9月の終わろうとしているのに,まだ暑さを感じることの多い今年ですが,夏の暑さに比べるとというくらいで,幾分暑さの峠も越えた感じですが,彼岸を過ぎてもまだ秋を満喫できない状況ですね.ただ,車中泊に関しては,確実に快適感を増してきています.
秋の釣りの第2弾として,日ごろ考えていたり,気になっていることなども交えながら書いていきます.
ベテランのアングラーでも,日々いろいろ試行錯誤しながら,タックル仕掛けから,鯉車に至るまで工夫を凝らしている人と,思考停止になって,いつも同じ行動形式での釣りを行っている人では,その違いは,言動からも大きな違いを感じてしまいます.
今回も釣りをしながら,釣果もさることながら,鯉釣り談議の話題を中心に.最初は竿リールに関して.カープロッドに関して,値段も桁違いに異なる中で,どのロッドが良いかということで,色々なロッドを使って,違いもさることながら,値段の違い程,ロッドの良しあしを判断することは難しく,そもそも,使ったロッドしか,判断できないのが現実です.良し悪しというより,好みであったり,感触の違い位で,それが良いのか,悪いのか,というと難しいところになります.長さ,重さ,柔らかさ,曲がり具合,遠投性等含めて好みにも左右されます.値段ほどは,差がないように感じますが,値段が高ければ,良いはずだし,それを体感できないのも悔しいし,高い竿を使うことで優越感を感じるとか,そんな気持ちの部分もあるかと思います.見た目やデザインもあると思います.
現在私が使っているロッドについて,
まずはメインロッドのFreeSpiritのHis200 12ft 3.5lbです.キャスティングで200ft可能という名称です.遠投性を重視した材質や太さ,リールシートの位置など考慮した設計で,重さも420gほどあり,重い方の部類になると思います.遠投性を謳うだけあって,確かに遠投性能はあり,竿がぶれないというか,強く振っても,じわっと粘る感じの手ごたえ感があります.メーターオーバーの鯉でも,余裕を感じさせてくれます.また,作りの耐久性もあり,長く使える印象があり,3年ほど使っていますが,それを実感しています.使っている人に出くわしたこともなく,日本ではほとんど使われてないかもしれません.日本のショップから注文しても,確実に10万円以上はする高額な竿です.初めて発売されてから10年くらい経過していますが,ロングセラーという点でも,名竿と言えるかもしれません.13ftのHis200もあります.これらはHisシリーズの特別仕様ですが,Hisシリーズは,10ft,12ft,12.5ft,13ftとバリエーションも多く,選択肢の幅も広いと言えます.イギリスのショップで,私のブログでリンクが張ってある,Jhonson Ross Tackleなどで販売されていますので,そこで,商品説明なども観ることができます.
このロッドで2日前に釣れた鯉が以下です.
私が使っているロッドで現在も発売されているのはこのロッドだけで,これ以外はすでに廃版になっていて,中古でしか購入できませんが,それらも少し紹介します.今私が使っているロッドという意味で.
次は,日本のダイワで初のカープロッドとして発売された初期のマッドドラゴン12ft,3.0lbです.
もう15年くらい前に発売されたロッドですが,材質や竿のバランス,軽量(285g)という点で,今でも私の現役ロッドの一つです.この数年後同じダイワからマッドドラゴンKが発売されましたが,このロッドも軽量で,バランスがいいと感じています.このダイワのロッドの特徴の一つはガイド数が7個という点で標準の6個より一つ多く,竿の曲がりがしっくりした感触になります.この初期のマッドドラゴンで1週間前に釣ったのがこの鯉です.
80台クラスまでの鯉を釣った時と,90オーバーの鯉を釣った時の,竿を通して伝わる手ごたえは,大きな違いを感じますが,90オーバーの鯉を喰わせたときの手ごたえを私は一番重視しています.そのクラスの鯉の引きに対して,確かに引きの個体差はあるものの,一番強い引きに対してのロッドの手ごたえを大切に考え,そこでのやり取りで,ロッドの曲がりを目で確認しながら鯉の引きとリールを通して道糸が引き出される感触を大切に考え,私の中では上記の竿の感触が標準になって,他の竿の感触を感じるようになっています.
これはいいと感じるロッドに巡り合える楽しみは鯉釣り人にしか味わえない,そして釣りをして,実際に喰わせて,それを味わえるのが鯉釣りの楽しみに1つですね.