幹事さんのひとりごと

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ここでも一句?

2006年05月13日 | ひとりごと
「春の海 ひねもすのたり のたりかな / 蕪村」

有名な俳句だ。
冬の荒海が春のぽかぽか陽気で、ゆったり寄せては返す波がのどかな情景が浮かぶ。

って、その「ひねもす」って何だ?
カモメかウミネコののような鳥かと思ってた。
「モス」ってモズのように鳥の名前かと。

ひねもす 〈終日〉
(副)
朝から夕方まで。一日中。終日(しゆうじつ)。ひめもす。

ん?「終日」と書いて「ひねもす」って読むのか?

「ひすがら・ひめもす・ひもすがら」とも読むのか。
「ひめもす」と「ヒメマス」は違うな。
そんじゃ「春の海は一日中のんびり見ていて飽きない」っていうような意味か?

「ひもすがら」反対語は

よもすがら 〈終夜〉
(副)
〔「夜」に助詞「も」、接尾語「すがら」の付いた語〕夜どおし。一晩中。よすがら。

「昼は終日(ひもすがら)夜は終夜(よもすがら)、唯其人の面影而已(のみ)/浮雲(四迷)」

わけわかんないから後の方は触れないぞと。

昔、古い俳句や和歌に興味があった。
万葉集や古事記(乞食じゃないよな)って文学をたしなむほどじゃないけど、百人一種に
はまりそうになったこともあったな。難しくてやめたけど。

「山寺の 石のきざはし 降りくれば 椿こぼれぬ 右に左に」

そのままじゃつまんないんで
「山寺の 石のきざはし 降りくれば つっかってころんで 右に左に」
と手直ししたり。

「咳をしてもひとり」
解説:最期に自由句をあげておきます。
    咳払いが空しく響く一人きりの生活がよく表されてます。

「咳をしたら咳止め」
解説:最期に自由句をあげておきます。
    単なる風邪薬のCMです。

こんな学校の教科書を書き換えるのが好きだった。

祭りに参加するようになって、曳山には人形側に合戦の場面を表す「外題札」があり、
裏の囃子側にはその年の時代を風刺したおとぼけ人形が乗る。
そのおとぼけの題材が「見返し」と呼ばれる皮肉の文。
最近は五七五の川柳がよしとされてるんで、曳山奉納の年は悩むことになる。

去年は列車脱線やオーバーランがどこの町内でも題材にされそうだったんで、
前もってHPに載せておいた。
そうしたらどこの町内も先を越されたと題材にはしなかった。

そこでJRのやつから頼まれた。
庄内での列車脱線はJR土崎工場で作った車輌。
そのため、今年は鉄道社宅が曳山奉納を自粛した経緯があり、前もってHPに載せてくれと。
そうすれば祭りでは題材にする町内がないだろうと。

今年の見返しは五七五のニッキさんに考えてもらおうかな?

「春の夢 ひめごともっこり もっこりかな」


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
呑みすぎた~ (幹事)
2006-05-14 10:05:49
見返しは五七五じゃないとコンクールの賞は取れないって、

総括で言うこと自体おかしいよね。

五七五なんていう決まりは本来ないはずだし。
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ホント、難しい (雲板)
2006-05-13 23:39:52
「見返し」は川柳じゃないって言われてたけど

みんな五七五になっちゃってるもんな

五七五のほうが作りやすいしね

皮肉って叱られたこともあるけど

なぜでしょ? 相手が悪かった?



庄内での列車事故の件は使うべきじゃないでしょ

責任のない某町内を責めるようなことになるし

なにより、犠牲者がいることなんだから
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見返しの一句 (ニッキ)
2006-05-13 10:28:32
ははは、そういう意味があったのか知らなかった。

何十年と港まつり見てなかったから分からなかった。

今年は見に行こう。では一句

「春の夢 横になっても 立ちっ放し」
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