「カレンダーガールズ」

みなさん、こんにちは。

何だかとっても痛快で心温まる映画を観ました。
「カレンダー・ガールズ」です。

簡単なストーリーは、
イギリス、ヨークシャーの田舎町で、夫を白血病で亡くした親友を励ます為に、お堅い団体の象徴のような「女性連盟」の会員である中年壮年女性達が、例年の「連盟」のカレンダーに自分達が「ヌードモデル」になることで売上を伸ばし、利益を町の病院に寄付しようとするが…というお話。

実際にあった出来事をほぼ忠実に映画化したようです。

女性同士の友情、夫婦の愛情、人と人の間の素直な優しい気持ち、などに感動するのは勿論のこと、何歳になっても軽やかに人生を楽しもうというおばさんパワーに、元気をもらえます。

作中亡くなってしまう夫の言葉に、
「ヨークシャーの花は女性に似ている、時を重ねるごとに美しく咲き誇る」
という言葉が出てくるのですが、本当にそうだなぁ、と思います。
なにも女性に限ったことではないかも知れませんが、ただ単なる外見からよりも、その人がどのような生き方をしているかによって感じる印象の方が、より多くを伝えるものかも知れません。

この映画には沢山のユーモアも散りばめられていますが、最愛の人を亡くす悲しみや切なさ、そしてその悲しみを乗り越えようとすること、も描かれていて、普段は実感しない日常の、周りの全てのものから貰っている愛情の大切さを感じさせられて涙する場面もありました。

それでも最後には笑って、清々しい気持ちで映画を観終わることが出来ると思います！

主演は「コックと泥棒、その妻と愛人」のヘレン・ミレン、「リトル・ダンサー」のジュリー・ウォルターズ、です。

ちなみに同じイギリスが舞台で、不況の為普通のお父さん達がストリップに挑戦する「フル・モンティ」という映画もあります。
「トレイン・スポッティング」のべグビー役（アル中のキレキャラ）をしてた、ロバート・カーライルという役者さんが主演です。
（くまは最近までこの方とウィゴ・モーテンセン（「ロード・オブ・リング」のアラゴルン役）を混同してました…。顔が似てると思うんだけどなぁ…。）
この映画もいい映画ですよ！


それでは。