今日だったか昨日だったか、一仕事終えてボーっとしているのに加えて
昨夜たくさん飲んだので定かでないのだが・・・・・
デーブ・スペクター氏のテレビにおける発言が、ひっかかった。
デーブは、昔年賀状のやりとりをした程度には面識があるし個人的反感は
まるでないのだが、どうもGHQ仕込みの自虐史観を鵜呑みにしている部分があるのではないか、
と感じる発言がたまにある。
今回耳にしたのは「日本は歴史を美化するところがある」
これを聞いたのは初めてではない。
私なら話の流れを断ち切っても「聞き捨てならない」として訊き返す所。
「一体、日本が何をどう美化しているのか」と。
おそらく、戦争についてではないと思う。戦争美化は基調としてなされてはいない。
「囲まれ追い詰められての開戦であった」という程度のことならいうが、美化というほどではなかろう。
とすれば、強制連行か。
あるいは慰安婦か。
もしそうなら、デーブは勉強不足、稼がせてもらっている日本に無礼であろう。
誤変換他、後ほど
小生もデイブさんには悪意も反感もございませんし、御本人なりに、親日的な立ち位置のおつもりのようで、常にユーモアや暖かさを感じるだけに寧ろ好感を持っている事を前提に・・。
デイブさんは、政治・国際問題に関しては、どうしても母国・アメリカ側にばかり立たれて、発言なさる傾向が強い印象ですね。
具体的には、小生の記憶するだけでも、古くはレーガン政権のグレナダ侵攻にも肯定的意見で共和党支持を推察、
1991年の湾岸戦争に対しても、当時、テレビ朝日「朝まで生テレビ」で全面支持意見、
2003年のイラク戦争も全面支持、
TBS 「サンデージャポン」では、同席のテリー伊藤さんから中東問題への認識・見解を問われ、
ひたすら、フセイン政権への批判だけに終始され(それ自体は小生も否定しませんが)
大量破壊兵器の存在・是非を飛び越えて、先制攻撃の必要性ばかりを主張。
テリー伊藤さんは「デイブのような普段冷静な人間でも、何故こういった問題になるとアメリカ側の視点ばかりになるの?・・」旨、悲しい顔をされていましたね。
先の大戦に関しては、先生も御指摘されておられるように、典型的なGHQ 史観で、昔から同じ趣旨の御発言をされていたと記憶しています・・。
只、殊更擁護するつもりはありませんが、
小生も御尊敬する民族派の亡き野村秋介先生とも親しくされていて、生前の野村先生にデイブさんは「野村さん、日本のマスコミが世界で一番反日的だよ」旨、嘆いておられたそうで、
野村先生は「GHQ が日本を骨抜きにしたから、いい迷惑だったよ」旨、お返しすると苦笑されていたそうです。
総合的なデイブさんの見解としては、「自分は心から日本を愛しているつもりであり、日本での生活が充実、日本人は自国にもっと誇りを持って欲しいし、必要以上に日本を貶める左翼的な報道には嫌悪感、しかしながら、先の大戦は日本に素直に反省して欲しい」旨の御意見のようです。
まぁ、アメリカ人の方々の一般的歴史観自体が難しい問題ですが、井沢先生のように知性があり、デイブさんと御面識のある方々が直接進言してくださったり、率直な意見交換の場が設けられれば、デイブさんの認識・御意見にも今後変化が起きるかも知れません・・。
只、現在保守派から支持を集めているケント・ギルバートさんにも同じような傾向は若干ございますし、ケント・デリカットさん、ダニエル・カールさんら日本で著名なタレントさんの方々は大抵同じような趣旨の御意見を発言なさっていましたね・・。
私達日本が冷静に具体的に意見を述べて理解して頂くしかないのかも知れませんが、良いか悪いかは別にして、それだけ外国の方々は自国に一番誇りと自信を持ち、日本のメディアで自分達の国側の主張をなさるという事実でしょうね・・。