まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

流行の花束

2022年11月29日 17時32分39秒 | 日々雑感
「これ、薔薇ですかね?」

同僚に見せられたとき、それがなんだか一瞬分からなかった。

薔薇という言葉が聞こえていなかったら、花ということも分からなかったかも知れない。

(なんで枯れた花なんか持ってるの?)と口に出さないでよかった。

それはなんと、妻の誕生日のために彼がネット注文した花束だったのだ。

業者が枯れた花を送ってきたわけではなく、それが正解なのだと悟ったわたしは

わー、素敵ね。

と、心にもないことを言って、その場を切り抜けた。

なるほど、今はこういう花束がおしゃれなのか。

もうだいぶ前から花束などもらっていないので、気づかなかったぜ。

そういえば、おしゃれな花屋の前を通ると妙に地味な品揃えで

花屋だか雑貨屋だか分からないと思うことがあったけど

そうか、そういうわけだったのか。

近所のスーパーに併設されている花屋の入り口は

色とりどりの鉢花、切り花で飾られて、昔ながらの外観。

いかにも花屋って感じ。

花束も無印良品っぽいのがおしゃれなのかもね。

確かに、余りに華やかな花束だと開店祝いみたいだしね。

それで思い出した。

昔、母親の誕生日によかれと思って当時のわたしがおしゃれと感じる

スイートピーやトルコキキョウなどの淡い色合いの花束を贈ったら

「こういう花、好きじゃないのよね」と言われ

がーん、と思ったけれど母親にしてみれば、なんか地味な花束と感じたのだろう。

ちなみにわたしの花束の好みは、この20年くらいは変わっていません。

真紅の薔薇。

ふふ、バブルっぽいでしょう。

一回り年上の人と話していたら、やっぱり彼女も真っ赤な薔薇の花束がいいって。

やっぱりバブル世代・・・





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