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東京国際映画祭にて「十三の桐」を鑑賞。

2006-10-28 10:26:34 | Weblog
 昨日は、東京国際映画祭のコンペティション部門の中国映画「十三の桐」をオーチャードホールにて鑑賞して来ました。

 東京国際映画祭オーチャードホールに行くのは、1999年のディズニー映画「ターザン」以来なので実に7年ぶり。

 しかしオーチャードホールは映画の上映には不向き、とにかく残響音が多くて今のシネコンと正反対のホール、丁度サラウンドアンプで間違えてホールのDSPを掛けて映画を見ているのと同じ感覚。

 さて映画の話は、地方都市のちょっと荒れた無名ハイスクールを舞台に展開する、17歳のヒロインとその学友たちの切実で刹那的で劇的な青春。
美人草」のルー・ユエ監督が、強靭な演出力で新境地を開拓。

 まずこの映画、私の嫌いな全編HDカメラでの撮影、HDからフィルムに変換した時点で映像が劣化する、早い動きになると残像や動きボケが出る。

 普段中国映画を見ないせいか、映画はかなり淡白、私の苦手のタイプの映画、ドラマは淡々として人物の掘り下げが浅く、演出の未熟な部分がかなりあり映画を見ていて疑問を感じるシーンや説明不足のシーン多々あり判らずじまいで終わった。

 それから面白いのは高校の制服、何故か男女共お揃いのジャージの上下、中国の高校はジャージが制服?それと昼食はバーベキュー? 校舎はボロいのに警備員が沢山いる、何かトラブルが起きると大挙して警備員がやってくる、など日本と中国のカルチャーギャップが面白い。

 映画上映後に監督のルー・ユエと主演のリウ・シンの公開記者会見があったけど、記者や観客の質問もストーリーの疑問点を質問する人が多かった、監督の答えを聞いて初めてストーリーの細かい点を理解出来た、しかしこれでは映画は駄目です。

 映画というものは、映画の中で完結しなければならない、後から監督が説明して分るようじゃ映画としては失敗作。

 今日は無理矢理の「十三」つながりのDVDを紹介。
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