井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

これがレーダー照射の真実か?

2019年03月02日 | 歴史・政治

「窮鼠猫を噛む韓国」として拙稿をアップしたのが
1月9日のことである。https://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/e48ce41e2acb00644c6c530e9daaebfa

この文章中、私はレーダー照射の原因となったのは単なる漁船ではなく、脱北の韓国要人であった可能性について触れた。

以下、拙文中より該当箇所の抜粋である。

それにしても、解せぬのが日本の排他的水域での北朝鮮の遭難木船に韓国の
警備救難艦と共に駆逐艦が両者仰々しくあい揃っての通常ならあり得ない
素早い救助活動であり、これが
単なる遭難船でなかろうことは、容易に想像がつく。

韓国が嘘に嘘を塗り重ね、貧相な反撃もどき動画を7か国語もの
字幕を付けての拡散、頑として事実を認めずあまつさえ

高圧的に日本に謝罪を求めつつ、しかし防衛省が動画を公開するまでは、
水面下で公表の中止を求めるなど、胡乱さの根本には北朝鮮があると
これも想像がつく。

推察されるのは、三つの可能性である。

1 国連で禁止された物資の受け渡し、すなわち「瀬取り」の可能性。

2 能登半島が目と鼻の先であったことから、日本へ不法上陸を目指した工作船の可能性。

3 北から脱出の、北朝鮮要人を乗せた船であった可能性。

上記3つのうち、いずれにしても北朝鮮から文在寅大統領への
要請であったと仮定するなら、警備救難艦と共に駆逐艦と
通常はあり得ない素早い両艦の出動にも韓国が頑として火器管制レーダーを
照射したことを認められないことにも、
説明がつく。

もし、韓国海軍まで出動してのこんな迅速な救助活動が日常なら、
日本への漂着船がわずか一年ちょっとの間に100件もあろうはずが
ないではないか。(以上)

瀬取りを行うのに、わざわざ能登半島と目と鼻の先の海域である
必要はないので、2か3であろうと考えていたのだが、
3説を採っているのが、ジャーナリストの近藤大介氏である。

 http://news.livedoor.com/article/detail/16092032/

近藤氏説の概略を記せば、以下である。
金正恩委員長が某所を視察中、朝鮮人民軍による暗殺未遂事件が発生。
主犯格の軍人たちの大半は捕らえられ処刑されたが、逃げた5人がいて
それらが日本に向け亡命を計った。

自分たちで追いきれない北朝鮮は、文在寅政権に拿捕を依頼。

・・・・と、いうのが近藤氏の見解である。
この視点に立てば、それぞれ管轄の異なる海洋警察庁の警備艦と、韓国海軍の駆逐艦『広開土大王』まで駆り出された理由の説明がつく。
管轄違いの船の同時出動は、大統領命令以外にあり得ないだろう。
自衛隊や海上保安庁が救難信号を受信していないのに、なぜ日本の排他的経済水域(EEZ)内で、韓国駆逐艦と韓国海洋警察の警備艇が北朝鮮船のSOSを感知したのか、という疑問もこれでクリアである。

となれば、自衛隊のP-1哨戒機に追い詰められてのレーダー照射に
説明がつく。近藤氏によれば「逃亡を図った朝鮮人民軍の兵士5人は、一人がすでに死亡していて、残り4人は飢餓状態にあった。そこで4人の緊急手当てをした上で、翌日、板門店まで連行して、北韓(北朝鮮)側に引き渡した」

板門店は、朝鮮半島中間部に位置、朝鮮戦争停戦のための軍事境界線上にある地区である。

要するに、韓国側が説明していた難破船の「救助」活動ではなく、
北朝鮮からの要請を受けての「拿捕」であった、と。

これが事実なら(これが真相に近いと私は思っているが)、これまでの
韓国の二転三転する嘘、そこをつかれると居丈高に日本を非難した
やり口の汚さが、より際立つようである。
政府も、軍人の脱北であったという見解に概ねあると近藤氏は
述べるのだが、これでも政府はレーダー照射事件をウヤムヤに終わらせる
つもりなのか? 一連の韓国の常軌を逸した日本毀損に対して
国民がなぜこうまで忍耐を強いられる?
フッ化水素の対韓国輸出を認めないだけで、韓国は
ギブアップするというのに、いっこうに腰を上げない政府、
そのもどかしさ、情けなさ、不可解。悔しさに歯噛みしているのは
私だけではあるまい。