みなさん、こんにちは。今日は日曜日。
今朝はあいにくの雨ですが、来週はいいお花見日和になるといいですね。
さて、今日は前々回に引き続き「パーム」を読んで、を書きたいと思います。
「パーム」の第6章にあたる「星の歴史」を読んで、なんですが、作中にも「星の歴史」という詩が出てくるんですが(作者はエフトレエンコというかただそうで、野生さんが中学時代の恩師のかたに教えて頂いたそうで、ロシアのかたではないか?ということです。)
つまらぬ人間などこの世にいない
人の運命は星の歴史にひとしいもの
ひとつひとつがつねに非凡で独特で
それに似ている星はない
という詩です。
ハーレムで育った黒人青年ボアズは、主人公のジェームスにこの詩を詠んでもらった後「ハーレムの黒人を知らないからこんなことが言える。お前も白人だから分からない」というような言葉を言い、ジェームスが「変えられるものではないんでな。あんたは待っているのにやめようとしない」というような言葉を返す場面があるんですが、
その立場の人間でないと分からないことってあるとは思うんです。
でも理解しよう、理解されようという気持ちがあれば少しは分かり合えることもあって、大事なのはその気持ちなのかな?と思いました。
でもこの物語では、憎悪、殺意、復讐、裏切り、死などという現実があるということもちゃんと描かれています。
そして物語の最後のほうで、主人公ジェームスが殺人鬼サロニーを殺した後、アンディに「彼を憎んでいたか?」と聞かれ、「憎い人間など誰もいない。一緒に居られない人間がいるだけだ」と答える場面では、残酷な運命や自分の中のマイナス面をも受け入れ、認めて「失くしたものが戻ってくる」という希望を持って生きようとする人の姿に感動します。
最後に一番最後のページに書かれた野生さんの言葉を載せて、今日のブログを終わります。
天使と悪魔
死と誕生
光と闇の棲む
美しきこの世界に、愛をこめて
それでは。
今朝はあいにくの雨ですが、来週はいいお花見日和になるといいですね。
さて、今日は前々回に引き続き「パーム」を読んで、を書きたいと思います。
「パーム」の第6章にあたる「星の歴史」を読んで、なんですが、作中にも「星の歴史」という詩が出てくるんですが(作者はエフトレエンコというかただそうで、野生さんが中学時代の恩師のかたに教えて頂いたそうで、ロシアのかたではないか?ということです。)
つまらぬ人間などこの世にいない
人の運命は星の歴史にひとしいもの
ひとつひとつがつねに非凡で独特で
それに似ている星はない
という詩です。
ハーレムで育った黒人青年ボアズは、主人公のジェームスにこの詩を詠んでもらった後「ハーレムの黒人を知らないからこんなことが言える。お前も白人だから分からない」というような言葉を言い、ジェームスが「変えられるものではないんでな。あんたは待っているのにやめようとしない」というような言葉を返す場面があるんですが、
その立場の人間でないと分からないことってあるとは思うんです。
でも理解しよう、理解されようという気持ちがあれば少しは分かり合えることもあって、大事なのはその気持ちなのかな?と思いました。
でもこの物語では、憎悪、殺意、復讐、裏切り、死などという現実があるということもちゃんと描かれています。
そして物語の最後のほうで、主人公ジェームスが殺人鬼サロニーを殺した後、アンディに「彼を憎んでいたか?」と聞かれ、「憎い人間など誰もいない。一緒に居られない人間がいるだけだ」と答える場面では、残酷な運命や自分の中のマイナス面をも受け入れ、認めて「失くしたものが戻ってくる」という希望を持って生きようとする人の姿に感動します。
最後に一番最後のページに書かれた野生さんの言葉を載せて、今日のブログを終わります。
天使と悪魔
死と誕生
光と闇の棲む
美しきこの世界に、愛をこめて
それでは。