11/30(土)
午後から時間があいたので、鎌倉方面に向かって走ります。
今日はどうするかな~、久しぶりに大楠山か武山にでも行くかな~、
などと、のんびりのんびり走っていたら、すっかり気分がお散歩モードになってしまったので、
鎌倉を自転車散歩することに決定しました。
北鎌倉に差し掛かる頃には、既に車は大渋滞。
両脇の歩道は溢れんばかりの人、人、人。
そして実際歩道から溢れてます。
鶴岡八幡宮から折れて、海に向かって走ります。
長谷に行ったら右も左も、どこもかしこも人の列。
鎌倉の大仏までの道も、車の渋滞と人の列。一体何のブームかと。
で、大仏をすぎたら、
寒々しいくらい、誰もいなくなりました・・・。
大仏トンネルです。
山側から海に向かって進みます。
ここら辺はずっと日陰・・・。
坂道を登っていくとピークの手前にまたトンネルが出現しました。
夜に出現したら相当ビビると思います。
トンネルを抜けると日向側。
トンネル出口で止まって、ぶと横を見るとなにやら工事現場のトラ看板。
その奥に・・・。
まさか旧トンネル?
いやいやこれは鎌倉に多い素掘りの横穴かと。たぶん・・・。
そこから坂道をどんどん下ります。
前からも車がやって来たので、おそらく極楽寺あたりにつながっているのでは。
先へ進むと、、「この先水路あり」と書かれた看板・・・。
水路をわざわざ知らせるには理由があるはず・・・、と思っていたら、
コレはすごい。
さっきすれ違ったワンボックス、よく通ってこれたな・・・。
不気味トンネルの先に、脱輪トラップですよ。
その先の小学校がある交差点を左に折れます。
どんどん進むと結構急な坂道がでてきました。
そして、20%くらいはありそうな坂を登った先には、ちょっとした広場がありました。
そして行き止まり。
ここは長谷の貯水池だそうです。
この先は立ち入り禁止。
振り返るとなかなかの景色。
冬は天気が良くて風が無いとあったかいですねぇ。
あとから登ってきた老夫婦のおじいさんに、
「すごいとこ登ってくるねー」と話かけられて、少し立ち話。
その急坂を下って、極楽寺に向かいます。
慎重に下ります。前転して大恥かかないように。
江ノ電の極楽寺の駅に到着。
極楽寺も観光の皆様で賑わってます。
その後、坂ノ下方面に下り、御霊神社に到着しました。
江ノ電のエリアらしく、踏み切りを渡らないと神社に入れません。
そしたら、踏み切り手前で演歌の中古カラオケテープを売ってるオヤジさんが、
魚屋さんみたいなガラガラの声で、話しかけてきました。
「コレどれでも100円。どれでもいいよ。もう聴かねえからさ~。」
足元には演歌のカラオケテープが山積みになってます。
「エンカ」 「カラオケテイプ」・・・。
突っ込みどころ満載ですが、さすがに買うやついないだろ、と思いきや、
代金を入れる箱に、900円入ってます。(マジですか。)
呆然と眺めていると、
「自転車はここに置いていきな~。写真取るならさ、電車が踏み切りに入った瞬間と、
踏み切りを出て行く瞬間を取るんだぜ。」
「は・・・、はい、分かりました。」
踏み切りに入った瞬間。
通過中。
踏み切りを出る。
おっちゃんの言いつけ通り撮って、見せたら、
「これだな、最初のがいいよ。これがいい。」と言われたので、
「ありがとうございます。」と答えておきました。
結局、神社の境内には入らず、自転車に乗って近くを散策に行きます。
ここらへんの踏み切りはこんな感じ。車が通れません。
家ギリギリを電車が通っていきます。
玄関出たら、すぐ線路。
これ引越しするときとかどうするんだろう・・・。
路地を通って、
海に出ました。
近所をぐるぐるしてたら、再び御霊神社に辿りつきました。
せっかくなので、お参りします。
みなさん順番に拝んでいたので、自分も同じように並んで待ってたら、
前のカップルが3分ぐらい拝み続けてたので、イライラを通り越して、
なんだか怖くなりました。
ゆっくりゆっくりと江ノ電が通過します。
12分おきに通るそうです。
鳥居を出るとあの演歌のカラオケテープのおっちゃんにまた会いました。
「演歌のテープどうだい。」
おっちゃんはワタクシのことを忘れてる様でした。
「コレ、100円で売ってたけど、タダでいいから持ってきな。」
タダになってる・・・。
なんだか面白いおっちゃんなので、テープを買ってあげたくなりました。
「どれでもいいぜ!好きなの持っていきなよ!」
「いえ、買います、買います。」
藤あや子とか山川豊とか、サブちゃんとかがありますが、知らない曲ばかりです。
世代と再生メディアが今と違いすぎて、何を目的に選んでいいのか、わかりません。
ふと、目に入ったので、「あ、鳥羽一郎・・・。」とボソッとつぶやいたら、
「おう!鳥羽一郎か!鳥羽一郎は一本しか無ぇんだよな!ほい!」
とカセットを渡されました。
「泉州春木港」
(うっわ、全然聞いたこと無い曲だ・・・。(汗))
「あ・・・、じゃあコレ。」と100円を渡すと、
「ほい、ありがとう!じゃあオマケにもう一本!」
と言って、鳥羽一郎のカセットをもう一本渡されました。
(さ、さっき一本しか無いって言ってたハズでは・・・。(汗))
別れ際、おっちゃんはご機嫌に手を振ってくれました。
ありがとう、おっちゃん。
愉快なおっちゃんとお話したい方は、御霊神社の近くに行きましょう。
カセットテープのデッキが無いとか、そもそも、そんなテープなんて欲しくないとか、
そんなの関係ございません。
なお、嫁に「お土産、ほれっ」と渡したら、「なんやコレ!」とキレ気味に返されました。
ちなみに、下の画像は2~3年前にやってた中井貴一と小泉今日子のドラマ、
「最後から二番目の恋」のロケ地(住んでた家の設定)。
坂ノ下にあります。
(ドラマ当時と門の扉が変わってますね)
ちなみに、会社で上の画像を見せたら、40代以上はもの凄く反応しましたが、
20代・30代は「そのドラマ見てません。」でした。
なるほど。
海沿いを西に進みます。
江ノ島に空と太陽。 美しい。
辻堂にて。日が沈んでいきます。
富士山が見えます。
帰りに辻堂のテラスモールの自転車屋さんに寄って、新しい携帯空気入れを
購入して帰りました。
今日はのんびりとしてて、楽しい一日でした。
山の探検も、のんびりポタリングも、気ままに出来るマウンテンバイクって
素晴らしい。
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