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「ポチたま」まさお君が急死と、映画監督大森健次郎氏死去。

2006-12-14 17:28:26 | Weblog
「ポチたま」で活躍、まさお君が急死(スポーツニッポン) - goo ニュース

 テレビ東京の「ポチたま」で、日本全国を旅をしたラブラドルレトリバーの「まさお君」が死亡したという記事を、昨日の読売新聞で読んだのだが、まさお君は凄いねぇ、写真付きで結構なサイズの記事として扱われていた。

 同じ日には「岸壁の母」『地震列島」で知られる、東宝の映画監督大森健次郎氏も亡くなっているが、大森氏は普通の死亡欄の中の一人の扱いに対して「まさお君」は別枠扱い、うぅーん日本の新聞もどの様な基準で扱いを変えているのかなぁ。

 それにしても、「まさお君」は9月19日に全国の旅からゴールしてわずか3ヶ月で亡くなるなんて、犬っていう生き物は偉いんだね、自分の役目を全うしてから天国に旅立つなんて、人間だったら旅の途中でギブアップしてリタイヤしてしまうのじゃないかな。

 まぁ、とにかく「まさお君」のご冥福を。

 そして、素晴らしい作品を残してくれた大森健次郎監督のご冥福をお祈りいたします。


 大森健次郎監督の「地震列島」のDVDと「まさお君」のビデオは下の画像をクリック。
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映画「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」を鑑賞。

2006-12-14 12:17:18 | Weblog
ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド - goo 映画

 2005年のイギリス映画「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」を六本木のアスミックエース試写室で見た。

 この試写会は、シネマ・カフェ主催のブロガー限定試写会で、年齢層は10代から50代くらいのブロガー40人が集まった。

 映画の話は、1975年イギリスで鮮烈なデビューを飾ったロックバンド、ザ・バンバン。バンドを率いるトムとバリーは身体の一部がつながった結合体双生児。離れたくても離れられない宿命の2人は行き場の無い哀しみを疾走感溢れるロックへと昇華させた。

 私はこの作品に対して予備知識ゼロで鑑賞をしたのだが、何とも不思議な作品、伝説のロックバンドの伝記映画と思って見たのだがそうでもない、ドキュメンタリーの手法を使ったフェィク・ドキュメンタリーらしい。

 この映画の主役のトムとバリーの結合性双生児の出生から始まるのだが、ドラマと関係者インタビューが交互に描かれていて、何処から何処まで本物で、何処からがフィクションなのか境界線が見えてこない、特に混乱するのは映画監督のケン・ラッセルのインタビューがあまりにもリアルで、監督の未完成作「二通りのロミオ」の映像までが挿入され頭の中が混乱してくる。

 映画は、音楽に目覚めてゆくトムとバリーが、パンクバンド「ザ・バンバン」を結成して成功して行くのだが、二人の前に一人の女性が現れ、二人の心の均衡が崩れてゆく姿が描かれて行く。

 映画の感想、結合性双生児というタヴーな題材を扱っていて、過去にも1982年のホラー映画「バスケット・ケース」や、2004年のコメディ映画「ふたりにクギづけ」なんかの作品があるが、中々難しい題材なので映画としてどの様に描くのか興味を持って見たのですが、すっかり騙されました。

 映画の中の話は本当の事と思って見ていたのですが、家に帰ってネットで検索しても「ザ・バンバン」なんてロックバンドはないし、主役の二人は普通の双子で結合性双生児でもなく、完全なフィクションだった事が判った、私はケン・ラッセル監督のインタビューを見た時から信用してしまっていた、私も色々な映画を見てきたけど、この手の映画は初めて見た。
 面白かったかと聞かれたら、確かに面白かったが、見る人を選ぶ作品だと思うので人に勧めるのは難しい作品。


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