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スキューバダイビングin 沖縄

2023-08-16 19:51:00 | 日記
 8月10日に羽田から那覇空港へ向かいました。

いよいよスキューバダイビングのライセンスに挑戦です。

翌朝7時、フリースタイルダイビング沖縄の権代さんがホテルまで迎えに来てくれました。

57才を快く受け入れてくれたダイビングスクールです。

ダイビングの世界では40代後半でもすでにシニアに入るようで、57才ともなると、ボンベを背負った時点で、もう結構、という人も多いようで、よく頑張ってる、と言ってもらいました。

最初にあらかじめ渡されていたテキストの復習をしてテストです。

半分くらいしか読めなかったのですが、何とか合格し、その後、ウエットスーツを着て、機材のセットにかかり、それを背負って浅瀬の海でオープンウォーターダイバーの講習に入りました。

ボンベの重さ20kgは想像していたよりずっと重く感じました。

まだ台風の影響が残っていて、50cm先までしか視界の利かない中、マスクの中に水が入ってしまった時、マスクが取れてしまった時などの講習を受けました。

コンタクトをしていたので、目をつむっても海水が入って来て痛く、髪の毛もバサバサになって、何も見えない海の中で、初日は、心が折れそうになりました。

何で私はこんなことしてるんだろう・・・

ロープを伝わって3.5mまで潜るのですが、怖かったですね。

マスクが緩かったのかパニックになると鼻呼吸しがちになって、3.5mでもそこに空気はもうない、と思うと逃げたい気持ちにもなりました。

一日講習だと思い込んでいたら、午後はフリーで、これなら美ら海水族館まで行けるかも、とレンタカーを探したのですが、どこもいっぱいで、バス停でバスを待ちました。

ふと通りの向こうを見ると、ニッポンレンタカーの営業所があり、ダメ元で行ってみると、ちょうど一台お貸しできる車がある、とのことで、それに乗って、美ら海水族館まで行きました。

8月は午後9時までオープンしていたので、あの大型水槽の前で、ジンベエザメやマンタの泳ぐのを長い間見ていました。

2日目の講習は別のビーチで主に中性浮力の練習です。自分の肺の空気をコントロールすることで、自由に浮いたり沈んだりできるようにします。

深いところに潜った時、コントロールできずに浮上してしまうと減圧症の危険があり、逆に沈み過ぎてしまうとサンゴを傷つけてしまう可能性もあります。

昨日より視界がきいて、お魚が泳いでいるのが見えます。全然怖がらないで寄ってきて私をじっと見ています。

それが可愛くて、初めてダイビングは楽しい、と思いました。

午後は沖縄ワールドに行って鍾乳洞や植物園の見学をし、守礼の門と消失してしまった首里城に行きました。

お店が閉まる8時までに車を返す予定が間に合わず、一緒に行った息子は、私がモタモタしていることと、何でも無理って言うから無理になるんだと批判していましたが、明日返せばいいと思っていました。

船で離島に行く予定だったのですが、帰りの便がどこもいっぱいで、結局3日目も車で行ける離島に行きました。

車を借りて置いてよかったわけです。

3日目からは、別のビーチでアドバンスのコースの講習に入りましたが、私が中性浮力ができていないので、水深5mのあたりを泳ぎ、中性浮力の練習です。

GoProを持って入ったら、注意力散漫になって、気づいたら浮かんでしまっていました。

「明日はボートで慶良間に行きます。ディープダイビングの項目はアドバンスの必須なので、20mまでは行きます」と言われ、さすがに焦り、息子に訊くと、肺に息がなくなるまで深く吐いてそしたら少し吸ってまたゆっくり、全部吐いて行くと自然に沈んでいく、と教えてもらいました。

「中性浮力もできないのにカメラを持って行くなんてってお母さんに言っといて」って言われたと息子に言われ、命の危険も感じていた私は、明日はカメラは置いてダイビングに集中しようと思いました。

翌朝、部屋を出て、迎えを待っていた時、景色だけでも撮ろう、と部屋に戻りGoProを持っていきました。

慶良間諸島までボートで30分くらいだったでしょうか。

ボートダイビングは船の中から、大きく一歩踏み出して海に入るのですが、大きく踏み出さないとかえって危険と分かっていても、怖くて小さく足を出すことしかできなかったので、次回への課題です。

1本目。息子に教わったように呼吸をしたら、ゆっくり沈んでいきました。

20mまで行ってディープダイビングは合格です。

2本目はウミガメの場所にダイブするというので、カメラを持っていきました。

たぶん撮れていたと思います。魚の群れの中を泳いでも、彼らは怖がりもせず、私はその中を通っていきました。

水族館で見るのとは全然違う、海に潜ったら自分も海の仲間の一員なんだと思いました。

3本目。運が良ければマンタが見られるスポットです。水底に着底して、そこからマンタを見ます。

ドリフトダイビングで、水底は流れがありませんが、真ん中あたりは潮の流れが速くつかまったら、流されてしまいます。

権代さんが、私をサポートして入ることとなりました。

大きな岩のところにマンタが来ます。そこをマンタが旋回しています。

権代さんが私をマンタの目の前まで押してくれました。目の前でマンタを見て撮りました。

権代さんが、「マンタを、見るために、ここまで講習して来たようだね」と言いました。

ここまで習って来たスキルがなければ、マンタには遭えませんでした。

それでも初回からマンタに会えるなんて、ラッキーだということです。

思い切ってここまで来た私へのプレゼントだったと思っています。

その日の夕方、ダイビングショップに行って、マスク、シュノーケル、ブーツ、フィンを購入し自宅まで送ってもらうことになりました。

翌日離陸まで時間があったので、セーファーウタキという沖縄イチのパワースポットに行きました。そこから神の島と言われる久高島が見えます。

久高島行きの港は私たちのいる反対側で、時間がなく、渡れませんでしたが、いつか行ってみたいと思います。

2時離陸予定が3時になりましたが無事に帰って来ました。

滞在中ずっと良い天気でしたが、帰る頃雨が降り出しました。

20才の時、沖縄を訪れた時は台風直撃で、沖縄を去る頃晴れてきました。

それを思うと感無量です。

私の心が晴れだから晴れるんです。

帰りの飛行機の中、観たかった「雀の戸締り」を観ました。

人の重い心が後ろ戸を開けて、地震を引き起こす。

みんなの心が明るくて暖かくて軽かったら、災害も軽いものとなります。

今のこの天気は浄化です。目の覚めた地球さんが汚れてしまったところを、自分で洗い流してキレイにしています。

今年のメインビックイベントも無事、修了しました。

来月からは温かい間は月1ダイビングを目指し来年はレスキュー講習を受けて、アマチュア最高峰、マスターダイバーを、目指します。

素晴らしい海の世界に、誘ってくれたすべての人、すべてのこと、すべてのもの、すべての機会に心から感謝しています。