ありがとう - goo 映画
「ありがとう」を109シネマズ川崎、シアター9で見た、客入りは89席のキャパに年配の方を中心に20人くらいの客入り。
この作品は、1995年1月17日の阪神淡路大震災を実際に被災したプロゴルファー古市忠夫氏に焦点を当て、復興から再生を実話に基づいての物語。
映画の話は、1995年1月17日カメラ屋を営む古市忠夫は、突然の激しい揺れで目を覚ました。大地震が起こったのだ。家族を避難させた忠夫は、消防団として町の人々の救助に当たった。たくさんの人が命を落とすのを見た忠夫は、死んでいった人たちのために、生き残った自分たちが何かをしなくては、という使命感を抱く。そして、街の復興のためのボランティア活動に参加すると同時に、60歳を前に、ゴルフのプロテストを受けようと決意する。
まず、地震の起こる前の静かな神戸の町並みがCGで再現され、空の雲間から地震前に発せられる稲妻らしき光に緊張させられ、その後、大地震に見舞われる街が特撮によって恐ろしくリアルに描かれる。CG、ミニチュア、オープンセットを駆使した特撮に度肝を抜かれる。
この映画には、被災した人々の目線で描かれていて、地震の恐怖感が見ている観客にダイレクトに伝わり知らず知らずに涙が溢れてくる。古市忠夫を演じた赤井英和が地震直後の懐中電灯を照らすシーンで小刻みに手が震えているのを表現していて、演出が細かい所まで行き届いているのが判る。
古市は、町の消防団に属しているので町中を駈けずり周り町民の救助に向かうシーンで、火の中に飛び込むなど赤井本人のノースタントと思われるシーンが多々あり、赤井英和がこの作品に掛けていることが十分感じ取れる。
この映画を見ていて思い出したのは、1994年の竹中直人監督の「119」だ、この映画の中で赤井英和は消防団員という役だったので、この作品との因果があったのでは。
話は戻り、この映画には、さりげなく有名俳優が「賛同出演」という形で出演している、被災した親子の父役に豊川悦司、消防隊員に佐野史郎、ボランティアに鶴見辰吾、ゴルフ場の職員に永瀬正敏の他、関西のお笑い芸人が多数出演。
映画は、街の復興から再生が描かれ、古市がプロゴルファーの道に進む為のプロゴルファーテストに話が向かうのだが、赤井が鈍った体を鍛えなおす為に、マラソンや筋トレに励む姿を見ていると、何か「どついたるねん」の赤井英和が再生するようで面白い。
プロゴルファーテストを受ける古市にキャディとして薬師丸ひろ子が登場、古市はキャディに「夫婦関係のように接して欲しい」との要望で、二人三脚のプロテストが描かれるのだが、審判役で仲村トオルがさりげなく出演していて、薬師丸と一言言葉を交わすシーンがあるのだが、この二人は私の青春時代の東映映画の看板俳優として1985年の薬師丸の「野蛮人のように」と仲村の「ビーバップハイスクール」の二本立てで上映され、1986年の「紳士同盟」以来の共演で昔からのファンには嬉しい心配りにニヤリとさせられる。
映画は、プロゴルファーへの道に進む古市が描かれ終結へ向かう。
感想、この映画にはヒーローは登場しない、ごく一般の人々が震災に見舞われ再生してゆく話であり、暗くなりがちの話を陽性で前向きなキャラクターを赤井英和が好演している、特撮シーンも良くできていて今年公開の「日本沈没」に匹敵する出来で、被災者不在の「日本沈没」に対して、本作は被災者の目線で震災が描かれている。後半のゴルフの話は、私はゴルフの事を良く知らないのでちょっと辛かったが、全体的に見てよく出来た作品で感動した、今週くらいで終了してしまう劇場が多いようだが一人でも多くの人に見て欲しい作品。
それから映画の終了後に、赤井英和本人からのメッセージが画面から流されるので、最後までちゃんと見ましょう。
映画「ありがとう」に出演者たちの過去の作品のDVDは、コチラをクリック。
どついたるねん PIBD-1152野蛮人のように DSTD-2484紳士同盟 DSTD-2523
「ありがとう」を109シネマズ川崎、シアター9で見た、客入りは89席のキャパに年配の方を中心に20人くらいの客入り。
この作品は、1995年1月17日の阪神淡路大震災を実際に被災したプロゴルファー古市忠夫氏に焦点を当て、復興から再生を実話に基づいての物語。
映画の話は、1995年1月17日カメラ屋を営む古市忠夫は、突然の激しい揺れで目を覚ました。大地震が起こったのだ。家族を避難させた忠夫は、消防団として町の人々の救助に当たった。たくさんの人が命を落とすのを見た忠夫は、死んでいった人たちのために、生き残った自分たちが何かをしなくては、という使命感を抱く。そして、街の復興のためのボランティア活動に参加すると同時に、60歳を前に、ゴルフのプロテストを受けようと決意する。
まず、地震の起こる前の静かな神戸の町並みがCGで再現され、空の雲間から地震前に発せられる稲妻らしき光に緊張させられ、その後、大地震に見舞われる街が特撮によって恐ろしくリアルに描かれる。CG、ミニチュア、オープンセットを駆使した特撮に度肝を抜かれる。
この映画には、被災した人々の目線で描かれていて、地震の恐怖感が見ている観客にダイレクトに伝わり知らず知らずに涙が溢れてくる。古市忠夫を演じた赤井英和が地震直後の懐中電灯を照らすシーンで小刻みに手が震えているのを表現していて、演出が細かい所まで行き届いているのが判る。
古市は、町の消防団に属しているので町中を駈けずり周り町民の救助に向かうシーンで、火の中に飛び込むなど赤井本人のノースタントと思われるシーンが多々あり、赤井英和がこの作品に掛けていることが十分感じ取れる。
この映画を見ていて思い出したのは、1994年の竹中直人監督の「119」だ、この映画の中で赤井英和は消防団員という役だったので、この作品との因果があったのでは。
話は戻り、この映画には、さりげなく有名俳優が「賛同出演」という形で出演している、被災した親子の父役に豊川悦司、消防隊員に佐野史郎、ボランティアに鶴見辰吾、ゴルフ場の職員に永瀬正敏の他、関西のお笑い芸人が多数出演。
映画は、街の復興から再生が描かれ、古市がプロゴルファーの道に進む為のプロゴルファーテストに話が向かうのだが、赤井が鈍った体を鍛えなおす為に、マラソンや筋トレに励む姿を見ていると、何か「どついたるねん」の赤井英和が再生するようで面白い。
プロゴルファーテストを受ける古市にキャディとして薬師丸ひろ子が登場、古市はキャディに「夫婦関係のように接して欲しい」との要望で、二人三脚のプロテストが描かれるのだが、審判役で仲村トオルがさりげなく出演していて、薬師丸と一言言葉を交わすシーンがあるのだが、この二人は私の青春時代の東映映画の看板俳優として1985年の薬師丸の「野蛮人のように」と仲村の「ビーバップハイスクール」の二本立てで上映され、1986年の「紳士同盟」以来の共演で昔からのファンには嬉しい心配りにニヤリとさせられる。
映画は、プロゴルファーへの道に進む古市が描かれ終結へ向かう。
感想、この映画にはヒーローは登場しない、ごく一般の人々が震災に見舞われ再生してゆく話であり、暗くなりがちの話を陽性で前向きなキャラクターを赤井英和が好演している、特撮シーンも良くできていて今年公開の「日本沈没」に匹敵する出来で、被災者不在の「日本沈没」に対して、本作は被災者の目線で震災が描かれている。後半のゴルフの話は、私はゴルフの事を良く知らないのでちょっと辛かったが、全体的に見てよく出来た作品で感動した、今週くらいで終了してしまう劇場が多いようだが一人でも多くの人に見て欲しい作品。
それから映画の終了後に、赤井英和本人からのメッセージが画面から流されるので、最後までちゃんと見ましょう。
映画「ありがとう」に出演者たちの過去の作品のDVDは、コチラをクリック。
どついたるねん PIBD-1152野蛮人のように DSTD-2484紳士同盟 DSTD-2523