父方の従姉から「家を売って街のマンションに移る事になったから」と、電話があったのは1月だった。
街にも車で20分ほど自然も残る土地、家の前の畑でボチボチ家庭菜園。
理想的な老後だと思っていたのに、何故ゆえ街に?
「そう言うけど、もう80過ぎて野菜作りも大変になってきたのよ。
車手放したら不便になってね。
そうしたら娘が近くに住めば、、、って事で」
そっか、、、車無いと肥料や苗も買いに行けないね。
母のアッシーしててうんざりだった事思い出したわ。
子どもの手を借りない潔さに拍手👏
落ち着いたかな?と思いつつ、月日は流れていたが、先日お誘いの電話があったので、母がなんとか分かる間にと連れていった。
「狭いやろ?何もかも捨てて、合う家具を買ったんよ」
確かに一軒家と比べかなりコンパクト。
ベッド二つの寝室は爪先立ちになりそう。
毎日、喧嘩しながら夫婦で近くの堤防やらかなりの距離をウォーキングしているそうだ。
綺麗に整った部屋と眺望のよさ。
ドライブ以外は徒歩で間に合う生活。
これも一つの終活だなと思いつつ後にした。