(画像はお借りしました)
失われた時を求めて6/プルースト
シャルリュス氏とジュピアンの秘密を偶然見てしまった主人公。
物語の後半ではアルベルチーヌに対してもそうじゃないのか??との疑いが…
シャルリュス氏とジュピアンの出会いのシーンは喩えが美しいというか、
他の小説では読んだことのないような表現が凄く心に残った。
それにしてもシャルリュス氏、一人では飽き足らず隙さえあればちょっかいを出せる様に
色々と吟味しているところがなんだか面白い。
サブタイトルのソドムとゴモラ
旧約聖書で性的に乱れ(同性愛等)堕落した都市として神の怒りを買い滅ぼされた都市だそうな
(死海の辺りにあったと言われている)
果たしてサブタイトル通りの様になるのか
アルベルチーヌも黒なのか
7巻にこうご期待です
最近映画熱も再熱ちょこちょこ観ています
こないだテレビでやっていた『日輪の遺産』
(画像はお借りしました)
終戦前後のお話だけど
学生が兵隊さんに
「敵国の本を読むな!」と怒られていて
「でもヘッセはドイツの…」と言おうとして
すかさず口答えするなと被せで怒鳴られているシーンがあった。
ヘッセで怒られるなら…
失われた時は勿論、
大好きなドストエフスキーやゴーゴリなんてもってのほかだな
良い時代に生まれてよかったです
しかし岩波の装丁は綺麗だな~