井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

中継ザッピング

2019年03月01日 | 歴史・政治

トランプ大統領の会見を、オンタイムで全て見た。
各局、ザッピングしながら見たのは通訳の訳し方を
比べてみたかったからだ。東京テレビだけが
中継をやっていず7chを押すたびにCMで
これはこれで、我関せずののんきさで
面白かった。報道枠では後に無論、取り上げて
いたが。

各局、「意外な結果」と報じていたが、私は先の稿に
書いたように金正恩委員長がそうやすやすと自ら個人の命も守って
くれている核を手
放すわけはないと思っていたので、やっぱりね
という感想だった。決裂には、トランプ大統領
留守中の「欠席裁判」も噛んではいよう。
留守中にやらかすか、と背後撃ちに日本の
誰かの顔が脳裏をよぎった。
トランプ大統領はそこそこの成果を得て、
あわよくばノーベル平和賞候補の肩書を
飾りに次の選挙戦への材料にしたかったのだろうが、
背後撃ちをくらって交渉のハードルを
上げざるを得ず、金正恩委員長もそこそこで
手を打ち制裁解除という獲物を土産に
帰朝したかったのだろうが、米国における背後射撃の
煽りを食らい、わざわざ鉄路を使った
演出も水泡に帰し、帰りはさぞしんどい60時間の長旅で
あったろう。

トランプ大統領が金正恩委員長を称えるのは
THE外交という意味で、しらっと許容範囲で
あったが、ヴェトナムの人達が無邪気に
北朝鮮の国旗を沿道で打ち振るのには、これも
お付き合いと思いつつも、微妙に
抵抗感。ハノイの知名度が上がったことへの
お礼なのか。
ちょっと視点を変えると、韓国を含め皮算用を腹に置いた
たぬきさんと、それに対するきつねさんたちの
動きにふと笑ったりもする。

同時通訳の人達の声を聴き比べていると、性格まで
何となく解かるのが面白かった。この人、
底意地が悪く冷たい人だな、という声音の人がいた。
滑舌良く、声音も好感を持てたのが日本テレビ系の
人である。

映像は、質問者まで映し出すNHKが一番良かった。
中継という点に関しては。