井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

時代による価値観

2013年05月14日 | ドラマ
橋下徹氏の発言がきっかけで、またしても従軍慰安婦問題が再燃、
マスコミを賑わしているが、コメンテーターの皆さんが実に
いいかげんで、ご本人が実は解っていないのではないかと
思われるフシもうかがえるので、再度書いておく。

「従軍慰安婦」はいない。強制はない。

日韓双方の調査で、いたといういかなる証拠も見つけられなかった。
自称従軍慰安婦の証言はあるが、内容が二転三転、矛盾に満ちていて
証言足り得ない。

高給による募集はあり、応募者で構成された慰安所は戦地にあった。
しかし合法であり、売春が当時の倫理観で悪いものとはされてはいなかった。

朝鮮人や韓国人が介在した、拉致に近い人身売買があったのは事実だが、
日本政府は関与していない。

現在、強制による慰安婦と、単なる慰安婦の問題がごっちゃに論じられていて、
しかも現在の倫理観でそれらがなされるので、混乱しているが、
強制による従軍慰安婦はない。

第一、慰安婦の大半が日本人であり、しかしその人達はいっさい名乗りでもせず、
問題にもしていない。
それに従軍慰安婦問題を含めて賠償事案は、日韓基本条約で総て解決。
過去を蒸し返してうんぬんすることは、条約違反で国際法の精神にもとる。
これも、コメンテーターたちはいっさい触れない。

更に、今現在日本にいる数万人とも言われる韓国人の売春業の人たちに触れないのも
奇妙な話。売春がさほど悲惨で倫理に背くものなら、韓国政府はなぜ彼女たち、彼らを
放置しておくのか。
売春は、女だけがしているわけではない。女装で、あるいは男のまま、身をひさいでいる
韓国の男たちが日本には多くいる。
韓国人売春婦、売春夫たちはむろん、不法滞在である。

橋下さんは、風俗の必要性をさっくり言い放ってそれが正直なところ。
橋下さんの言葉じたいは過剰であり、また足りず、まずかったけれど。

風俗はおおっぴらに認めるわけにも、いずこの世界でも行かないが、古来よりいずこの世界にもあり、現在も世界のどこにでもあり、兵士相手の風俗は韓国にもあった。
どころか、キーセンというかつては、性の売買がおおやけに認められていた国だ。
きれいごとを言うでない。アメリカの海兵隊もご法度だそうだが、表向きだけ。
風俗を利用しない男がさしているものか。満ちれば放たずにはいられないのが男の
生理である。

橋下さんは、いたって当たり前のことを言ったに過ぎないのに、こうも批判的に
大騒ぎされる。それが従軍慰安婦の捏造を言い立てる韓国でなら解るが、ここは
日本である。濡れ衣である。橋下さんの言説は普通に正しいが、一つ誤っている
点があるのは「謝るべきは謝る」という点だが、従軍慰安婦に関して謝るべきことは
何もない。むしろ、日本が名誉を著しく傷つけられたことに対して、謝って
もうらうべき立場にある。

私がコメンテーターなら、そう発言する。しかし、率直過ぎ、真実を言い過ぎる
コメンテーターは歓迎されない。だから私には1年に1度程度、奇特な番組からしか声がかからず、自主規制しながら、ごく控えめに発言したことがネットで騒ぎになったりする。
けったいな国だ。言論の自由など、少なくともテレビにはない。
あるかのようにふるまい、錯覚しているだけだ。





慰安婦問題の嘘など、ついこの間国会でけりがついたようなものなのに、韓国はともかく
日本のマスコミがなぜ、こうも韓国の顔色をうかがって騒ぎ立てるのだろう。
強制の慰安婦などいない、あるなら「客観的」証拠を出せ、と端的に言い返せば済むことなのに。