九の国の端から

魂を揺さぶられる何かを、南の国の片隅で探しています

蒼穹の渓風

2011年03月31日 | 心象風景
3月もだいぶ過ぎ、遅れた解禁日
冷たく肌を刺す風が半年ぶりの慣れない身体を震えさせる

手も足も鉛のように重く気持ちばかりが焦って、焦って
いつまで経っても歩を止めようとしない自分が妙に腹立たしく

そして心はもう既に傾きかけていて
冷たい流れに破れたウェーダーの右足は感覚が無くなっている


春はもう来たはずなのになぁ・・・・・


あっ という間に後ずさり


ふっ と見上げた空の空間


両手を広げて


春が主張していた