まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

謎の人

2002年06月26日 23時55分00秒 | 箸が転んでも
これまでジプシーのように色々な店を渡り歩いてきたけど

どこのお店にも、隠語がある。

お客様に分からないように、店員同士が意思の疎通を図るためだ。

あるデパートでは食事が1番、トイレが4番、そして万引きは100番。

それが別な店では食事がモミジで万引きがカエデだったり。

慣れるまでは言い間違ったりして苦労する。

さて、以前勤めていた店では休憩のとき

「増改(増改築の略ですね)担当の伊藤さん、カウンターまで」

という放送を流した。それが休憩に入ってよろしいという合図だった。

「伊藤さん」というのは店長の名だ。

ちなみにホントに店長を呼びたいときは、苗字ではなく「店長」と呼ぶ。

ある日、バイトの一人が不思議そうに聞いてきた。

「ようかい担当ってなんの担当なんですか?」

妖怪担当?

また別なバイトにも質問された。

「伊藤さんって呼ばれても来たことないですよね。どんな人なんですか?」

・・・呼んでないんだってば。

ブルータス、お前もか

2002年06月26日 10時03分00秒 | 日々雑感
旅立つ前夜、母が言った。

「明日、早いから見送らなくていいからね」

うん、と答えたものの絶対起きると思った。

母思いだからではない。この人、そ~っと静かに行動することが出来ない。

うるさくて起きちゃうから、これまでの旅行も全部見送ってる。

で、やっぱり今回も。

「いってらっしゃい」と見送ったら満面の笑みで

「よろしくね!あ、小型機落ちたってニュースでやってた。じゃ~ね!」

心配させるようなこと言い残すな。

で、父と二人、静かな生活・・・でもないんだな。

晩ごはん食べながら、韓国Xドイツ戦を見ていた。

「韓国、頑張ってるね」

「だけど、ドイツは強いな。どいつもこいつも」