まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

新居・・・のようなもの

2002年08月19日 20時39分00秒 | 日々雑感
15、6歳になる「クマ」という犬が

※注)犬なのに「クマ」と名付けたのは父です。拾ったので正確な年は分かりません。

年のせいか動きも鈍くなり足元もおぼつかなくなって

つないでいる紐に絡まったりするようになった。

可哀想なので、サークルの中に入れて紐を外してやろうと考えた。

そこで、ホームセンターへ行き適当な商品を物色し、買ってもいいか母にたずねてみた。

それはいい考えだと賛成してくれて、数日後には父の車で買いに行ってくれた。

買ってきたのを組み立てるのは、わたしの役目だ。

さて、梱包を解こうとしたわたしの手が止まった。

『この商品は2-2です。必ず2-1とご一緒にお買い求め下さい』

一箱しかないぞ。

母に聞くと、見本を指差して倉庫から持ってきてくれたのが一箱だけだったという。

こんなに大書してあるのに店員さんも両親もうっかりである。

ホームセンターに勤務していた頃、

大きな組家具などは個数を注意するよう教育されたものなのに。

すぐに電話を入れ、残りの一箱を持ってきてもらう。

気を取り直して・・・

開けてびっくり。

なんで六角形?

わたしはスペースを考えて長方形のサークルを考えていたのだ。

「なんで六角形にしたの?」

「あら、六角形だったの?」

まあ、買っちまったものは仕方がない。

今、クマがいるスペースに設置できるのか不安だが組み立ててみるしかない。

蚊に刺されるわ、雨は降ってくるわ。

しかも説明書通りじゃ組み立てようがない。

二人で好き勝手に組み立てていった。

その間、近くにつながれたクマが邪魔だったらない。

空箱の中に入ってみたり、パイプいすに絡まってみたり、荷物を運ぶ足元にまとわりついたり。

それでも何とか出来上がり、クマを中に入れてみると

サークルの隙間に顔を挟んで遊んでいる。

そーゆーことするの、やめてくれ。







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