若い頃、行きつけの店があるといいなと思った。
行くと、店主が「おっ」とか「あっ」とか反応してくれて
頼んでないもの「これ、試作品。食べてみて」なんてさり気なく出てきたりする。
レストランでもバーでも小さな居酒屋でも、そういう店があったら、かっこいいなと思ったのだ。
しかし、常連になるためにはとにかくまめに通わなければならない。
まめに通うにはお金も時間もかかるし、飽きっぽいわたしには
じっくり一軒の店に通うというのは難しい話だ。
そのうち、夜出かけることも滅多になくなり
「常連ぶり」をひけらかしたいような付き合いも消滅し
行きつけの店を持ちたいなんて思わなくなったついこの頃、顔パスの場所が出来た。
カウンターに立った途端に、「あっ」という顔をされ、何も言わないうちに出てくる。
頼んでおいた本が。
とうとう、図書館で顔パスになってしまった。
まあそれはそうだろう。
よほどの悪天候じゃない限り、週二回きっちり通ってるもの。
単純計算では年に100回近く行ってるはずだが、
年末年始や本の整理などで図書館が長く休むときもあるから
まあ80回ちょっとというところか。
顔を見て予約の本が出てくるということは、名前も覚えられてるということである。
なんか、迂闊な本借りられないよなー。
迂闊な本ってどんな本だ。
まあ知られて困るような本は借りていないんだけど
「この人、しょっちゅうギターの教則本借りるなー」
って思われてたら恥ずかしいな。
「いつになったら弾けるようになるのかなー」とか。
しかも時々ピアノやウクレレの教本も借りてるし。
「ギターはやめたのかなー」って心配されたり。
まあ、そこまで親身になってもらえれば本望というところか。
行くと、店主が「おっ」とか「あっ」とか反応してくれて
頼んでないもの「これ、試作品。食べてみて」なんてさり気なく出てきたりする。
レストランでもバーでも小さな居酒屋でも、そういう店があったら、かっこいいなと思ったのだ。
しかし、常連になるためにはとにかくまめに通わなければならない。
まめに通うにはお金も時間もかかるし、飽きっぽいわたしには
じっくり一軒の店に通うというのは難しい話だ。
そのうち、夜出かけることも滅多になくなり
「常連ぶり」をひけらかしたいような付き合いも消滅し
行きつけの店を持ちたいなんて思わなくなったついこの頃、顔パスの場所が出来た。
カウンターに立った途端に、「あっ」という顔をされ、何も言わないうちに出てくる。
頼んでおいた本が。
とうとう、図書館で顔パスになってしまった。
まあそれはそうだろう。
よほどの悪天候じゃない限り、週二回きっちり通ってるもの。
単純計算では年に100回近く行ってるはずだが、
年末年始や本の整理などで図書館が長く休むときもあるから
まあ80回ちょっとというところか。
顔を見て予約の本が出てくるということは、名前も覚えられてるということである。
なんか、迂闊な本借りられないよなー。
迂闊な本ってどんな本だ。
まあ知られて困るような本は借りていないんだけど
「この人、しょっちゅうギターの教則本借りるなー」
って思われてたら恥ずかしいな。
「いつになったら弾けるようになるのかなー」とか。
しかも時々ピアノやウクレレの教本も借りてるし。
「ギターはやめたのかなー」って心配されたり。
まあ、そこまで親身になってもらえれば本望というところか。