先週母の担当者会議が施設で行われた。退院後サービス内容が変わるので、訪問診療の先生や看護師、ケアマネさんらと話し合う。
来月には新しい介護保険証が届く。
今介護2だけれど、おそらく介護4になるかもしれない。

今の施設を選んだ理由の一つに、料金がそう高くないというのがあった。
しかし、いつのまにかどんどん出費はかさみ、今は当時と比べて5万近く増えている。
例えばおむつ代。
母は何故かおむつを外してボロボロに引きちぎったり、失禁で何度も交換しなければならなかったりで、通常の倍は購入しなければならないことがわかった。
最初は元気な人も、電動ベッドや車いす、訪問看護が必要になる。
施設の場合は、そこのサービスを介護保険限度額のぎりぎりまで使うので、その費用。ほかに訪問診療や薬代、入院時の費用などの医療費。そして施設の料金・・・・。
お金もちの人は何も心配する必要はないが、余裕のない人は、そのあたりのことを予測して将来の親の介護を検討する必要がある。

生活保護にすればよいと言う人もいるけれど、簡単なことではない。
支えられる家族がいるなら、安易に生活保護の選択はするべきではないと思う。
将来のある若い人たちに出来るだけ負担をかけたくない。
私は一人娘で、その点残念に思うのだけれど、きょうだいがいることでかえって揉めることもあると聞くので、まあ働ける間は何とかなるかなと思っている。
ここ立て続けに、友人から沢山のおむつをいただいた。親御さんが亡くなられたり、特養に入ったりで、不要になったから、と。
おむつは高いので助かる。
こんなふうに助けの手が差し伸べられることもあり、介護をあまり深刻にとらえないようにして暮らしたい。
母には毎週日曜に面会に行くことにしているのだけれど、今日は持って行ったプリンを美味しそうに食べて、何と私の名前を正確に呼んだうえに「長女」と、はっきりと口にした。
嬉しかった。