まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

好きじゃなくてもいいから、嫌わないで

2015年05月23日 19時12分37秒 | 日々雑感
虫の人気は落ちる一方らしい。

男女問わず、虫の苦手な人が多い。

気持ち悪い、のだそうだ。

田舎育ちなので、子どもの頃から身近に虫がいるのは当然で

トンボを捕ったり蝶を追ったり、蜘蛛をつついたり、そんなことをして遊んでいた。

生き物を殺すのは嫌なので、子どもの頃からキャッチ&リリース。

虫を傷つけないように遊んできた。

男の子の中には、わざと足をもいだり残酷なことをする子もいたが

たぶん今は、そういう子は少ないだろう。

優しいからとか分別があるからではなく、気持ち悪くて触りたくないから。

思えば半世紀以上前、まだ10代だったわたしに20代前半の男の子が

真っ青な顔をして、職場に入り込んだ蝶を捕ってくれと頼みに来たことがあった。

ということは、虫が苦手な男の子というのも昔からいたのだろう。

近所の子供がカブトムシを見て泣いていたのも、驚くほどのことではないのかもしれない。

もっともわたしは、なんでも平気な自分が基準にならないことは分かっている。

夜、外を歩いていて、何かが洋服に勢いよく止まったことがある。

なんだか分からないし、さすがにビックリしたがゴキブリだと分かると

なんだ・・・、えいっと払って終わり。

ゴキブリが部屋に出ると警察に電話してしまう人もいるらしいから

そういう人から見れば、わたしがおかしいわけだ。

ナメクジなんかもじっと見てると可愛いので、飼ってみようかなと思ったりもするのだが

死なせてしまうと可哀想なのでやめておく。(ちなみに、手づかみできる)

なんでも自然が良いのだよ。

虫が気持ち悪いという人は、形が嫌なのだろうか。

しかし、虫から見れば人も異形なわけで。

虫は複眼だから余計にどう見られてるか分からないし。

好きになってくれなくてもいいから、虫だってだけで毛嫌いしないで欲しい。

(前世で親だったかもしれないし)と思えば、迂闊に虫も殺せまい。

前世なんて大して信じていないけど、虫嫌いの人は一瞬考えてほしいなあ。

母親は「でも現世では虫なんでしょ」と一刀両断。

身もふたもない・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする