今年も立春になり、いよいよ春のシーズンも間近に控える時期となりました。プロ野球もキャンプイン、中国では北京冬季オリンピック、国内はコロナのオミクロン株の蔓延が収まる気配を見せてない状況です。
こんな時期ではありますが、いやこんな時期であるからこそ、来るコイ釣り開始に向けての準備を釣兄の皆さんは怠りないことだとお察しします。ふと自分の足元を見て、倉庫に溜まっているタックル等を整理し始めると、時間がどんどん過ぎていく感じです。使っていないものや、捨ててしまいたい物、誰かにあげたほうがいい物など、整理し始めたものの、かえって散らかってしまう感じで、なかなか整理まで到達しない状況です。アウトドアー用品もあるので、取り出しては眺めていると時間がいくらあってもきりがありません。
身近な、釣りのタックルでも、例えばリールなども昔の両軸リールもまだ残っていたり、石鯛竿に関しては15本ほど10年前に処分して、幸いまだ誰かの手元で活躍していることのようですが、そんなタックルの思い出も蘇ってきます。
この15年ほどユーロスタイルでやってきましたが、日本式の石鯛竿と両軸リールのタックルでのスタイルも動画等でも拝見するたびに根強い人気もあるようです。私も現在、石鯛竿は写真のようなものを2本持っていてたまに出すこともあります。竹竿風のデザインの別誂の物ですが、日本式=竹竿のイメージがあり、ユーロスタイルでも竹竿(バンブーロッド)もありかと、最近は色々情報を集めていますが、鯉釣りを初めてころ、今から40年ほど前ですが、故小西茂木氏が故多田一松氏作の鯉釣り用のバンブーロッド3.6mを使われていたこともあり、最後はバンブロッドかなという思いから、バンブーロッドを使っている鯉釣り師や製作者を探しながら、情報を集めていました。小西さんの本は,
で,昭和58年に発行されています.その写真のページに多田一松氏の鯉釣り用の六角バンブーロッドが掲載されています.
鯉釣りが何より好きな群馬県在住のA氏がフライロッドの製作者に特注でバンブーロッドのカープロッドの制作を依頼され,2種類作られたそうで,最初の一本は真竹を使っての六角竿で,その次はトンキン竹の六角竿だそうです.そのロッドの調子を聞くと,鯉の引きを吸収する感じで,鯉が暴れないというか,竿がその動きを吸収する感覚だそうです.制作には最低3か月がかかり,値段も高額になるため,2本,3本とは厳しい状況です.しかし,最近は私も2本で竿を出すことが多く,1本竿の人も多くなってきている中,バンブーロッド1本のユーロスタイルもありかなと考えています.自然の中の野池の主と1本竿で対峙してという状況も中々乙なものだと考えています.