現在公開中の大ヒットミュージカルを映画化した『レ・ミゼラブル』のTVスポットに
、舞台版『レ・ミゼラブル』の大ファンという松岡修造が出演。
映画化された本作を熱く語っている映像が公開される。
松岡修造
本作は、世界43か国で上演され、1985年初演以来、27年間ロングラン上演を続け
6千万人を超える動員数を記録した大ヒット同名ミュージカルを映画化。
19世紀フランス、ひと切れのパンを盗んだために19年もの間、
牢獄生活を送ったジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)を主人公に、
激動の時代を生きた人々の姿を描いた一大巨編だ。
『英国王のスピーチ』でアカデミー賞監督賞を受賞したトム・フーパー監督が
メガホンを執り、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、
アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライドらなど豪華キャストが顔を揃える。
ジャックマンが、先ごろ発表されたゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネート
されたほか、作品賞(コメディ・ミュージカル部門)
、助演女優賞、主題歌賞の4部門に選出され、さらに話題を集めている。
このほど公開されるTVスポット映像では、元プロテニスプレーヤーで、
自他ともに認める“熱い男”として、現在はスポーツキャスターやタレントとして
活躍中の松岡修造が本作を熱く語っている。
松岡は、「僕は、映画でここまで心を動かされたのは初めてです。
この映画は明日へ向かう、生きる力があります。もう“感動”というものを超えてしまっていますね」と目頭を熱くしながらコメント。
http://cinema.pia.co.jp/news/160086/49444/
原作は150年前に書かれたビクトル・ユーゴーの「ああ無情」。
19世紀の革命後のフランスを舞台にした“コケが生えた”ような物語だ。
観客の多くは結末に至るまでストーリーを熟知していて、予定されたことしか起こらない。
貧困や格差にあえぐ民衆たちが自由を求めて蜂起する。
しかし民衆は踊らない。
3・11後の初めての選挙にも関わらず、国民の4割が選挙権を放棄したいまの日本社会の姿を
重ね合わせることができる。
この映画の革命は、民衆たちの「無関心」により失敗に終わるのだ。
フランスの三色旗が虚しくはためく。
フランスの三色旗が虚しくはためく。
主演のヒュー・ジャックマン(ジャン・バルジャン役)をはじめとした俳優たちの、
感情がほとばしるままに溢れ出す歌声が、観ているぼくらの心を揺らす。
ミュージカルとは、俳優たちが“楽器”のように全身を共鳴させて奏でる歌声(肉声)を楽しむ芸術なのだ、と改めて思い知る。
アン・ハサウェイ(ファンテーヌ役)が歌う「夢やぶれて」、
サマンサ・バークス(エボニーヌ役)が歌う「オン・マイ・オウン」、
そしてエディ・レッドメイン(マリウス役)らが歌う「民衆の歌」。
この映画には一度聴いたら忘れられない珠玉のミュージカルナンバーが少なくとも
(31曲中)3曲はある。
映画がハネた後に感動と興奮そのままに、鼻歌で歌いたくなる名曲だ。
とくにメインキャストたち全員による歌声が絶妙なアンサンブルを奏で始め、
終いにはオーケストラのように重なり合う、
クライマックスの「民衆の歌」に涙が止まらなかった。
圧倒的な感動のきわみへと誘う歌の力に、全身が熱くなった。
http://eiga.com/movie/77186/critic/
Russell Crowe ジャベール役 日本では初演 カガタケシ ムライクニオ その他
2000年公開の『グラディエーター』でアカデミー主演男優賞を受賞。翌年公開の『ビューティフル・マインド』でゴールデングローブ賞 主演男優賞(ドラマ部門)を受賞。