これまでジプシーのように色々な店を渡り歩いてきたけど
どこのお店にも、隠語がある。
お客様に分からないように、店員同士が意思の疎通を図るためだ。
あるデパートでは食事が1番、トイレが4番、そして万引きは100番。
それが別な店では食事がモミジで万引きがカエデだったり。
慣れるまでは言い間違ったりして苦労する。
さて、以前勤めていた店では休憩のとき
「増改(増改築の略ですね)担当の伊藤さん、カウンターまで」
という放送を流した。それが休憩に入ってよろしいという合図だった。
「伊藤さん」というのは店長の名だ。
ちなみにホントに店長を呼びたいときは、苗字ではなく「店長」と呼ぶ。
ある日、バイトの一人が不思議そうに聞いてきた。
「ようかい担当ってなんの担当なんですか?」
妖怪担当?
また別なバイトにも質問された。
「伊藤さんって呼ばれても来たことないですよね。どんな人なんですか?」
・・・呼んでないんだってば。
どこのお店にも、隠語がある。
お客様に分からないように、店員同士が意思の疎通を図るためだ。
あるデパートでは食事が1番、トイレが4番、そして万引きは100番。
それが別な店では食事がモミジで万引きがカエデだったり。
慣れるまでは言い間違ったりして苦労する。
さて、以前勤めていた店では休憩のとき
「増改(増改築の略ですね)担当の伊藤さん、カウンターまで」
という放送を流した。それが休憩に入ってよろしいという合図だった。
「伊藤さん」というのは店長の名だ。
ちなみにホントに店長を呼びたいときは、苗字ではなく「店長」と呼ぶ。
ある日、バイトの一人が不思議そうに聞いてきた。
「ようかい担当ってなんの担当なんですか?」
妖怪担当?
また別なバイトにも質問された。
「伊藤さんって呼ばれても来たことないですよね。どんな人なんですか?」
・・・呼んでないんだってば。