Southride(サウスライド)

マウンテンバイクとダックス125

サウスライド

蔵王・天王寺穴原湯ツーリング

2009年06月24日 | オートバイ


万世大路を走破したので、疲れました。あとは観光地を流すツーリングになりそうな予感がします。早めに帰るのもいいかも。けれど蔵王には行かねばなるまい。

遠刈田温泉を過ぎると大きな鳥居が現れます。これまで走ってきた国道457から蔵王へ向うには、この鳥居へ向かって左折して、県道12号線へ入らなければなりません。鳥居があるってことは蔵王って霊山でしたっけ?

途中、「滝見台」という看板を発見したので寄ってみます。コンパクトデジカメなのでズームには限界がありますが、最大でこのとおり。これは三段の滝です。

・・・ウナギとカニの壮絶な戦い・・・。

ちなみにこの滝見台から見える滝は二つあります。上の不動滝と下側の三段の滝。こっちの滝でもウナギとカニの壮絶な戦いがあったらしいです。蔵王のウナギとカニは相当仲が悪そうです。
蔵王のお釜に着きました。

蔵王のお釜の手前には料金所があって、ここを通らないとお釜を見には行けません。しかしなんですね、絵葉書を見ているようで、不思議と今一つ感動がありません。栗子隧道の刺激が強かったせいかもしれません。

まるで火星。ロケができそうです。
お釜より、こっちの雪の壁の方が新鮮でした。

黒部立山アルペンルートっぽいですね。行ったことはないですけども。

今日は山形まで行って、西蔵王の公園内にあるキャンプ場に泊まります。いいとこなんだけど、池にはさまれていて、夜は怖そうな立地です。やっぱりキャンプ地は見晴らしが良いとこがいいですね。谷よりも尾根。空の広がりが大きく、じめじめしてない事が必須。明日は雨の予報。テントを畳むまで、天気が持つことを祈りましょう。


翌日。
夜半過ぎから降り出した雨は朝になってもやみませんでした。テントを抱えて炊事場まで行き、乾いたコンクリの上で畳みました。比較的清潔な炊事場で助かりました。

今日は帰るだけの日になります。ラジオのニュースを聞きながら今日のルートを考えます。気温はここ二日間より下がってきてます。高速は寒くて辛いかもしれません。

山形市内から国道286へ。山形自動車道を横に見ながら、冷たい雨の中を進みます。

あまりにも道が細いんで、こりゃ国道じゃないなと確信しかけた頃、笹谷峠に着きました。朝7時台とはいえ国道です。けれど峠までくるまは一台も見かけませんでした。笹谷峠は霧の中でした。

走ってたら絶対読めませんね、これ。警告のオンパレードです。それにしても寒いです。どこかで温泉にはいって温まりましょう。最初は秋保温泉に行こうと思ったんですが、行きに見かけた遠刈田温泉を思い出したので、神の湯に行き先を変更します。

ところが、ようやく辿り着いたら清掃中でした。早朝の営業時間中のはずなのに。じゃあ、もうひとつの寿の湯はどうだと向かったら、これまた清掃中です。う~む。

それならばと、福島市内の健康ランドを目指しましたすが、これも営業時間前。頼むよカッパ~。さすがに雨の中あと40分は待てません。走っても走っても温泉に入れません。こうなりゃ意地です。ツーリングマップルで近所の温泉を探します。ありました、ここに行こう、天王寺穴原湯。(ところで何て読むんでしょうか)

迷いながら何とか辿り着きました。受付のおばちゃんに「雨の中バイクは大変やろねぇ」と労わりの言葉をいただきました。脱衣所で地元民らしきおじさんがベンチに座って涼みながら、「熱いわ~全然冷えへん」と繰り返してます。張り紙には「観光客の皆様の為に、湯の温度を低くしていただきますよう、ご協力ください」とあります。なんだか熱そうですねこりゃ。でもおじいちゃん普通に入ってますし。

じゃ。入りましょか・・・。

熱!!あつい熱い、熱ー!あつい。もんすご熱い!ていうか痛い。

湯温計45度オーバーって! ちょい待ち、タンパク質固まりますよ。温泉来たのに、目の前にお風呂あるのに入れないとは・・・。そんなワタクシの様子を見かねたのか、やさしいおじいちゃんは水を足してくれました。「慣れじゃ、慣れ」とおじいちゃんはおっしゃいます。水の蛇口のそばに行っても熱くて5秒も持ちません。それでも、人間て凄いですね。なんとか入れるようになりました。やっぱ慣れですね。慣れ。

熱くて頭おかしくなりそうになったけど。

帰り道、気がついたら国道13号線、現代の万世大路を走ってました。今回は縁がありますね、万世大路。

福島飯坂ICから東北自動車道に乗ります。ここからの家路が長い。雨降ったり、晴れたりする空模様の中、淡々と走って、東京へ着きました。東京は、曇ってぼんやりと霞んでいました。

 旅は一人で行くのがいいですね。旅行はみんなでね・・・。