だって、鬱なんだもん

鬱病を患ってしまった、プログラマの日々を記録します。その後、退職し、転職し、SEに戻りました。

【初級】部下の「心の病」への正しい対処法 最終回:ITpro

2006-06-29 10:35:27 | 
【初級】部下の「心の病」への正しい対処法 最終回:ITproより、

職場復帰:拙速な復帰は再発の元


「症状が改善してくると,いよいよ職場復帰だが,
筆者の経験では,この段階が最も慎重を要する。
最初の復職がうまくいくかどうかが,今後の再発予防のカギになるからだ。
さらに,うつ病は治りかけのときに自殺の危険性が高まることも知っておいて欲しい。」
確かに、職場復帰の最初の段階は非常に重要です。
ここで躓くのは、非常にまずいです。最悪、復帰できないこともあります。
また、治りかけのときの「自殺企図」には、十分注意が必要だというのは、
意外と知られていないと思います。

根気よく回復を待つ


「実際に職場復帰となっても,最初から以前と同じ戦力になることを期待してはならない。
まずは毎日,会社に来ることが目標になる。
仕事は当面,データの集計や文章の校正などの単純な作業にとどめる。
もちろん残業はさせない。」
ITエンジニア向けなので、このような仕事になってます。
確かに、最初から100%の期待は無理です。
リハビリ出勤などを、検討する必要があります。

心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引きについて
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/10/h1014-1.html
あたりが参考になるのではないかと思います。

「復職してから数年は,良くなったり,悪くなったりを繰り返しながら快方に向かっていく。
上司としてはやきもきさせられるが,辛抱強く回復を待つ必要がある。
残業させられるようになるのは何年か先と考えるべきだ。」
対応としては、理想的過ぎるほどだが、良くなったり悪くなったりを繰り返すことは、
十分に理解してもらいたいところである。

「病状が良くなってくると,安心した上司が「もう薬は飲まなくていいだろう」,
「もう通院する必要はないんじゃないか」と言ってしまうことがある。
実は,これは禁句だ。部下がその気になって通院や薬物療法を止めると,
高い確率で再発につながりやすい。」
この禁句を言ってしまう人は、かなり多い。
自分も言われた事がある・・・というか、よく言われる。
特に、遅刻すると眠剤が悪いんじゃないか・・・と言われ、
「土日は眠剤抜け。」とか言われる。
そんなことしたら、かえって悪くなるのに・・・。
あと、薬を飲む=薬に頼ると思われてしまい、しばしば薬をやめたらと言われる。
無理です!そういうもんじゃないんです。
薬を減らすときは、慎重に減らさないといけないんです。
あと、薬を飲むのは、ある意味薬に頼っているというのもわからなくはないのですが、
病気のときに薬を飲むのと同じで、鬱も脳の病気なのですから、
薬を飲む必要があるのです。
その辺を、もう少し理解してほしいものです。

それにしても、「初級」編とはいえ、記事全体の内容としては、
今一歩、踏み込みが足りないと思いました。