和牛受精卵を作ってくれと頼まれ、実際に採卵をして、卵1個づつストローに詰めてもらいました。
採卵自体は、38個採卵出来て、その内Aランクが32個、Bランクが4個、2個は使えない卵でした。
採卵で36個も採れたのは最高記録です。
こんなに採れるとは、、、予想をはるかに超えていました。
一般的な平均だと、10個以下なんじゃあないかな。
さて、ここで問題が、というか昨年から分かってはいたのですが
牛の精液と受精卵を譲渡するには
家畜人工授精所を開設しなくては譲渡(販売)ができないように
法律で厳しく制限されてしまったのです。
ならば人工授精所を開設しようと...。
申請先は、地域の家畜保健衛生所です。
必要書類はダウンロードして作成。
書類はパソコンで作りますので、すぐにできますよね。
開設条件の中に、外から液体窒素のボンベが見えないこと
鍵をかけて持ち出せないようにすることとなっていました。
これはもうロッカーを手作りするしかないかなと(市販で丁度いいのなんてないですからね)
かなりな大物ですから図面から作成しました。
これが無いと無理。
出来上がりはこんな感じです。
材料の木材を調達するところからです。(^^;
今回は5.5㎜のベニヤ板を壁面に(扉も)
できるだけ切る回数を少なくしたいので、長さ1820㎜のベニヤを横幅を決めて縦カットのみ
カインズホームでカットしてもらいました。
細かいところは自分でカットするしかないんですが...。
まずは骨格から
これを組み立てます。
横と背面の板が取り付けられたら、扉です。
扉を作成。
下の画像は、箱に扉を合わせてみたもの(なんか変なものを想像しちゃいますが...)
底面は、ボンベの重さ(27㎏)に耐えるように補強が入れてあります。
扉を付けて立ち上げてみた画像。
観音開きにしてみました。
というかそうでないと使い勝手が悪くて。
鍵がかかるという条件なので、しっかりと鍵がかかるように作りました。
実際に設置した画像
こんな感じで使っています。
この木製ロッカーの中が人工授精所です。
ロッカーを開くと
液体窒素のボンベがジャストサイズに収まっています。(^^)v
すっごい時間が掛かりました。
年齢のせいか、2時間くらい作業すると疲れてしまって、、、
あとは明日でいいやなんて。(^^ゞ
なので日数が、、、いっぱい掛かって。
2週間くらいかな。(他の要件や仕事もあるしね)
時間数にすると30時間くらい。
かなりな労作です。
若い時はシャカシャカ出来たんだけどな~。(-_-;)
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