井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

母を憎むあなたへ 1

2016年04月10日 | 親子関係からくるトラウマ

世の中に母親を憎む人は案外多いものです。

長引く蕁麻疹を治したくて、今漢方の先生のところに通っていて
随分良い方向に向かっているのですが、この先生は
疾患も「心因性が多い」と主張していらして、お話を
うかがっていると、西洋医学でも最近は心因性のは
病気があることが指摘されていますが、西洋医学が
思っている以上に心因性、心に原因のある病気が
多くはないだろうか、と思います。

霊感もある先生で、私の心の状態は面談2分程度で
さっくり指摘され、実にその通りで大変興味深くそれからの
お話を伺ったのでした。

心因性の病気の大きな原因の一つに、幼児期における母親との
関係性があるそうで、これは私も長年の見聞から
首肯します。

肉体的な暴力を受けなくても、母親による言葉や態度による虐待は、
その子の一生に、暴力を振るい続け精神的、肉体的に
痛め続けます。そして本人も当の母親も、そのことに気づいていない
ケースも多いのです。

また母親自身が、虐待したという自覚がないことがほとんどです。
肉体的暴力があってすら、「しつけ」と自分をごまかしています。

これは信じようと信じまいとのレベルでしかありませんが、
前世で仇敵同士が親子になって、カルマの解消を試みる
こともありそうです。

怪しげレベルの話はともかくとして、子供の頃親により受けた傷は、
大人になっても癒えません。
インナーチャイルドと言いますが、60歳になったところで、
心の奥底で母親に傷つけられ、泣いている子どもは
2歳、3歳、4歳・・・・・・のままなのです。

理性で処理しても、心の奥に隠れている「内なる子」は
いくつになっても、泣き続け救いを求め続けています。
幼児にとって母親は全宇宙です。その宇宙から拒絶され、
ないがしろにされた子は、生涯自分を許しません。
生まれてきた自分を受け入れられません。
幼い子は母親にいたぶられても、自分が悪い子だから
と思い込み、それは成長しても心の奥底(おうてい)では変わりません。

仕事に体調に恋愛に結婚に、母親の「暴力」は影響を
ふるい続けます。

不幸なことに、母親による傷を訴えても世間は聞き入れません。
いい大人が、何を、とかあるいは「誰でも親とはうまくいかない」など
問題の矮小化をされ、精神的セカンドレイプを受けてしまいます。
世間の一般的な感覚は、親が子を憎むわけはない、子が
親を憎むわけがない、というものです。
報道で知っていてもそれは特殊事例だと思い込み、実は身辺に
程度の差こそあれ、親の虐待に傷を受けている人たちは多いのです。
ところが一般的な人々は、それを受け入れると何かしら自分の
価値観が揺らぐと思われるのか、奇妙なくらい強固に被害者である
かつての子たちの訴えを退けます。
そしてついには黙りこんだまま、幼い子は肉体だけ老いて行き、
母親を許せない自分を責めたままこの世を去ります。
何か、しっくり行かなかった人生の全てを自らの責任として。
そう、その頃は亡き母親の年齢を越していることも多く、
よもや今更母親のせいで、自分の中の何かが歪められ、
そのために、人生にどこかしらひずみが来たことを、自覚ないまま
この世を去ります。


即座に分かり合えるのは、同じ体験者同士ですが、これは
どういうものか、同病同士分かり合っても癒やしにはならないのです。
第三者が、あなたのせいではない、自分を責めることはないんだよ、
と受け入れてくれた時に、少しずつ癒やしが始まります。

伴侶がそういう体験をふと漏らした時、どうぞ批判無しで黙って
耳を傾けてください。そして一言「あなたが、きみが、悪かったのではない」と
言ってあげてください。その瞬間にゆるやかではありますが、癒やしが始まります。
他者の理解の中でも、とりわけもっとも身近な他人の受け入れが、孤独と自己拒絶の淵からパートナーを救い上げます。どうぞ、そうなさってください。

親との関係でトラウマを持つ人は、親を許す努力は必要ありません。
おそらくそれは、一生不可能で新たな自分への責めの材料にしか
なりません。許せれば最高ですが、おおむね無理だと思います。
傷つき心から血を流しているのは、今のあなたではなく、
数十年前の親しか頼れなかった精神的孤児としてのあなたなのですから。まず、自分を許してあげてください。あなたに非はありません。

親に冷たい言葉を浴びせられたのは、鋭い言葉の刃で
心臓を刺し貫かれたのは、また叩かれたのは、タバコの
火を押し付けられたのは、あなたが悪い子だったからではありません。
悪いのは親のほうです。その親もまた、親の愛を知らず子イジメの
連鎖が続くのですが。

妊娠中に堕胎を考えた母親の子は、一生をかけても母親に
復讐する、と聞いたことがあります。
お腹の中にいても、人の声は聞こえているわけだし、肉体的に
密着してつながっている母親の思念を、胎児が受け止めていると
いう考え方じたいはさして奇異でもないでしょう。

とても具体的な例をつぶさに見たことがあり、私は上記の説を
半ばはあり得ると思っています。その人が妊娠中に中絶を
考えたことも知っているし、そしてその子が長じてから
母親に壮絶なまでの復讐をして、これでもかと叩きのめしたその有様も
まざまざ、見ています。そして、母子ともにそのことには
気づいていないのです。

また幼児期に母親から肉体的な暴力を受けた子に、まだ
幼い頃に会ったことがありますが、その子はしだいに
心を不安定に壊していき、間もなく成人になるのですが、
そのうち母親を殺めるのではないか、
と身近の人に言わせるような不安定な状態になっています。

母恋いが反転すれば、この上ない悲しみとなり、悲しみは強い
憎しみに再反転します。

母親(あるいは父親)により傷を受け、苦しんでいる方、
私でよければ聞かせて頂きます。コメ欄に「公開しないでください」と
表題に入れ、思う存分書いて怒り、そして泣いてください。

あなたが、悪いのではありません。

あなたを愛し、100%受け入れてくれる人が
どこかにいます。


28 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
総太郎さん (井沢満)
2016-04-10 16:34:18
差し支えなければ、非公開であなたのメアド、使い捨てで
いいので、教えてくださいませんか。
理由は単純で、折り返し私のメアドをお送りして、この間撮って頂いた画像を拝見したいのです。
返信する
Sさま (井沢満)
2016-04-10 19:13:16
思わず微笑みました。そんなこと・・・と言ってはなんですが傷になんかなるものですか。
虐待母というのは「私は悪くない」と言いはるのです。
傷ができるほどの暴力をふるってさえ。
こまごまと後悔するお母さんが、虐待なものですか。

気になるようならあの時叩いちゃった、ごめんね。と
サラッと言ってしまえばいいかもしれません、
言えれば・・・・
あるいは、メールでも書いて謝罪。それは出さなくて良いです。心のけじめのための儀式みたいなものです。


返信する
ありがとうございます (saltvino)
2016-04-10 20:12:51
いつも勉強させていただいています。この記事、有り難くて涙が出ました。
40過ぎて自活してなお、母親が大嫌いだったと、母親の感情の調整弁にさせられてきたと気付き、この葛藤をどうするか、何から整理すればいいのか迷っています。しかし、やはり許せないものは許せない。そういっていいんだと、知識人の方が書いてくださるのが、とてもありがたいのです。何を書けばいいのかまだ書けませんが、お礼を伝えたくてコメントさせていただきました。
返信する
saltvinoさん (井沢満)
2016-04-10 20:27:58
公開でよろしいのですか?
葛藤する必要はありません。
無力な子どもの心を震わせた
大人が悪い。単純にそういうことです。
あなたは全く悪くありません。
虐待母が必ずいう言葉、「あなたがそんなに
いい子だった?」と。
2歳3歳にいい子も悪い子もありません。
親が作る作品が子どもです。
無理に許す必要はありません。
葛藤が生じます。まず自分を許すことが先決です。
子どもは長じてもなお自己処罰し続けるんです。
健気に子どもは親をかばうんですよ、幼いころは。
自分が悪いからお母さんが怒るんだ、と言って。
それが訳知りになってからの子供の心の底に
尾を引いています。
返信する
御無礼致しました! (総太郎)
2016-04-10 20:59:22
井沢先生、先程はありがとうございました。

あの時、三田様の御主人・高橋康夫様とは気付かず、大変御無礼致しました!
今になって「そういえばあの方のお顔は!」
と絶句しております。
お世辞ではなく、高橋様も心より御尊敬する方!
NHK時代の素晴らしい作品に感動したファンとして、くれぐれも宜しくお伝え下さいませ。

確か「夜明け前の」製作指揮も高橋様だった記憶!
大河ドラマ「黄金の日々」や
「阿修羅のごとく」の演出も素晴らしかったですね(^_^)
私事ですが、昨年の6月に殺陣師の重鎮であり、大河ドラマにも多大な貢献をされた俳優の林邦史郎先生にお目にかかり、暖かい御言葉を掛けて頂いたのですが、その際「黄金の日々」の話題となり、林先生曰く、高橋様がいつも現場でユニークなアイデアを提案される拘り派だった事、等々(^_^)楽しい思い出を伺ったばかりだったんですよ・・。

それから僅か数ヶ月後の11月に林先生が御逝去され、言葉を失いました・・。

高橋様のお写真・映像も何度か拝見した事があったにも関わらず、愚かにも気付かず改めて御無礼、心よりお詫び申し上げます。
あの時、気付けば直接、林先生の暖かい生前の御言葉を高橋様に直接お伝え出来たのですが・・!

故・丹波哲郎先生も、高橋様の暖かいお人柄を語り、信頼されていましたね。
恐れ入りますが、井沢先生から高橋様に宜しくお伝え頂ければ幸いです。

井沢先生、高橋康夫様、そして天上の林先生に感謝の気持ちを込めて改めて厚く御礼申し上げますので、こちらのコメントは是非公開して頂ければ幸いです。
返信する
ありがとうございます (井沢満)
2016-04-10 23:10:48
公開、非公開で頂くコメントに私自身が
学ばせていただいていて、ありがたいことに
思っています。

たとえば父親からの性的虐待などでも私は
受け止められますので、この機会に吐き出して
ください。その場合は非公開と、必ず添えてくださいね。

母親の性的場面を見てしまった、ということも
インナーチャイルドの心には深い傷を残しそうです。

何を聞いても私はたじろぎはしません。
さまざま見聞してきました。

第三者に吐き出すことが、癒やしへの第一歩です。
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非公開で質問を下さった方へ (井沢満)
2016-04-11 05:50:54
ご自分のみ責めていらしたなら、生きる上でまた
体調で影響を来している可能性がありますね。
私はそこは専門家でないので、分かりませんが。

漢方の先生はこちらです。

http://kiokio.net/
返信する
ありがとうございます (saltvino)
2016-04-11 07:08:57
公開で結構です。なかなか人様に分かっていただけるようには、詳細はまだ書けませんので、さわりは公開で構いません。親は子を嫌っても、生まれてこなければよかったと思っても許され、子はそれを許されないというのは理不尽だなあと思います。
返信する
非公開で (井沢満)
2016-04-11 13:37:38
続々とコメントを頂戴しており、ああやっぱり多いなぁ、と思っています。

また、思わぬことに、自分は虐待をしたのではないか、と考えるお母さんのコメントが一つではありませんでした。個々ケースが違うので一括したことは言えませんが、そういう人はご自分と赤ちゃんの頃からの自身とお母さんとの関係、父親との関係をじっくり振り返って見ることを提案します。
振り返る最中に苦しくなったり怒りがこみ上げてどうしようもなくなったら、そこで止め、また別の日に記憶を辿ってみられたらいいのかもしれません。
子への虐待は自分のせいではなく(責任逃れという意味ではなく)、ご自分と母親との関係性が引き起こしたことかも知れず、もしそこに気づいたらまず自分を許すことから始め、そこのステップを通過したら、今度はお子さんに何らかの形で後悔していることを伝え、謝罪をなされば良いと思います。お子さんへの謝罪は自分を開放することでもあります。


書き込みいただいた内容には質問してみたいこともあり、また声をかけて差し上げたいこともあるのですが、非公開前提なのでそれも叶いません。

思いついたことは再度書いてくださって構わないので、
全部吐き出してください。

あと、漢方の先生によると虐待を受けた相手に手紙を書くと治癒の一環になるそうです。その手紙は出さなくてよいのです。
返信する
ありがとうございます。 (はちこ)
2016-04-11 16:23:54
今朝ほど、非公開でコメントを入れさせて頂きました。ザックリとでしたが、井沢先生にお伝えした事で、改めて自分の深い思いと向かい合う気持ちになりました。もう今は亡き母ですが、とにかく強烈な人でした。未だに母の精神的な呪縛からはまだ、解かれてはいません。程よい距離感を持って、人と付き合う事の出来ない人でした。虐待はありませんでしたが、精神的に振り回されっぱなしでした。良いお手本が無いので、自分が母となっている今、娘との距離感の保ち方や、愛情の伝え方に日々悩んでいます。

今回、井沢先生がこの問題を提起して下さった事で、母との問題で悩まれているたくさんの方が、私の様に、少しでも癒される事を願います。久しぶりに良い事も、嫌な事も、色んな事が思い出され、涙しました。まだまだ、母との確執から解放されるのには時間が必要なようです。それでも、前向きな気持ちになれた事を、井沢先生に改めてお礼申し上げたいと思いまして、再度コメントを入れさせて頂きました。本当にありがとうございました。
返信する
はちこさん (井沢満)
2016-04-11 17:14:14
公開してよろしかったのでしょうか。

お母様への思いは、これから少しずつ開放されていけばいいと思います。対母親は骨絡み、からみつくので一気には無理ですね。
全国には同じような問題を抱えた人たちが、孤独に悪戦苦闘されていることと思われます。

そういえば・・・・ある著名なドラマ関係の女性の方とお話している時「母を、打擲したかった」と亡き母上のことを語られていました。もっと突っ込んで伺っておくべきでした。ひょっとして母対娘のほうが傷がざっくり深いかなあ・・・
しかし男の子も甚大な影響を受けるので・・・・どちらがどうとも言えないか・・・
ただ男女差が何となくあるような気はしています。
どこがどうと、まだ分析出来ないけれど。

返信する
温かいお言葉 (はちこ)
2016-04-11 17:35:13
井沢先生、温かいお言葉をありがとうございます。公開、もちろん構いません。そのつもりでコメントをさせて頂きました。

母と娘は同性であるが故に、遠慮も無くなり、女性はそもそもキツイので、シビアになります。私も、父に対しましては前世でも縁があったのでは?と思うほど、口に出さずとも、お互いの心情を、分かり合えていた様に思います。同性同士の身内での確執は、根が深いのは確かだと思います。
返信する
非公開の方々へ (井沢満)
2016-04-11 22:35:04
いろんな方の思いに接してありがたいことに
思っています。親との関係は憎しみも
恨みもそのままでいいと思います。
親を憎み怒り軽蔑するのは理由があるのだから、
そう感じる自分を受け入れ、葛藤は止めましょう。
格闘すると疲れるし、心からの許しは何十年かけても、ほぼあり得ません。ないなら、そんなものいいので
どうぞご自分のほうを大切に。
親から開放されましょう。
親がたとえこの世を去っても、憎しみや恨みが絶えることはありません。
それでいいと思います。自分が悪かったわけでなし。
また親もその親との関わりでひずみを来しているのでしょう。
親と子とてしょせん、別々の人格です。
親も、我が身が最も可愛いのです。それでいいと思います。子も自分を自分で可愛がってあげればいいと思います。
クソ親、くそあま、と時には怒鳴って開放しましょう。
死ね、でもいいですが実際死ぬタイミングと重なったら
後味悪そうなので。
返信する
非公開のあなたへ (井沢満)
2016-04-12 01:04:14
はい、私はあなたのようなお話に、びくとも致しません。
心の修羅場はいくつも通りぬけ、また人々の地獄も見てまいりました。

思いつく都度吐き出してください。まだ何か残っているかもしれません。
返信する
お言葉に甘えさせて頂きます (今回は名無しで失礼します)
2016-04-12 01:09:19
井沢先生、お久しぶりです。以前何度もコメントさせて頂いた者です。今回は名無しで失礼します。

本当に先生に聞いて頂いても宜しいでしょうか。。。それが虐待なのかどうか自分では分かりません。鈍くなっているのかもしれません。でも先生の今日の記事胸がきゅーっとなり、気づいたら涙を流していました。良い年して・・・。

先生、まるで駆け込み寺のように、こちらに書きこませて頂くかもしれませんが、よろしくお願いします。
先生の日々が幸多いものでありますように、季節の変わり目ですので、どうぞご自愛下さいますように。お祈りしております。
返信する
今回は名無しで失礼します さん (井沢満)
2016-04-12 03:25:38
何を書いてくださっても、びくとも致しません。
どうぞなんでもお書きください。
気取らず飾らずありのままを。

私はいつの頃からか、風呂屋の番台視線で
人を見るようになっています。
地位権力名声の衣装を剥ぎとって、素っ裸で
その人を見ます。
・・・・だから、どんな裸が衣装の下に隠れていても
ちっとも驚きませんよ。

私の道徳律は僅かしかありません。
人を殺す、騙す、故意に傷つける。
これだけがタブーで、あとタブーは私には
ありません。

近親相姦は遺伝学の見地から子どもが迷惑するのでやめたほうがいいかな、程度しかありません。
返信する
非公開の方へ (井沢満)
2016-04-14 15:11:45
なるほど。

母親が亡くなっても恨みと憎しみは消えないでしょう?
それでいいと思います。
そんな自分を許してあげましょう。

子も親もしょせん、自分が最大に可愛いのです。
動物の生存本能です。別人格なんですから、
切り離しましょう。「血を分けた」などと思い込むと
裏切られます。

合う合わないは、血縁と他人関係ありません。
上手く行かなければ他人より厄介なのが
血縁です。どこかで捨てちゃわないと、身がもちません。

心を持て余すことがあればまた、お書きください。
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2016-04-21 22:33:00の非公開の方へ (井沢満)
2016-04-21 23:52:30
はい、続きをお書きになる気持ちがあればどうぞ。どんなに長くても。

もしご存知なら、あなたのお母さんとその母親(あなたにとっては祖母)の関係、その父親との関係、及び家庭環境などわかると心の開放のキーになることが拾えるかもしれません。

あと、ご両親の関係。兄弟姉妹の有無、なぜ母親が自分のそういう待遇をしたのか、もし心当たりがあれば。
返信する
非公開コメの方へ (井沢満)
2016-04-24 11:35:30
非公開指定でコメントを読ませて頂き、お返事を書いたのですが、狭いコメント欄に
書き込むには長文過ぎて、こちらでお返事させて頂くことに致しました。
http://blog.goo.ne.jp/mannizawa/e/ec8d438afae4810fb3eb11928f87a45d
返信する
2016-04-24 14:07:58非公開の方へ (井沢満)
2016-04-24 20:34:13
心ゆくまでお書きください。これでいい、と思えるまで。
返信する
非公開の方へ (井沢満)
2016-04-29 10:56:22
>連鎖を食いとめるには何をしたら良いのか

お孫さんは女の子? だったら連鎖は当分続くでしょう。
終わるときは、あなたの直系の女性が女性を産まなくなってからでしょう。


だから・・・あなたに出来ることはその連鎖の渦巻きから、できるだけ身を遠ざけて置くことです。可能な限り関わらない、関わらせない。中韓とのお付き合いと同じく、です。

・・・・と私は思います、というごく個人的感想です。
全体の文章を読む前のことでもあるし、《今段階の》単なる感想だと読み捨ててください。
返信する
2016-04-29 12:28:31の非公開さん (井沢満)
2016-04-29 14:08:22
孫娘を取り込んで、他とは距離を置くことを心がけるのが、もっともよいのではありませんか?

孫娘と気があってなによりで、娘さんと多分ギクシャクするぶん、お祖母ちゃんのところに、長じても寄ってくるのではないでしょうか。仲良く連帯しつつ、二人でバリアを張られると良いかもしれません。孫娘さんは無理に結婚することはないと思いますが、しかしお孫さんの人生ですね。
返信する
スピリチュアル (連鎖の渦)
2016-04-30 10:11:54
もし良かったら公開して下さいませ。

母、母の母、娘、娘の娘についていろいろ書いてみて、書くことで思い出したことがある一方、書くことすらまだ出来ない事が沢山あるんですね。

ご指摘の通り、母を憎んだ娘にある、自己評価・自己是定感の低さや現実感の無さ、生きにくさ、スピリチュアル系へのハマり方。私も同じです。

瞑想、ボディワーク、フラワーエッセンス、リコネクション、オホノポノ フローテーションタンク、ヒプノセラピー

30代から40代前半まで、救われたい一心でいろいろやりましたが、何も変わらないです。新興宗教にお布施する同僚を『ふ~ん』って冷めた目で見てたけど、やってたことは大差ないのかなと思います。

効いたかな~って思ったのは『鍼灸』でしょうか。

スピリチュアルとはちょっと違いますね。
ヒーリングでも瞑想でもボディワークでも全く変わらないゴリゴリの身体が少しほぐれたことで気持ちにちょっと余裕が出来たかな。って程度の変化ですが


でも、不思議なことに今回書いているうちに身体がスキッとして、肩こりが軽くなってる自分に気がつきました。

背負いこんだおもいを吐き出せる場を作って下さってありがとうございます。

返信する
連鎖の輪さん (井沢満)
2016-04-30 13:13:26
>瞑想、ボディワーク、フラワーエッセンス、リコネクション、オホノポノ フローテーションタンク、ヒプノセラピー


随分いろいろ試されてるのですね。それだけ開放を求められたのでしょう。ただ、宗教もそうなのですが、これらは、インナーチャイルドの癒やしには無力・・・・と私は周辺事例を見てそう思っています。

一つ「過去世」のワークが抜けていますが、【もしいい誘導者に巡り合ったら】過去世からの連鎖の
原点が見えるかもしれません。見える、知るが開放の第一歩なので・・・

仇敵同士が、やり、やられ、加害被害の役割を取り替えつつ、転生してはカルマの連鎖から抜けだせないでいる例もないではありません。

ただ【  】内にくくったことが肝心です。いい誘導者に巡りあえば、です。

返信する
今さらスミマセン (黄色)
2016-11-06 01:40:31
大好きな大沢樹生さんのDNA問題以降、ずっとブログを拝見させて頂いています。
政治や歴史、その他、知らなかったことばかりで勉強になります。

今さらでスミマセンが…お力を貸してください。

私は3人兄弟の真ん中に生まれました。3つ上の姉、私、5つ下の弟がいます。今回は姉についてです。
初めての子として、姉は可愛がられたようですが、私が産まれてからは一転。姉は元々おとなしい性格だった為、甘えたくても、赤ちゃん(私)に手がかかっている母に、甘えられず我慢してきたようです。母も面倒くさがりだし、すぐイライラする性格だったので、何かを訴えても『うるさい!今、赤ちゃん(私)が泣いてるでしょ!』と構ってもらえなかったようです。内気な姉は、幼稚園にも馴染めず、登園拒否。『幼稚園、明日は、ちゃんと行くか?』と、両親に夜の山に置き去りにされたこともあるそうです。幼稚園でも家でも居場所はなく、辛かったでしょう。そして、待望の男の子(弟)が産まれ、両親の愛情は弟に。私は社交的で明るい性格なので、弟が産まれても、特に変わりありませんでしたが、姉は、更に構ってもらえなくなり、内気に。孤独だったようです。小学校では、担任の先生から『自閉症では?』と母に伝えられたのに『家では普通に喋ってますから』とそのまま。認めたくなかったのでしょう。姉は、自分が両親の愛情を受けれないことに嫉妬。年の近い私に、よく意地悪をしました。私は母にそれを話し、母は姉を叱る…その繰り返し。私は母と同様、姉の事が嫌いになり、弟とは仲いいものの、姉との仲は悪いまま、大人になりました。
そして、私は念願の保育士になり、数年後に結婚、出産。子供のこと、たくさん勉強してきました。私の1人娘は今、5歳ですが、わがまま言いたい放題。もちろんイライラしますが、自分の気持ちをストレートに出すのが子供。小さい頃の姉は、どうだったのかを思い出します。わがままも言えず、親の目を気にして過ごし、どんなに悲しかったか、辛かったか。今、40歳を過ぎる姉ですが、未婚、実家暮らし、未だに親と対立しています。普段は大人しいけれど、突然、キレたり。友達もおらず、休日は家で過ごす。外に出ると、人の目を気にしすぎ、キョロキョロします。昔から母に『こうしたら、人からこう思われるから、こうしなさい』と、よく言われました。なので、人の目を常に気にして過ごす人間になりました。仕事も落ち着きません。ちなみに母は、中卒後、働きに出ています。
母に昔の話をすると『必死になって一生懸命育てたのに!皆、同じように育てた。娘(私)にそんな事を言われたくない』と聞く耳持たずです。私が母となった今、姉の気持ちもわかるようになりました。姉は、娘の事を可愛がってくれるし、今では、私と姉は仲良しです。母には『休みの日、姉とランチでも行ったら?』とか『小さい時の話をされてケンカになったら、素直に認めて謝ったら?』とか、仲良くして欲しいから言ってるのに、絶対に認めないし、『そんなことしても変わらない』と、行動にうつしません。色々言うと、いつまでも悩み、クヨクヨし、なかなか立ち直れず、結局は『そんなことを言うあんたが悪い』と、人のせいにして終わります。

それで、こんな時、これ以上話しても聞いてもらえない時に、母に読んでもらえる本は、ないかなぁと思いまして。いくら言っても私の思いは伝わらず、悲しいです。母が歩み寄れば、姉も満足するんじゃないかと。大人になってから甘えるのは、おかしいかもしれないけど、一緒に料理したり出掛けたり…そんな普通の事で、少しは姉の気持ちも晴れるんじゃないかと思っています。
母に、気付かせる本などがあれば、教えてください。姉は母の事を、本当は大好きなのに、憎しみ合ったまま、人生終わってほしくないです。
姉は、そんな気持ちを一切、話さず、内に秘めています。寂しかったと知られるのが、恥ずかしいんだと思います。
返信する
黄色さん (井沢満)
2016-11-07 02:35:47
少々忙しくて、コメントがどこにあったか探したりしているうちに、遅くなりました。

少々考えさせてください。まずもって、大したお返事は書けないだろうという予感はあるのですが。


親は変わりません。
本を仮に読んだとて変わりません。

自分が受け止め方を変えるか。無視するか。

お姉さまがいまだ親御さんの元から離れないというのも、親御さんが追い出さないというのもなぜでしょう?
世間レベルで言う凄まじい確執でもなさそうですが・・・・? 本気で憎しみがあれば、家を出られると思うのですが?

お母様もそういつまでもこの世にあるわけでなし。
かといって、逝去されたからといって憎しみが
必ず消えるものでもなし。

去られてお姉さまが泣き叫ぶか、淡々となさっているか解りません。自分でも解らない心理を抱えて生きているのが人間なので。夫を憎んでいた妻が、死なれて一転恋しさに泣き叫ぶこともあります。

お姉さまは要するに、母恋いなんですよね。恋しさが反転して憎しみになっているわけなので、単純な憎しみならとっとと、家は出ているでしょう。

あなたと親しく、そしてお子さんを可愛がってくださるなら、それでよろしいのでは?

突き放したような言い方に聞こえたら、申し訳ないのですが私の知る限り、肉親間の愛憎の解決はまずないと思います。諦めが、最大の良薬だと。

「そんなもんだ」と割り切り、達観してあなたが、お姉様をそのぶん大事にしてあげたらいかがでしょうか。

と、書いてしまったら多分、これ以上私が言うべきことはなくなったかもしれません。あればまた書かせて頂きます。

御本ということですが、人それぞれで何が心に響くか解らぬので、お答えはできませんが人生の指南書みたいなことなら、美輪明宏さんが女性と男性、双方の立場を超えて書いていらっしゃるので、もしお母様が美輪さんのファンならいいかもしれません。
拒否なさるタイプであれば、無駄ですが。

あと・・・ご両親はいくつか解りませんが、そう老けているほどでもなく、若くもないというあたりでしょうか。
お姉さまが実家にずっといらっしゃる、ということは家事やご飯作りはどなたが?

今の流れだと、介護はお姉様の手になるのではないでしょうか。それをお母様に伝えたら、「世話にはならん」というタイプなのでしょうか。

トータル、世間の親子の修羅場から見たらそうそう、どうしようもないパターンでもないので、そういう意味ではお気を楽に、お姉様の話をあなたが受け止める側になってあげるだけでいいような気がするのですが?


返信する
ありがとうございます (黄色)
2016-11-07 10:16:27
お忙しい中、お返事を頂き、ありがとうございます。
親は変わらない…そうですね。今まで、このブログでも色んなコメント、アドバイスを拝見し、そんな気もしていましたが…自分の親は、もしかしたら変われるんじゃないか、とほんの少し期待しているところもありました。
姉は、しょっちゅう母と対立し、一度家を出ましたが、家事が全く出来ず、料理なんてもってのほかなので、みるみる痩せ細り…親が『帰ってくるか』と連れ戻した感じです。実家では、母が身の回りのこと全てしています。家事を姉に任せると、時間かかかりイライラするからという理由です。
母は65歳。介護は世話にならない!と言っていますが、結局は実家にいる姉に頼ることになりますね。
今まで私は、親の接し方が悪いから親を変えなくては、との思いが強かったですが、親の事は諦めて無視すること、私が姉を大切にしていけばいいとのこと。そうか…と背中を押され、スッキリした気分です。実家が遠く、娘を連れて帰るのは、お盆とお正月だけですが、その間だけでも、姉が娘と関わることで癒されたり、私が姉の気持ちを受け止めたりして、穏やかな時間を過ごしてもらえたらいいなぁと思います。
世間様の凄まじい確執に比べ、大したことのない問題でした。わざわざ時間を割いて頂き、申し訳ありません。先生にアドバイスを頂けるなんて、何と不思議なことか、光栄に思います。考えが変わる、いいきっかけを頂き、ありがとうございました。
三輪さんの本は、私が参考に読ませて頂きます!
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黄色さんへ (井沢満)
2016-11-07 11:04:22
>親が『帰ってくるか』と連れ戻した感じです

愛は親御さんにはありますね。
愛がないなら、そんな手のかかる娘さんをわざわざ
連れ戻しません。
非常に、失礼かもしれないことを申し上げると、
あくまでも可能性の1つでしかありませんが、お姉さまは
じゃっかん、心を病まれてはいらっしゃいませんでしょうか。
それならそれで、今の均衡が一番良い気がしますが?
親御さんにも今以上のことを望まれるのは、負担がすぎるような気が・・・批判がましいことは、親御さんにも言われないほうが私はいいと思います。出来る精一杯のことはおやりではないでしょうか。

世間の親子の確執では、虐待などざらです。タバコの火を押し付けられたりとか。個々人が個々の体験で、それぞれのレベルで切実なのですが、時々俯瞰で見てみることも必要でしょう。お宅のお母様は、そこまで酷くもないし、むしろ心の底に愛があるように私には思えるのですが。たぶん表現が不器用でいらっしゃるのでは?


第三者が少ない情報で言うことなので、間違っているかもしれません。
そこはお含みおきの上、軽く参考程度になさってくださいませ。

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