今年は例年より、菱藻の生育も遅れ、水月湖や余呉湖の釣果もいまいちの状況ですが、春の爆釣の時期が2週間ほど先に延びていると考えられます。したがって、これからの2週間で一気に釣果が出てくると考えられます。
6月に入っての最初の水月湖は昨年とは違い、これからっといった状況で、我慢の釣りになります。朝にゆっくり自宅を出て、途中で食糧を買いだしたりして、着いたのは昼過ぎで、前回も夕方にヒットしたことを踏まえ、夕方の時合いに一つの目標を設定しての釣りになります。
久しぶりにsolarのロッドポッドをセットして、気持ちを切り替えての釣行です。重さもあるので、安定性もあり、製品の精度も高く、値段だけのことはあると感じています。これを買ってからは、Foxのレンジャーは使わなくなりました。今は静かに陳列してあるのみですが、思い出もあり、手放せないタックルの一つです。
さて、フィーディングは、鳩の餌を圧力鍋で煮たものを糠でつないで、団子にしたものを10個ほどポイントに撒き、さらに今回からは、食わせをタイガーナッツに変え、いよいよ大型に絞っての対応です。昨年もタイガーナッツで水月湖では結果が出て、また野尻湖でも喰わせることができ、ある程度信頼できる喰わせ餌になりつつあります。
問題は餌の入手が困難なことですが、私はまとめて10㎏ほど直接海外のショップから購入しています。キロ単位で普通のボイリーの価格くらいで、送料も含めて購入可能です。
しかし夕方の時間帯になっても、当たりはなく、近くでは野生の猿がこちらを伺っている様子も見られ、自然の中で鯉と対峙している感がひしひしと感じられます。少し横を見ると、めってに見られない珍客にも出会えました。
結局期待していた夕方の時間帯にも当たりはもらえず、スマホの電波も入りにくいこのポイントでの寂しい夜の時間帯です。しかも、夜に食ってくることはまず無いので、次回からは夜は車を移動して車中泊しようかと検討中です。
早朝はこのポイントでの一番期待できる時間帯なので、4時過ぎには少し明るさを感じさせるので、目を覚まし、期待しつつその時を待ちます。
この時期でも早朝の時間帯は肌寒く、早朝の温かいコーヒーは気持ちを落ち着かせてくれるとともに、リフレッシュのひと時プレゼントしてくれます。日の出は4時半過ぎで、明るさを感じていたその頃でしょうか、待望のバイトアラームの連続音にタモとマットを持って釣り座に急ぎます。
solarのロッドポッドにセットした、free spiritの2本の竿の右の竿先が曲がり、糸が勢いよく出ています。ここはとにかく掛があるので、のんびり構えて対応できる余裕もなく、竿を持ちながら魚の動きを見ながらの竿さばきが要求されます。幸いにも、今回は難しい展開にはならなく、比較的穏やかに寄せることができました。いろいろな形の鯉がここでは釣れるので、釣れるたびにその形に注目してしまいますが、今回は傷のない精悍な形と顔つきの鯉で、引きの強さもその形から納得させられます。大きさ的にはまだまだ自分の未熟さを感じさせられますが、運もあるので贅沢は言えません。
重さは13㎏。
今回は午前中で納竿して、余呉湖で竿を出している釣友と鯉釣り談議をしながらの帰りになりました。
また帰りには、伊勢道の下りの安濃サービスエリアでは有名な「亀山ラーメン」を食するのがこのところの私の定番になっています。結構有名なラーメンなので、当地へ来られた際には是非おすすめしたいと思います。
さて、次回から本格的に大型に絞っての釣行をと準備をしていますが、毎回思うようにいかないのがこの釣りです。道糸やリグを新調しての対応も必要かなと一つ一つ準備をして次回に備えたいと思っています。