1800年代のアメリカ西部開拓時代、ここはコロラド デンバーのJ’s牧場。
お父さん(ジャック),お母さん(メアリイ)をボクと弟のジョンそしてトムがお手伝い。
牧場は朝から忙しいんだ。トムは赤ちゃん牛にミルクを与えます。ボク達は広い牧場をパトロール。
草のにおいが最高に美味しいよ。
夕方には牧場で草を食べていた牛さんを牛舎に追います。牛さんはもっと遊びたいからなかなかまっすぐに
歩いてくれません。ジョンも最初は牛さんになめられていたけど、今はだいぶん上手になったね。
西部の土地はもともとインディアンが住んでいました。まわりでは時々開拓者と土地をめぐって争いが起こります。
怒ったインディアンは自分たちの土地から牛を追っぱらおうとします。
ある嵐の夜、牛泥棒がやって来ました。ボクとジョンはすぐに見つけて吠えかかりました。泥棒はあわてて退散!
牛さんはすやすや眠っています。
トムとボク達は近くに住むインディアンのビルと妹のジェインと大の仲良し。砂漠の駆けっこはスリル満点。
ジョンも後から必死になってついてきてるよ。
今日ビルのお家に遊びに行きました。ビルのお父さんは弓矢が得意。ボク達が見付けた鳥をお父さんが弓を引きます。
トムも弓矢を教えてもらってとっても楽しそう。
昼休みは大好きな川遊び。ボクはクロールは出来ないけど犬かきが得意なんだ。ジョンは泳ぎが苦手。
飛び込む勇気がありません。’ジョン、思いきって飛び込め!犬かき出来るよ’
今日は町までお買いもの。町まで馬車で3時間、お馬さんも砂漠の中を一生懸命がんばります。
お父さん、お母さんに頼まれたものちゃんと買えるかな。
やっと町に到着しました。お馬さんお疲れ様。ボク達は真っ先にクッキーの店を見つけました。お母さんはボク達の
クッキーをトムに頼んでいました。’ヤッター。’
こうしてボク達の牧場はいつも笑顔がいっぱい。み~んな仲良しで楽しい毎日です。
~それから数年がたちました。トムが15歳になった時、トムは勉強のために遠くの町に引っ越す事になりました。
み~んな寂しくてたまりません。その日ボク達はトムを見送りました。ビルとジェインも別れがとっても辛そう。
ボクは声いっぱいトムに叫びました。’トム 元気でね。早く帰って来て’