まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

似せ?

2009年09月29日 17時59分18秒 | 日々雑感
昼の番組を見ていたら、二世タレントが特集されていた。

最近やたらと目に付く二世タレントだが、やっぱりテレビとしては話題性も欲しいし

芸能界になじんでいて起用しやすいというのもあるだろうし

馴れ合い的な部分もあるだろうし、容姿もそこそこよかったりするので

まっさらの新人を探してくるより、いろいろな面で楽なのかもしれない。

今日見た二世の子達はみんな、そつなく器用な感じがした。

まあ勝負はこれからだろう。

デビューは楽だったかもしれないけど、常に親の名がついてまわるのもなかなか大変である。

親を超えられるのか、親並みに活躍できるのか、まったく足元にも及ばないのか。

いつも比べられるくらいなら、二世じゃないほうが気は楽かもしれない。

議員やタレントの二世には批判があるけれど、伝統芸能の世界は当然のように世襲だ。

歌舞伎は直系や血筋の人が継ぐことが多いけれど

落語のように必ずしも血のつながりがない場合は、世襲ではなく襲名というのだろうか。

世襲の上に襲名ということもあるだろうけど。

このへんのこと、あまり詳しくないのに書いているのは見逃していただいて。

あまりにも大きな名前を継ぐとプレッシャーというのもあるし、

逆に名前に負けないよう努力して芸が育つこともある、と

落語に関して書かれたもので読んだことがある。

先日姉と、漫画家も襲名していったらどうかという話になった。

もちろん冗談なのだが、なぜそんな話になったかといえば

わたしが子供の頃から連載が続いている漫画があり、

もういっそずっと永遠に書き続けていったらどうかということになったのだ。

ただ、作者の体力や年齢にも限界があるから

襲名してその漫画を描き続ければいいのではないか、と。

わたしと姉はときどき、こういうどうでもいいことを本気で話してふざける。

漫画家の襲名が実現すれば「先代はよかったけど、二代目は今ひとつだね」とか

祖母と孫が「どっちの代がいいか」で話したり。

同じ漫画を永遠に読み続けることができるのだ。

でもよく考えてみたら『サザエさん』て、作者は亡くなっているわけで

アニメになった時点で原作者の手は離れているのかもしれないけど

作者亡き後も、ずっと続いている漫画はすでに存在しているといってもいいのかもしれない。

今のサザエさんの中に携帯電話は登場するのだろうか。

全然関係ないことを考え始める、暇な夕方。


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