「あんた 見た事ある」
「すみません 私 あまり 覚えがありません」
「いや どっかで 会った事ある 覚えがある」
「どこにでも ある顔なんでしょかね・・・すみません」
御年91歳の おばあちゃんとの会話です。
友人 Fさんが畑に 小芋がいっぱい出来ているので
「取りに行きんさい」と声をかけて下さいました。
本人は用事があるので行けないと 畑の場所だけ教えて貰って
他のお友達4人で 畑に行きました。
その中に 器用なHさんがいて 畑に常備されていたスコップを使って上手に芋掘りをして下さいます。
Hさんは いつでも七つ道具を車に積んでいて ナイロン袋、軍手、鋏
を用意していました。
「ありがとう」 掘って貰った 芋の株から 小芋を取り外します。
里芋取りは初めての経験です、
楽しくて 面白っくって 嬉しくて ワクワクです。
(はははあ~ん こういう所 孫のお兄ちゃん
も一緒です)
近くの畑にいた おばあちゃん
畑のわき道に 植えているこの芋も 「掘りんさい」と
「どうせ食べきれないから そのままにしているから」と
「おばあちゃんありがとうございます ご苦労されたものを 簡単に頂いて すみません」
Hさんがせっせと 掘ってくれます。
「この芋が 誰かの命になれば それだけで 嬉しい」と
そして 小芋を親芋からはずしている時に 先ほどの会話になりました。
全然 覚えのない おばあちゃんです
広島に来て 5年半程になりますが いかにうろうろしている事が 多いか
おはずかしいです。
元気な方で そして91歳と言われるのに驚きました。
土に触れて生きる事が 若さの秘訣かも知れないねーと
一人 考えていました。
「命を持って 命を育てる」 おばあちゃんも 言っておられました。
「産地も 産地 産地直送 新しい 命を頂きます」
「そんな言ってくれると嬉しいよ」と おばあちゃん
「取れたて芋の 小さいのから食べんさい」と簡単美味しい 親芋 小芋
調理方法と残った分の保存方法と 往年の生きた知恵のご指導を頂きました。
おばあちゃん Fさん Hさん ありがとうございました。
掘りたての新鮮里芋 新しい内に頂きまーす。