNDUP(A1/B1,1) の場合は小数点以下第1位が表示され

第2位が切り上げされた 6.7 と表示されます。

桁数の指定は他のROUND関数系と同様です。

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