良かった映画まとめ

アンドロメダ…/1971年・アメリカ




衛星が落下した小さな村

住民が皆謎の死を遂げている…



衛星回収に向かった軍人も死亡！😱



未知の病原体か…空気感染！？


何故か赤ちゃんとアル中の老人だけは生き残っている。





派手な演出はないのに最初から最後までドキドキが治まらない❕


良いSF映画に出会えた✨













ソイレント・グリーン/1973年・アメリカ


人口が増え過ぎて地球の資源が失われてしまった世界🌎


植物も何もなし。。。


一部の特権階級だけがお肉やお野菜やジャムをちょびちょび食べられる



一般市民の食べるものといえばソイレント社が作る謎の不味そうな合成物質





なんだかあり得そうな世界😱

主人公はソイレント社の真実に行きつきますが…ヒィっ










マクリントック/1963年・アメリカ



ドンパチ要素のないコメディタッチの珍しい西部劇❕


西部劇のドンパチが好きじゃないので少数派の感想だけどこういう西部劇の方が好きだな😘


凄いのが、女優さんたちの体の張りよう！


階段からゴロゴロ落ちたり2階から飛び降りたり…


スタントマン使ってるようには見えないから本人だと思うんだけど、凄い。














聲の形/2016年・日本



原作の漫画が好きなので観たらとっても良かった！綺麗にまとめてあった😄


いじめをすると今度は自分に返ってくる。。。



重いテーマいっぱいだけど観て良かった～って


しかしあの眼鏡の女は一番嫌い(笑)











ブラジルから来た少年/1978年・アメリカ



全然関連がないと思われた殺人事件


実はこういう裏がありまして。。。




あの少年の張り付いたお面のような顔つきは良かったねー



クローンネタがもう現代では結構古いから

もうちょっと前に出会えていたら良かった～って思うけど

それ抜きにしても非常に面白い。



主人公がおじいちゃんだからクライマックスで取っ組み合いになった時の心配をしてたけど

意外となんとかなってた！(笑)










ミリオンダラーベイビー/2004年・アメリカ


ず～～～っと観たかったの！やっと観られた😄


ええ～！？こんなお話だったのか。。。


ショックだ😢


てっきり女子ボクサーを鍛えるスポコン映画じゃないかと思っていたのよ


尊厳死の是非を問う非常に重いテーマだった。




あの家族全員不幸になって欲しい！







イーストウッド監督作品はこれも観たい




硫黄島からの手紙と父親たちの星条旗


とっても良い❕てのは聞いてるんだけどなかなかタイミングがない


続けて観たいよね









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2018年度8月の読書 その２

父と子/ツルゲーネフ



ロシアの農奴解放後、

古い貴族的文化から新しい民主的文化台頭へ✨



そんな時代の転換期

ニヒリスト（虚無主義者）の知識人・雑階級の平民『バザーロフ』

古い時代の考え方を全て取り払う全くのニュータイプな人間が主人公だ！



この『父と子』以前に平民が主人公になる小説はなかったようで、

ロシアの時代背景が反映された貴重な作品



新しい世代のバザーロフとその友・アルカージィに反して

彼らの親世代は昔からの貴族的伝統を重んじるタイプ。


簡単に言うと『世代間ギャップ』なんだけど

こういうことは今も昔も繰り返されている。


ニヒリスト一貫の考え方を持っていたバザーロフだけど

寡婦のオジンツォーワに恋をしてしまってからは

頭と心がちぐはぐに。


人間はやっぱり複雑な生き物だ😐




物語が終盤へ進むにつれて

周りはニヒリズムからどんどん離れていくし

バザーロフ自身も。。。



彼の『古いタイプ』の父親と母親は何があっても息子に愛情を注ぐ親だ。


こればかりは伝統や時代の新しい波は一切関係ない




















春の雪　豊饒の海１巻/三島由紀夫



『豊饒の海』４巻のうちの１作目。

同じく若い男女の恋愛を取り扱った『潮騒』とは、全く趣の違う

黒い渦の中に自ら飛び込んでいくような、滅びの美学を盛り込んだ内容。


読み始めてすぐ気付くのが作品の所どころに『死』の臭いを漂わせている…


「あ、こりゃ誰か死ぬな」と覚悟して読み始めると、なるほど～そうなるのか～





驚いたのが、蓼科。

ゾッとした。


老かいどころの騒ぎじゃない。女って恐ろしい…！



😱



主人公・清顕手動かと思いきや、全ては掌の上で転がされていたのね。



三島由紀夫の文章、とっても美しい✨

言葉ひとつにたくさん装飾付けても全然しつこい言い回しにならずストンと心に入ってくる。

















何十年と前に発行されているのに

文学全集なんかのハードカバーものは新品のごとく綺麗だ✨



以前文学のお師匠的存在の方が

「昔はよく自分の子供に読ませたくて文学全集を家に置いていたけど
当の子供も誰も手付かずだから綺麗なまま古書店に売り出される」


って言ってて、はーなるほど～と思った。





先日人様のブログで

「文学全集は家に置き眺めて感動するものだから読むものではない。読むなら文庫で」


って書かれていて、はーなるほど～と思った。














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2018年度8月の読書 その１

オブローモフ　上巻/ゴンチャロフ



びっくり！！こんな小説今まであったかしら？？😲



このオブローモフは上中下と3冊ありますが（岩波文庫）

なんと、この上巻まるまる、主人公が自室のベッドから全く動かないんです。



160年程前に書かれた元祖！？ニート小説




主人公・斜陽地主の『オブローモフ』


怠惰を貪り日々をのんべんだらりと暮らす



やらなきゃならないこともいざ取り掛かろう！と意気込んではみるものの

すぐにぐうたら後回し…



いや～～～すっごく分かる笑
やらなくちゃいけないって分かってても動けないんだよね😅





ぽんこつ下男のザハールとのやり取りもお互いぽんこつ過ぎて滑稽です。



上巻は　緒問題を片付けなくちゃ→あ、しんど…寝よ


の繰り返しで終わりますが😂
だからって全然退屈せず楽しく読めちゃう。












オブローモフ　中巻/ゴンチャロフ




オブローモフの親友、ドイツ人のシュトルツが登場❕


好青年で働き者、社交界にもどんどん出ていく

オブローモフとは正反対の彼は何かとオブローモフの面倒を見てくれます。




唯一彼だけがオブローモフを自宅から引っ張り出せるようで、

中巻になって初めて主人公が外へ出ます(笑)





シュトルツの紹介であるちゃんとした家柄と付き合うことになるけど

そこのおうちの少女『オリガ』に恋をしてしまいます。





怠惰で外出もせず仕事らしい仕事もせず食べるだけ食べてボディラインもゆるい30代のオブローモフ


現代の感覚で言わなくったって全然モテ要素のなさそうな彼ですが


なんと！！

オリガちゃんもオブローモフに恋してしまいます😲




オブローモフの根っからの人柄の良さがそうさせたようです。





両想いになり、コソコソ会う2人

上巻の状態では考えられない位、別人になってあくせく動き回るオブローモフにはびっくり…


恋の力は凄いですね。






婚約まで至るけど…

今まで後回しにしていた事務が全てオブローモフの邪魔をして結婚までには至りません💧

ぐうたらのツケがここにきてしまいます…



おまけにタランチェフというたかりに騙されて借りた家に落ち着いてしまう始末

その家にいるスーパー主婦・アガーフィアが身の回りの世話を全てやってくれるため、

何不自由なくのんきに暮らしていけるのだ






結局、オリガとの婚約は破談に…
















オブローモフ　下巻/ゴンチャロフ



オリガはシュトルツと結ばれることになるけど

絶対こっちの2人の方がお似合いだわね💞



よく働きよく動き回る快活な者と、女の身でありながら家庭の仕事だけでなく夫の学ぶものは全て自分も吸収していこうという者


先進的な2人です。



もしオリガがオブローモフとくっついていたらどうでしょう……



新時代と旧時代のせめぎ合い💥






シュトルツは騙されたかられていたオブローモフの農地を再開発して

オブローモフの良い様にやってくれます。





すっかり怠惰に戻ってしまったオブローモフを再び引き上げようとしますが、

『オブローモフシチナ』に堕ちてしまった者はもう無理！




結果的にはこうなるのか～といった最後


オブローモフの周りの人は皆オブローモフが大好き。



どんな人間も『オブローモフシチナ』な暮らしには憧れながら生きていく…てことかしら














こちらのオブローモフ、残念ながら現在は絶版⤵


復刻したら絶対買いたいな。


ゴンチャロフはツルゲーネフ辺りと同年代

日本でももっと脚光浴びて良いのに！！






順番としては　平凡物語→オブローモフ→断崖


と読んでいけば良いようです。





断崖は手に入れられたので💗ゆっくり読むぞ😄







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