まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

教育的配慮

2014年05月03日 00時12分44秒 | 日々雑感
テレビで昔の時代劇を見る機会があり、昔の人(といってもほんの40年くらい)の所作の美しさには目を瞠る。

子供の頃から時代劇は随分とみてきたと思ったが、さすがに40年近く前のものは見ていない。

再放送も含め、どんな時代劇を見たかと思い出してみた。

水戸黄門、暴れん坊将軍、三匹が斬る、大岡越前、必殺シリーズ、剣客商売、銭形平次、遠山の金さん・・・

ふと銭形平次のテーマ曲を「男だったら・・・」と歌ってみたら

なんと最後まで全部歌えた。

道徳教育について色々言われているけれど、

勧善懲悪という点では、時代劇を見せとけばいいんじゃないのか?と思う。

ただ、時代劇も体制批判が多いから、役所は嫌がるかもしれない。

あと「死して屍拾うものなし」はちょっと刺激が強いかな、子供に。

でも見ていたんだな、子供のわたしは。

暁に斬る、なんかもわりとやり切れない話だっただろうか。

昔の時代劇は悪役がわりとあっさりしている。

近年のものほど(と言っても20~30年くらい前)悪役が残忍でしつこくて見ていて嫌になるのだが

それは、悪役をひどい奴に描けばそれだけ、成敗された時に

視聴者の胸が空くだろうと思ってのことなんだろうけど。

昨年人気だったドラマの銀行の上司なんか、こういう人いるかもしれないけど

ちょっとわざとらしくてついていけない、と途中で見るのをやめてしまった。

視聴率が40%なんて聞くと、ずいぶん多くの人があれで溜飲を下げたのだなーと驚く。

だったら水戸黄門でよかったじゃないか、と思ってしまう。

辛口のテレビ評論家もこぞってよいドラマだと褒めていたけれど、

話を引っ張りすぎ、2時間ドラマの前後編でちょうどじゃないか?と思ってしまった。

主役は素敵ですけどね。

あれ、時代劇だったらよかったのに。

でも時代劇だったら土下座じゃすまないね。

どんなに嫌な上司でも、切腹はちょっとね。

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