例年のごとく、年末年始はあっという間に過ぎていく。
暮れには長女夫婦の帰省に加え、今回は次女の婚約者も来てくれて、記念すべき年になった。
コロナ感染者が増えており面会制限のかかっている施設も多いなか、娘たちと共に老人ホームにいる母にも面会できたことが嬉しかった。
整理したいと思いながら時間が足りず紙袋に入れてそのままにしていた写真。年末に取りだし、改めて歳月の流れに驚く。
写真に写っている母は、今の私のよう。そして写真の中の私は、今の娘たちのよう。
笑顔で、元気で、どの写真にも長い未来の時間が約束されていて、少しずつ失っていくものがあるなんて、想像もしていないような顔。
長女夫婦は彼の実家で過ごした後、今日赴任先の韓国に戻っていく。
次女は、今月中旬には大阪の彼と新しい生活をスタートさせる。
人生は、次々と生み出されるものたちと希望で出来ていると信じていた?
実は幼い頃から、喪失の連続でもあると気づいていたような気がする。
喪失には悲しみや胸の痛みが伴うけれど、決して悪いものではない。
私達は、失いながら新たな何かを得ている。
そのことを、今年も大切にして生きていきたい。
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