くまのお気楽日記

好きな漫画や映画の話を主にその日あった事や感じた事等をお気楽に書いていきたいと思います。宜しくお願いします。

「博士の愛した数式」

2006-10-25 17:25:33 | シネマ好き
みなさん、こんにちは。
先程、映画「博士の愛した数式」をDVDで観ました。

小川洋子さんの原作の方はまだ未読なんですが、「雨あがる」「阿弥陀堂だより」という小林監督、寺尾聰主演の前2作がとても良かったので是非観ようと思いまして。
期待通りとてもいい映画でした。

くまの好みとしましては、「雨あがる」の方に少し軍配が上りますが、
「大事なことは眼にはみえないものだ」
ということを、とても美しく数学の理論に例えて証明してくれる場面等心に残ります。

一番好きなのは終盤大きくなった「ルート」が黒板に書く
「時は流れず」
という言葉。
家政婦であるルートのお母さんが博士の義姉さんに訴えかける場面でも感じましたが、決して過去や先のことがどうでもいいとかいう意味でなく、今の一瞬一瞬がとても大事なんだということ、一瞬は永遠なんだということ、を感じさせてくれるところが好きです。

是非、原作も読んでみたいと思いました。

最後にエンドロール前に流れたウィリアム・ブレイクの詩を。

一粒の砂に 一つの世界を見
一輪の野の花に 一つの天国を見
てのひらに無限を乗せ
一時のうちに永遠を感じる


それでは。