卓球の試合で、実際に対戦相手がイップスになった時の状況です。
ゲーム中盤から対戦相手が小刻みに手が震え出したのです。大事な場面だったため、緊張極度に達して急にラケットが思うように振れない状況になったようです。
この時の対戦相手は「サーブが正常に出せない」「ラケットが振れてない」「身体の動きが極端にスローテンポ」になっていました。
「おやっ、変だぞ?」とハッキリ分かるぐらい今までのプレーと違ってきました。プレーでミスの連続にビックリしました。結局、対戦相手は最後まで立ち直ることはありませんでした。
実は自分自身も1ゲームの途中からサーブだけが、うまく出せなくなったことがあります。サーブで思い切り良くボールを切り込むことが出来ないというか、切り込む気力も無くなったのです。
これを克服したのが、1ゲーム後のチェンジエンド時の数回の深呼吸でした。この深呼吸で、すっかりした気力になり自分の普段のプレーを取り戻すことが出来ました。
おそらく「何としても勝つ」という思いが強過ぎたためです。
その後、会社在職中に仕事として「心理相談専門研修」を受講する機会がありました。その研修でリラクゼーション法という実践と講義があり、深呼吸が最適な対処法であることを教わりました。
以後、仕事でも卓球でも精神的に苦しい状況になった時は、瞑想や深呼吸で切り抜ける習慣が身につきました。
イップスは精神的な症状です。その時の状況で何かのスイッチが入ると急になるものです。ですから、誰でもあり得ると思って間違いではありません。
卓球プレー中に少しでもイップス状況と感じたら、深呼吸で切り抜けてもらいたいと思います。
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