何かの情報を得たり、誰かの本やブログを読んだ時、その人の年齢によっても捉え方は全く異なってくることを感じています。
今はネットの世界では、発信者も受信者も様々な年齢や状況の方が、やりとりをしています。
少し前とは全く違う世界が展開していると思います。
それでも、年齢による成し遂げるべき課題のようなものは、ある程度まだあって、若い人とは全く違う価値観を持っている自分がいます。
かといって、一昔前の私の年代の人が考えていたこととは、また違います。
どんな人生を生きてきたか、問題が起きた時、どのように対処し、乗り越えてきたかで、同じ50代でも、見える世界も内面世界も全く違ったものになっているでしょう。
今は自分と過ごすことほど心地いいことはないと思っています。
一人で本を読み、一人でヨーガをやって、一人でくつろいでいる時間は至福です。
家族の世話は必然的にやらなければならないことがたくさんあるので、退屈とは程遠い毎日です。
忙しく、気ぜわしい毎日の中にあっては、テレビや新聞の情報も心をかき乱されるだけなので、一切断ちました。
どうでもいい情報に振り回されていると、本来繋がらなければならない、自分の魂とどんどん離れていきます。
「風の時代」と言われますが、実際には、2021年も嵐の吹き荒れる年になりそうです。
初詣客の様子をチラッと見ましたが、世界が混沌とし、コロナで生活に支障が起こり、苦しい現実を生きる人が増えるほど、「苦しい時の神頼み」的な考え方が当たり前になってきます。
しかし、本来、人間の魂は、すべて創造主たる神の分け御霊(わけみたま)であり、自分の中にその神は存在し、心を穏やかに精神を落ち着けて、全てに感謝して生きていれば、自然にその神様が、自分を行くべき道に導いていってくれます。
これは真実ですが、こういった話をしてくれる人も情報元もないので、みんな外の世界に振り回され、もっと苦しくなっているのが現状です。
コロナの心配をしながら、人出の多い神社に行くよりは、一人で、朝の浜辺を散歩したり、林や森の中を歩いたりする方が余程、自分と繋がって、答えを見つけやすいです。
コロナが結局、人間に強いたのは、一人になって、自分と繋がるように、ということだったのかもしれません。
すべてウィルスは、最小単位であるからこそ、世界に変革を起こし、人間を変容させる可能性のあるものです。
今、それがある、ということは、必ずそこに意味があるということです。
人間も自然の一部。生かされていることに感謝し、波に乗りながら、水のようなしなやかさをもって、この時代を生きていけば、きっといつか、振り返った時に、「コロナのおかげで」と言える日が来るでしょう。
一人でも多くの方がそのことに気づいて、幸せな人生を送ってくださることを、心よりお祈りしています。
皆様にとって、2021年が更なる飛躍と成長の年となりますように。