ぼちぼち日記

シニアの暮らし方や思い、猫たちのことなどをマイペースで記録しています。

友だち。

2023-01-03 18:07:56 | 暮らし
映画を誘ってくれた友だちと帰りは韓国料理の店でランチする。
韓国人の彼女とはもう30年近くのつき合い。
そもそもなんで知り合ったんだっけ?という話になって、
熱を出して独りぼっちで寝ていた時に、風邪薬をアパートに持ってきてくれたのが私だったと話してくれた。
日本人の船乗りの夫と結婚して日本で暮らし始めた彼女は、一人で過ごす時間のほうが長くて心細い日常だった。だからとても嬉しかった、と。
もう覚えていないのだけれど、立場が違えば私もきっとそう思ったことだろう。



パートナーが定年して毎日家にいる生活となった今、お互いの文化の隔たりなど、様々な問題が彼女に立ちふさがっている。
もう若くないし健康でもない。
着陸地点はどこなのか。いつも不安だと語っていた。


私に出来ることはそう多くないかもしれないけれど、こうして横にいて話を聴くことはできる。
助けが必要な時にいつも名前を想い浮かべる友人の一人でいたいと願っている。
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心に残ることば。

2023-01-03 17:48:52 | ことば
「私が美しくしたんじゃない。世界は美しい。あなたが教えてくれた。忘れないで。つらいことばかりでもがき苦しんでも世界は美しさで満ちている。それを捉えるのよ。見つめて。多くの人と分かち合って。あなたはプリズム。人生の光線を屈折させる」


君が世界を温かく優しい、美しい場所にしたと感謝するウェインに、病床の妻エミリーが語りかけた言葉。

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ルイス・ウェイン

2023-01-03 17:13:33 | 映画、音楽
正月休みの最終日。
友人に誘われて映画を観に行く。
この映画は実話で、ルイス・ウェインという画家の生涯を描いたもの。

たった一人の女性と猫をこよなく愛したが、晩年は精神疾患を患い、療養病院で亡くなった。
常人では考えられない発想や行動に驚きながらも、彼が描いた数々の夢のある猫の絵に魅了された。


登場人物の言葉や映像が美しくて、間違いなく私にとっての大切な映画の一つになるだろうと思う。


機会があれば是非観てほしい映画だ。
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得るもの。

2023-01-03 08:54:56 | 家族
例年のごとく、年末年始はあっという間に過ぎていく。
暮れには長女夫婦の帰省に加え、今回は次女の婚約者も来てくれて、記念すべき年になった。


コロナ感染者が増えており面会制限のかかっている施設も多いなか、娘たちと共に老人ホームにいる母にも面会できたことが嬉しかった。


整理したいと思いながら時間が足りず紙袋に入れてそのままにしていた写真。年末に取りだし、改めて歳月の流れに驚く。
写真に写っている母は、今の私のよう。そして写真の中の私は、今の娘たちのよう。
笑顔で、元気で、どの写真にも長い未来の時間が約束されていて、少しずつ失っていくものがあるなんて、想像もしていないような顔。

長女夫婦は彼の実家で過ごした後、今日赴任先の韓国に戻っていく。
次女は、今月中旬には大阪の彼と新しい生活をスタートさせる。


人生は、次々と生み出されるものたちと希望で出来ていると信じていた?
実は幼い頃から、喪失の連続でもあると気づいていたような気がする。
喪失には悲しみや胸の痛みが伴うけれど、決して悪いものではない。




私達は、失いながら新たな何かを得ている。
そのことを、今年も大切にして生きていきたい。

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